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ブラジルで黒魔術36

息子にかけられた「赤い糸の呪い」
気付いてからそれを解くまでの家族の物語。
自分用にメモしていたものを編集してます。

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続き

今週はハロウィン…
息子は学校のハロウィンイベントを、
楽しみにしていたけど、

魔の力が集まる場所に行ってほしくないと、
(ハロウィンやカーニバル期間中は、
それに共鳴するエネルギーが集まってる気がして、わたしは好きじゃない…)

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今週いっぱい息子を、
学校に行かせないことにしていた。

しばらくは学校も一人歩きも禁止し、
わたしか旦那と一緒に行動するようにしていた。

彼はいくらか抵抗したもののそのうち…
you tube 見ながらギターの練習を始めた。

上達が早い!
本人も面白くなったらしく、その後も彼は度々ギターを弾くようになった。

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娘に視て貰うと部屋にいた悪いものは少なくなっていった。息子についていた龍は成長していた。

部屋の四つ角には黒い柱が立っていた
(前に置いたニンニクが焦げたと思われる)。

息子の魂はリビングの隣の部屋から、屋根裏スペースにある息子の部屋に移動していて、そこで彼は泣いていると娘が教えてくれた。

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例の彼女といえば…

脱走した翌週の月曜日、
やっと(かなり前から聞いていたけど延び延びになっていて、もう誰も信じてなかった。)

父親と一緒に、父方の親戚がいる隣の州に旅立ったと聞いた。(彼女の両親が怒って二人を引き離すために、車で1日かかる距離の親戚の家に行かせるのだと聞いていた。)

それが本当かどうかは誰も知らず…

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さらに翌週の月曜日、
彼女の所に残っていた息子の持ち物が、
学校の友達経由で戻ってきた。

最初に戻ってきたモノは、
インディオの儀式で焼くものは焼き、
服などは浄化して返してもらった。

今更…手元に戻ってきたこのパーカーは…
さてどうしたものか❓

悩んだ挙げ句、旦那が塩や洗剤を入れたバケツに漬け込んでいた。

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その日の夜、
わたしは仕事しながらぼーっと考えていた。

本当は旦那を息子と一緒に日本へ行かせるつもりだった(旦那も行きたがってたから)。

だけど…
まだ今は母親としてやるべきことがある。
最初はわたしが彼と共に日本へ行こう。

ハロウィンが終わった後、
来週からクリスマス前まで学校に行かせて、高校1年生を終了させる。
(とりあえず落第させない)

新学期は2月からだけど、カーニバル休暇で実質2月末まで夏期休暇みたいになるから、来年は最初から休学させて、
3月から日本に行こう。

すぐに16歳になるからアルバイト出来るし、近くでバレーボールチームを探そう…

もちろんそれまでに、
息子の魂を本体に戻さなきゃだけど…

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わたしは1人で、
そんなことを考えていた。

続く

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