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ゲームに関するアレコレ

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ゲームソフトの紹介・攻略、それ以外にもゲームに関連する記事いろいろ。
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記事一覧

『何かしらの世界1位』

 さて2024年7月12日に『40周年キャンペーン』が終了し、7月15日に41周年を迎えたファミリーコンピュータ――『ファミコン』。熱気冷めやらぬまま同じ週の木曜日(一般的なゲームのリリース曜日)には 『Nintendo World Championships ファミコン世界大会』  が発売された。往年の名作ゲームのワンシーンを実際にプレイして、目標達成までのタイムを競おうというソフトだ。ごくシンプルなものから少し時間のかかるものまで、150種類以上の競技が用意されている

ファミコン全国一斉クイズ 最終結果

 2023年7月にめでたく生誕40周年を迎えたファミコンことファミリーコンピュータ。この一年間に『ファミコン40周年キャンペーンサイト』にて様々な企画が開催されてきた。『ファミコン全国一斉クイズ』もそのひとつで、ファミコン本体やゲームソフトなどの知識をクイズ形式で競おうというものだ。期間は2023年7月30日開催の第1回から2024年7月7日開催の第12回まで。約一年間、月一回のペースで開催され、つい先日行われた第12回をもって終了した。  周年記念イベントの中でも特に長期間

『アルゴスの戦士 はちゃめちゃ大進撃』を遊ぶ【ファミコン】

聖地アルゴールに突如として現れた獣王ライガー率いる獣人族、一夜にして侵略された聖地に平和を取り戻すため、遠くアルゴスの地より戦士は蘇る!  ……というのがゲームのプロローグらしい。プレイヤーはタイトル通りに『アルゴスの戦士』となって、聖地アルゴールを横行闊歩する獣人族をひたすら叩きのめしていく。聖地アルゴールやアルゴスの地が何処にあるのかは不明だが、アーケード版のオープニングデモによると舞台は地球のようなので、地球上のどこかにはあるのだろう。  説明書が無いので☝のサイト

今年もバースデイ

 さて先日また年を取った。とくに年齢非公表ということでもないが、誕生日のたびに『ファミコンと同じ年の生まれ』だと言っている気がするので、だいたいそのくらいだと察していただければありがたい。さすがに0歳児でゲーム機を買い与えられることはなかったものの、3歳のバースデープレゼントとして、当時発売されたばかりの『ディスクシステム』とともにファミコンを与えられたと記憶している。というかまだ残っている。  ディスク読み込み用のベルトはおそらく経年劣化で傷んでいるといえ、本体自体はファミ

『岩間さま』を初期レベル(2)で倒す《ライブアライブ・リメイク》

まえがき  S F C版の発売から28年を経た2022年、ついにリメイクされた名作RPG『ライブアライブ』。まずswitch版が発売されたのち、2023年にはPS4・PS5・Steam版も発売された。私がこのゲームをこよなく愛しているのはこれまでにも何度か語ったとおりだ。  熱いシナリオに印象的なセリフ、個性的なキャラクターに魅了されているファンは今なお多く、発売当初は配信禁止区域に設定されていたあのシーンなどは、初めてプレイしたという人には大きな衝撃だったのではないだろ

風来メンタリティ

 先日『風来のシレン6』の最初のダンジョンをクリアした。  挑戦回数は4回。できれば1回を狙っておきたかったが1回目2回目とそこそこのレアケースに当たってしまったもので4回目での初クリアとなった。まあその辺りは後述するとして。ところでゲームの話をするからには何らかの攻略記事かと思われたかもしれない。けれども今回はちょっと違った話をしようと思う。不思議のダンジョンシリーズ、あるいはそれに類するシステムのゲームによって培われる、プレイヤー自身の『生きる力』についてだ。  まず

夢の中古ショップ

 そのとき初めて訪れた中古ゲームショップに、私はいた。ゲームショップといっても現行ハードやソフトはほとんどない、いわゆるレトロゲームの類ばかりが目に付く、個人経営の小さなお店。古本のついでにゲームソフトも買い取っているみたいな、この中だけ80年代から90年代で時が止まっているかのような、といえば、なんとなく雰囲気だけでも伝わるだろうか。  昔……20年から15年ほど前はこういったたたずまいの店もそこそこ点在していたように思う。たまの休日にはそんな古めかしい中古ショップをめぐる

ビデオゲームの話

 週のはじまり月曜日。先週に引き続いて、今週もまたゲーム関連のタグでクラッカーをもらった(画像は残さなかったが)。記事はこちら。特にスキを集めた記事です、って、いやいやちょっと待ちたまえよ、いただいた分はもちろんハッピー極まりないけれども、数自体は10そこそこだぜ。それでクラッカーがもらえるのが書いた側としては不思議でならないのだけど……。  ありがたいことにここ最近はフォローくださる人の数も増えている。そのへんは主にnote大学のおかげだ。こちらも休日だったりちょっとした

『好き』が呼び込むサプライズ

 2022年7月。ごく一部の、しかしその日を待ち続けていた情熱溢れるゲームファンたちが、ついに訪れた『その』瞬間に歓喜していた。 伝説のRPGが、今。  知る人ぞ知る名作『LIVE A LIVE』が、28年の時を経てフルリメイクされ、switchで発売されたのである。  スーパーファミコン版が発売された1994年、当時小学5年生だった私もまた、このゲームの持つ熱量、そして正義とは、悪とは何かを問う深いストーリーに胸を打たれたひとりだった。  諸事情あってリメイクは不可能で

昔はよかったとばかり言うつもりはないけれど

 もうそろそろずいぶん昔と言っていい時代にヒットした名作ゲームが、switchにどんどこ流れ込んできている。たまたま見たこのあいだのダイレクトでテンション上がった人は私だけではなかろう、と思う。  小学生の頃に夢中になって遊んでいたゲームを、現行機で新しい知恵と視点をもって遊び直せる、昔は気付かなかったシナリオの深みや小ネタに気付ける、というのはなんと素晴らしいことか。トン・ブラのライブを見ながら酒が飲めるなどと、昔は想像さえしていなかった。いやまあ、motherに関しては

『かみ』を倒す《魔界塔士Sa・Ga》

 さて2020年12月にシリーズ30周年にともなって発売された『Sa・Gaコレクション』。ゲームボーイで発売された『Sa・Ga』3作品をほぼ当時のまま収録した、Sa・Gaを遊びつくせる一本である。  特に第一作『魔界塔士Sa・Ga』はゲームボーイ初のRPGであると同時にスクウェア初のミリオンセラー作でもあり、後々まで続くSa・Gaシリーズすべての原点となる作品……とまあ、これだけでも充分に作品のすばらしさを説くことができるのだが……。  この『魔界塔士Sa・Ga』には、あ

サガ2のはなし

 前回の記事からちまちま再開していた『サガ2 秘宝伝説』を、今日ようやくクリアした。文章書いている間まったく触れてなかったので、だいたい3カ月くらいかけてのクリアとなる。GBのソフト一本分なのに。 『魔界塔士』はワンダースワンで、『時空の覇者』は当時実機でプレイしていたが、『秘宝伝説』はサガコレで触るのが初。一言でわかりやすく言ってしまえば実に面白かった。前作では粗さの目立っていたシステムがきちんと改善され、その後のシリーズへとつながる基礎の部分がここで出来上がっているのはま

サガ3のはなし

 さて前回の記事にさらに引き続いて『サガ3 時空の覇者』をクリアした。今になって見ると前二作やのちのロマサガなどとはまるで異なるシステムの、言ってしまえばフツーのRPGなのだけど、私にとってはリアルタイムでの初プレイ『サガ』はこいつだ。ので、その当時は世間の評価が微妙と言われてもあまりピンとこなかった。確かに『らしさ』はあまりないけど、スタンダードなRPGとしてちゃんと面白いもん。  既プレイなので新鮮な感動はそれほどないものの、今では攻略サイトなんかが充実しているおかげで

はずむメロディ

 このあいだ、『初音ミクのロジックペイントS』を購入した。  ゲーム自体はイラストロジック、いわゆる『ピクロス』というやつだ。  問題を解いて⭐を集めながら楽曲やイラストをアンロックして遊ぶ、各ボーカロイドの魅力がつまった一本になっている。  で、楽曲聞くモードにて収録されている全18曲を順になんとなく聞き流していた。その中で気になったのが『だんだん好きになってゆく』って曲。  数ある曲の中のひとつに過ぎず、何ならリフレインの使い過ぎは単調になりはしないかなあ、なーんて生