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ボウルも計量カップも不要。ズボラの真髄を理解した「チヂミ」セットに感動した件

何度でも言うが、
わたしは面倒くさがりで、ズボラで、せっかちだ。

だから、主婦だけど洗い物が嫌いだし、作るのも面倒。
家族の夕食はさすがに作るけど、自分のために作る食事まで手をかけるHPが残ってない。

だから自分のものは

面倒くささ > 食べたさ

のときは作らない。

結果、自分しか食べたいものはほとんど作ってない。

なので、食べたいっちゃ食べたいけど、主食になりにくくて、家族ウケも悪い食べ物は、「食べたいなぁ」と思いながら作らないまま終わっている。

1.チヂミ食べたい。けど面倒くさい。


最近、食べたいけど作るの面倒なものナンバー1が「チヂミ」。韓国のアイドル、BTSがプライベートを楽しむ「IN THE SOOP」という番組の中で、メンバーがチヂミを作って食べるシーンがあるのだが、それがめちゃくちゃ美味しそう。


BTSの人たちってご飯をめちゃくちゃ美味しそうに食べるので、この番組を見ていると同じものが食べたくなる。「やっぱマッコリはチヂミでしょ」みたいなことを言われて、「チヂミ食べたい」欲が募っていた。

でもチヂミなんか作ったこともないし、レシピ見てまで作るほど食べたいわけじゃないし、スーパーのお惣菜でも売っていない。

都内にある韓国タウンの新大久保に行けば売ってるけど、遠いし、新大久保まで行ったら違うものを食べたい。

2.粉モノは後片づけがとにかく面倒くさい


粉モノの何が面倒って、片付けが一番面倒だ。作ったは良いが、ボウルについた「水で溶いた粉」がヌルっとしていて洗うのが結構キモチワルい。水につけずに少し放置してしまうとカピカピに乾いて取れなくなる。

水で洗おうとシンクに流すと、シンクのゴミネットの目が詰まってシンクが洪水をおこし、シンクに水が溜まって小さな食べかすがふわふわ浮いてきてこれまたキモチワルイ。何かとイラっとする。

そんなわたしのことを理解してくれる商品を発見した。
ここまでの熱量でこの商品を紹介するのは、わたしくらいじゃないだろうか。けれどズボラの神髄を極めた商品なので、ぜひ紹介したい。

3.ボウルも計量カップも不要の「チヂミ」セットにズボラアンテナが反応。


たまたまスーパーで見つけた「チヂミ」の文字。チヂミ用の粉って売ってないので「お!」と立ち止まった。

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よく見ると、「どん兵衛」みたいな大きなカップに入っている。なんでこんな大きなカップに入っているのかとよく見たら、

「ボウルも計量カップも不要」

と書いてあるではないか。

横からの写真を撮らずに捨ててしまったのを後悔しているが、要は日清の「どん兵衛」のカップと同じものを利用していて、それが「使い捨てボウル」になるのだ。


日清といえばどん兵衛


これは「買い」だと、早速カゴに入れた。

よく考えたら、それでも「チヂミを焼く」ことと「フライパンを洗う」ことは面倒くさいのだが、それでもこの商品の意気込みを試したくて仕方がない。早速ニラを買って作ってみることにした。

開封すると「チヂミ粉の袋」と「特製ソース」が入っている。
フタの裏には懇切丁寧な作り方のレシピが書かれている。


4.チヂミ粉の袋が計量カップになる発明

粉をとにかくカップにぶち込む。すると次は水。この水は通常、計量カップで測るのだが、なんと、このチヂミ粉の袋には線がついていて、計量カップ代わりになる。

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折り紙の手順みたい

山折り線にしたがって折って、「持ち手」と書かれている場所をもって水を汲む。

卵ありでもなしでも作れるので、両方バージョンの水の線が書いてある。何これ超べんり。

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持つところまで丁寧に書いてある。さすが「おもてなし」の日本

これなら袋に残った粉も水で洗い流せるし、あとは捨てればよいし、一石二鳥。

そういえば、トマト煮で使うトマト缶も、トマトを入れたらその後水とお酒はトマト缶で測ってたよなぁ、あれにも500mlの目盛りがあれば便利なのに・・・と思ったり、あれこれ改良の余地があるものだ。

5.ミイラになった冷凍海鮮をぶち込む


ニラだけでなく、家の冷凍庫で半分ミイラになりかけていた冷凍エビとムキアサリを入れることに。

いつのものかハッキリしないが、たぶんアヒージョにハマって頻繁に作っていた頃のだから、うーん、1年以上は経っていそうだけど「冷凍だから大丈夫」と水で解凍しはじめたわたし。

息子に、「母ちゃん、冷凍を信用しすぎ」と突っ込まれる。

まあ、食べるのはわたしだけなので自己責任だ。いままで大丈夫だったから、たぶん今度も大丈夫。焼くし。


6.たまねぎのみじん切りを入れるという高めのハードルに出くわす


ミイラになった冷凍エビとむきあさりを水で解凍中、ニラを切ったり、ほかに入れたほうがよい具材がないかレシピを読んでみた。

すると、ズボラにはかなりハードル高めの「たまねぎの粗みじん切り」と書いてある。

みじん切りは、わたしたちズボラ主婦が憎むべき「面倒くさいもの」だ。

日清さん、ここでハードル上げちゃだめよ、と突っ込みつつ
わが家の秘密兵器を取り出す。

100均の野菜チョッパー。
ただ、みじん切りをするためだけの神アイテムだ。

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100均で300円(税抜き)のベジタブルカッター

わたしはキャンドゥで買ったのだが、この方がアップしてるこれ。

このみじん切りアイテムについては、また語りだすと長くなるので別の記事で紹介しようと思うが、とにかくこれを使えば5秒くらいでみじん切りが完成する。まじで神。

とにかく、日清さんが、面倒くさくないチヂミセットにぶっこんできた「みじん切り案件」。

玉ねぎを入れなくても作れるとは思ったが、初めてのチヂミづくり、せっかくなら美味しくいただきたいので、秘密兵器のベジタブルカッターでみじん切りを作って投入。

ベジタブルカッターがなかったら、みじん切りは入れてなかったと思うので、日清さん、そこは考えたほうがいいかも。


7.カップ麺の「丼」の使命を捨て「ボウル」になったカップ


粉を入れて、水を入れて、具を入れて、スプーンで混ぜ混ぜ。


どん兵衛のどんぶりは、ボウルに変身した

カップラーメンのカップをインスタント麺の「丼」としてではなく、あくまで影武者の「使い捨てボウル」と設定している視点が新しい。

カップ麺のために生まれたこのカップの役割を捨てて、まったく違う役割に変えるのは、メーカー的に意外と勇気がいることだと思う。

人は変化を嫌う生きものだ。長く愛されたカップ麺だからなおさら愛着がある人も多いだろうし、企画段階で反対意見も結構出たんじゃないかな。


8.あとは焼くだけ

カップで混ぜたら、あとは焼くだけ。
2枚分と書いてあったが、2階焼くのが面倒くさいので、大きなフライパンで1回で焼いた。ひっくり返すときはフライ返しで4つに切って返す。

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冷凍ミイラのエビを入れたらグレードがあがった

こんがり美味しそうな香り。最後にごま油をまわし、ひっくり返して完成だ。

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美味しい海鮮チヂミの出来上がり

9.いざ、試食

美味しそうにできたチヂミに、添付の特製ソースをつけて食べる。うん、思ったよりモチモチしてて食べ応えがある。

むかし韓国で食べた、ニラしか入ってないペッチャンコのチヂミと違って、「本格お好み焼き」に近い感じ。おつまみというよりは、主食でいけそうなボリューム。このモチモチ系の生地なら、具材がニラだけよりは、海老とかアサリなど豪華具材を足したほうが美味しいかなと思う。

下味はほとんどついていないので、ソースで食べるが、ソースはちょっと甘いかな。個人的には酢じょうゆで食べる方が好きなので、途中から酢じょうゆを用意してそっちでいただく。

かなりボリュームがあって1回では食べ切れなかったので、夜にマッコリのお供として食べるつもりだ。

10.とにかく面倒くさがりの人は一度試す価値アリ


粉モノを食べた後は特に何もしたくなくなるので、片付けがラクなのは非常にありがたい。

一番のやっかい者、どんぶりはポイっと捨てるだけ。シンクが詰まることもない。厳密にゴミ捨てルールを追求するなら、洗ってプラに入れるべきかもしれないが、この商品てそのまま捨てられるのが本分なのではないかと思い、そのまま捨てる。ここら辺も改良の余地ありかも。

そうはいっても、フライパンやフライ返し、食べたお皿など洗うべきものは出てしまうが、それでもあの粉モノ特有の気持ち悪さが解消されるだけでも、また作ってみようかなと思える。

今回は初めてなのであれこれ具材を入れてみたが、次回はきっとニラだけで作るだろう。手を抜けば抜くほど、この商品の良さが発揮できる商品かなと思う。

ちなみに同シリーズで「お好み焼き」も出ていた。まあ、チヂミもお好み焼きも基本仕様は同じ。使い捨てボウルの使命を全うすべく作られた商品だ。

まだ改良の余地はあると思うが、ズボラの救世主たるべく作られた日清さんの意欲作。さらなるズボラを追及していただきたく、ズボラ主婦代表として応援している。

今日もお読みくださりありがとうございました!




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