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黄熱病の予防接種は受けていったほうがいい?

サンパウロの愉快米です。ブラジルでは未だに毎年、デング熱やジカ熱、黄熱病が流行します。場所や時期によって危険度は大きく変わりますが、年中どこでも蚊に刺されないよう用心に越したことはありません。

予防接種のないデング熱やジカ熱は罹らないようにするしかないですが、
黄熱病には予防接種があるので、流行地域へ行く際には接種していくと安心かもしれません。

▼目次
・怖いイメージがあるけど致死率100%ではない
・爆発的な流行で一気に予防接種が普及した
・黄熱病の予防接種は一生に一度でいい

怖いイメージがあるけど致死率100%ではない

黄熱病ウイルスを持ったネッタイシマ蚊に刺されると、通常3~6日の潜伏期間の後、発熱、頭痛、筋肉痛、嘔吐などの症状を示します。

感染しても症状がないか、軽い症状のみで終わる場合もありますが、症状を呈した患者のうち15%が黄疸、出血傾向をきたす重症となり、重症になった患者の致死率は20~50%に達すると言われています。

爆発的な流行で一気に予防接種が普及した

黄熱病は黄色い熱=Febre(熱) Amareiro(黄色い)と言います。過去に何度も流行しているようですが、2018年に国を挙げての予防接種普及キャンペーンで、各病院の外に延々と続く接種待ちの列ができた時ほど、危機感を持ったことはありませんでした。

以前は、自然豊かな場所への滞在や旅行の予定があっても、わざわざ予防接種を受けることはなかったのが、危険のある場所へ行くときは受けていった方がいいという認識に変わったように思います。

黄熱病の予防接種は一生に一度でいい

黄熱病は、黄熱ワクチンの接種により予防することができます。1回の予防接種で終生免疫を獲得することができると言われており、現在、黄熱予防接種証明書(イエローカード)の有効期間は、生涯有効となっています。

免疫獲得に10日かかるそうなので、計画的に接種を行うことが大切。現在ブラジル入国時にイエローカードの義務はありませんが、打っておいたほうが安心かもしれません。

日本国内で黄熱病ワクチンを接種できる機関は限られていて、一部の医療機関か空港の検疫センターなどで受けられるそうです。一般的には予約を取ってからの接種となるので、余裕を持って問い合わせた方がよさそうです。

思い切って飛び出した海外で、人生が変わりました。旦那は日系ブラジル人。家族で南米の旅に挑戦中です。海外に出たい、ブラジルに興味がある、人生を変えるきっかけがほしい等、気軽にご相談ください。

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