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7/1-19 欲しい言葉をくれる人

7月1日(月)

山内マリコさんのエッセイ『結婚とわたし』を読んでいたら読み返したくなり、『あのこは貴族』再読。何度目かわからないくらい読んでいるのに、おもしろすぎて夜更かししてしまう。人生ベストに入るかも。


7月4日(木)

ねむすぎてむり。通常モードの5連勤はひさしぶりでぐったりしている。

ニトリのシーツ(Nクール・極冷)を買った。接触冷感って最高!きもちよすぎて大の字で寝そべりそのまま寝落ち。涼しいお部屋でずっと寝ていたい。


7月5日(金)

ユニクロのタックワイドパンツを労働日の制服としているのだが、履くたび新鮮に感動する。さらっとした生地の肌離れの良さ、ウエストはピタッとするのにお尻より下はゆったりしているところが大好き。短足がかなり緩和されるところも良い。


7月6日(土)

大学の後輩と会う。小さなお子さんもいるのにずっと仲良くしてくれてありがたい。たまに会う時はいつもうちの近くまで来てくれる&お店も探してくれるので今回も任せていたら、カウンターのお寿司屋さんに到着したので慄いた。そのうえ「就職祝いです!(いつの話)」とご馳走してくれてしまう。何事なのか。押し問答の末、結局ありがたく甘えさせてもらった。

ハイライトはこちらのウニ。
すさまじい質量、ウニで口がいっぱいになるという人生初の経験をした。あまりの衝撃に「ウニする」という動詞が誕生

友人たちの近況報告や噂話をするまもなく、ひたすらお互いの話をしたり聞いたりしていたらあっという間に数時間が経った。非常に優しいし味方でいてくれる感は強くあるのだが、腑に落ちなかったり疑問に思ったりすると「それってどういうことですか?」と鋭く突っ込んでくるところが、彼を信頼する所以だなと思う。少しの違和感も見逃さないのは、それだけ真摯に向き合ってくれているからだ。

夜、夫の母の誕生日祝いで焼肉。帰宅後、「俺の家族に優しくしてくれて嬉しいよ」と言われる。確かにわたしも、自分の家族に優しくしてもらえると心から満ち足りた気持ちになる。時に自分にそうされた場合以上に。


7月9日(火)

最近本当に何もかもぎりぎりでこなしている感覚があって、先の見通しを立てるのが無理すぎて明日のことすら明日決める、みたいな事態になっている。良くない。やることなすこと雑すぎるので一旦生活を立て直したい、と思いつつそれすらだるくて動けない。一歩も動けない。


7月10日(水)

非常に解像度の高い汚いトイレの夢を見た。しかもなぜか扉が開いて流す前の排泄物を知人に見られてしまう。最悪の目覚め。不快感を引きずる。

なんだかだめで早めに仕事を切り上げて帰るもだめで、めそめそ泣いたりしてしまう。勝手に涙が出るのに頭は妙に冷静で、もうじき28やのにこんなわけわからんことで泣くもくそもないわ、と自分に呆れる。情緒が不安定すぎるし明確な理由もなくてもどかしいし情けない。


7月11日(木)

公共の場になぜか全裸でおり、おろおろしている夢を見た。昨日の汚いトイレと併せて、二大よく見る悪夢である。

ミスドの箱を持ってる人を見かけて、羨ましくなり買って帰る。
我慢できず、帰りのバスで袋に手を突っ込みながらコソコソ食べた。オールドファッションのハニー。

誕生日前前前夜祭と称して、ドミノピザでチーズたっぷりのクワトロピザ、コロコロのチキンとハニーチーズボールを買う。スーパーでローストビーフサラダとコーラ、割引になっていたとろたく巻きも。子どものパーティーか?
バチェロレッテを見ながら食べる。今回は不完全燃焼感があるな〜。わたしは櫛田さんと山本さん推しでした。


7月12日(金)

夜、友人と会う。言葉が意図した形で伝わり返ってくる感覚がある。先日会った後輩しかり、欲しい言葉をくれる人が身近にいてありがたいなと思う。無闇に寄り添ったり同調したり、されたいわけではないのだった。わたしのことちゃんとわかってよという甘えの元に成り立つ関係ではあるが。少なくとも逆もまたそうであれたらと願う。

夏も牡蠣です
通りすがりのたこ焼き屋さんの前に金魚掬いの屋台が出ていた。何年ぶり?というか人生初かも
友人、金魚掬い名人であることが判明(わたしは1匹しか掬えず)

すっかり「夏の思い出 〜完〜」な気持ちになる。


7月13日(土)

うさぎを、お迎えすることが決まった!

少し前からあちこちのペットショップやうさぎ専門店で探していて、みんなかわいいなと思いつつ決めかねていたのだけど、ついに「きっとこの子だ……!」と思えるうさぎに出会えた。
まだ小さいので、迎えられるまであと一週間ほどかかるそう。待ちきれない。
夫、「俺が手塩にかけて奔放に育てる!」と意気込んでおり笑った。文脈がおかしいのよ。


7月14日(日)

28歳になった。所感はこちらに書いた。
11時ごろ起きてネイル。のち、昨日見かけたワンピースが忘れられなくて、別店舗で取り置いてもらったのを試着して買い、そのまま着ていく。価格は約14,000円、即決するには高くて迷っていたけれど、新しい服でイベントに向かいたい気持ちと、28歳なんやから14,000円のワンピース着たっていいやろうという気持ちで購入に踏み切った。人による、とはいえ世の28歳はもっと高い服を気楽に着ている気もするが……。

夜は夫が宝塚ホテルのビュッフェに連れていってくれた。
世のインスタグラマーが、明らかに公共交通機関を使わないと行けない場所のことを「彼が連れてきてくれました✨」と投稿していると、「何?旅費出してもらったってこと?」などと邪推する悪癖があるのだが、今回は夫の運転する車で行ったうえにご馳走してもらったので、正真正銘「連れてきてもらった」案件である。

はじめて訪れた宝塚ホテルは、非常に気の良い場所だった。ただうつくしいというのではなくて、身を置いているだけで気分が良くなるくらいフィーリングが合うのを感じる。改装後ということもあり、どこもかしこも綺麗でうれしい。

かの有名な大階段です

また来たいし、なんなら結婚式ここで挙げたいかもとすら思ったが、さすがに縁もゆかりもない場所なので却下された。


7月15日(月)

切ないことに胃腸が不調。あきらかにここ数日の暴飲暴食がたたっている。胃薬を飲み、何も食べないのも良くないかと思って卵かけごはんとおみそ汁。

眉毛サロンのち、ペットショップとホームセンターをはしご。
うさぎを迎えるにあたって必要なグッズ諸々を買い、いよいよ実感が湧いてきた。新生児の服の水通しを「世界一幸せな洗濯」と呼ぶけれど、これは「世界一幸せな買い物」では、と思った。同棲前、食器などを選んだときと同じときめきがある。快適な暮らしを約束するからね。

夕食時、喋りながらおかずに手を伸ばし口に放り込んで咀嚼、したと思ったら「ガリッ」という音がするとともに何か硬いものを噛んだ感覚があった。
見ると、箸が一本、折れていた。先っぽ5ミリくらいが無惨にへしゃげている。まだ買って数ヶ月しか経っていない、夫と色違いのお箸。泣く泣く処分。歯が無傷だっただけ良かったと思いたい。ちなみに色違いの茶碗もわたしのものだけ欠けていて、買い替えねばと思いつづけて数ヶ月が経っている。


7月16日(火)

先週から聞こえはじめた蝉の声が明らかに大きくなっている。
胃痛を抱えたまま出勤。でもねむいのでコーヒーを飲んだら、気持ち悪くて吐きそうになった。あわてて胃薬を買って飲む。

電車で、斜め前に立つ女性の同僚らしき人が乗り込んできてわたしの正前に立った。隣同士に立った二人は、おはよう〜と挨拶を交わしたのち、お互い一言も話さずスマホを見たりしていて、そのまま終点に到着。電車を降りるときからさりげなくまた話し出し、職場と思われる方へ連れ立って歩いて行った。お互い暗黙の了解という感じで良いな。自分が同じ状況に陥ったら、気づかれる前に車両を変えるか、気を遣って話しつづけてしまいそう。

20時前、空がまだ群青。


7月17日(水)

月曜祝日の週、火曜日のつもりがもう水曜か!と気づいたときの喜びといったらない。

と思っていたけれども気持ちが堕ちる。月初からずっと怪しくてだましだましやっていたのがいよいよだめになってきた。


7月19日(金)

仕事中、詩歌の棚でふと『あなたのための短歌集』と目が合った。わたしが持っているのと同じ表紙だった。

わたしの人生短歌

なにかを考える間もなく涙が出て焦る。本当にそれだけを願っているのにうまくいかないのだよな。



なにか答えを求めるように今週は本をたくさん買った。

『オパールの炎』は昨日読了。
『最後の秘境 東京藝大』書店員さんに勧められて買ったのですがめちゃくちゃおもしろいです
ずっと気になっていた『私の身体を生きる』『るきさん』も読みかけ
残りは未読

こういうときいつも本に救われてきた。だから本にかかわる仕事がしたかったのだった、と今思い出した。



サムネイルはうさぎお迎えセット。
いよいよ整ってまいりました。あとはお店からの連絡を待つばかり!

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