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身近な人たちが罹かった*ブラジルコロナ

サンパウロの愉快米です。8月に入り、サンパウロ市を中心に大都市部ではコロナ感染者・死者数がぐっと減り、仮設病院も次々に閉鎖しています。

7月に友人夫婦と対面で日本語の授業をしていた生徒さんが家族揃ってコロナを発症したと連絡を受け緊張したのですが、冷静になってみるとそんなに恐れる必要はないのかなと思いました。

▼目次
・2020年7月 サンパウロの仮設病院に入院した友人
・生徒さん一家のコロナの症状と経過
・正しく知れば恐れることはないかもしれないコロナ

2020年7月 サンパウロの仮設病院に入院した友人

8月に入り、サンパウロ市内と近郊の感染・死者数が急激に減少しましたが、7月の感染・死者数はまだ横ばいだったと記憶しています。7月中旬、コロナに罹った友人から連絡があり、快方に向かっているとのことでしたが、突然のことでとても驚きました。

彼女(黒人)と旦那さん(白人)は入院していましたが、一緒に生活していた息子さん2人は罹らず、親戚のうちに預けられていました。その彼女が「テレビの報道と病院の現状の違いを見せてあげる」と言って、入院中の仮設病院からビデオ電話をして来ました。

彼女と旦那さんは二人揃って同じ病院に入院した直後、旦那さんだけ違う病院に搬送されたそうで、彼女はとても怒っていました。彼女は回復途中でしたがとても元気で、携帯で病院内を映しながら端から端まで歩いて見せてくれました。ほとんどのベッドは空っぽで、使用中ベッドは3つ位でした。

彼女は「入院患者よりスタッフの方が圧倒的に多い」言っていました。

【分かったこと】
・同じ空間で生活を共にしていた子供たちは罹らなかった。
→子供は罹りにくい?

・連日TVで報道されている感染・死者数の割に、仮設病院は空いていた。
→ボウソナリオ大統領と対抗している大手TV局の報道は、あえて反大統領的なものを取り上げていて、事実とは異なる?

・友人は夫婦共に50代でふくよかな体型。普段の生活から健康体とは言いがたい二人だけど、ICUに入ることなく早々に回復退院した。
→普段から免疫力の高い身体作りは大事だけど、TVで報道されているほど恐れることはない?

生徒さん一家のコロナの症状と経過

コロナが始まってからも対面で、日本語の授業を続けたいという生徒さんはマスク着用、横並び、屋根のある広いガレージでという条件で継続していました。

彼も彼のお父さんも在宅ワーク、時々会社というスタイルで仕事を続けていたので、もちろんコロナ感染の可能性は多いにありました。でも私自身、根拠のない自信か、奢った油断か、なぜか彼は大丈夫と信じて疑いませんでした。

7月の第3週目はいつも通り火・木曜日に彼の授業がありました。現在ブラジルは冬。火曜日はとても寒かったので湯タンポを貸し、木曜日彼は鼻がムズムズすると言い、授業中席を立って鼻をかみに行きました。

翌週月曜日、彼から連絡があり「両親がコロナ陽性で、自分は陰性だったけど休みます」と。よく聞けば父親は先週の月曜日から症状があり、数日後に母親にも症状が出ていたとのこと。

その二日後「自分も症状が出たので、治ったら連絡します」と言われ、よく聞けば、金曜日に出た症状は一旦収まり、水曜日からまた一気に体調が悪化したそうで・・・

それを聞いて私は、

貸した湯タンポのカバーをそのままにしていたことと、鼻をかんだ後の手の状態を確認しなかったことと、授業が終わってからマスクを外して手洗いとうがいはしたけど、服は着替えなかったことを思い出して、一瞬固まってしまいました。

「月曜日、お父さんに症状が出た時点でなぜ言ってくれなかったのか、もっと気を付けることができたのに・・・」とも思ったけど、彼を攻める言葉はぐっと飲み込んで、「元気になったら連絡してね。お大事に」と言い、それから旦那と2世帯同居の義家族に話して、今更だけど家の中でマスクを着用したり、食事や寝室を自主隔離したり・・・

でも60代半ばのお義母さんは「大丈夫よ!」と全然気にしておらず、自分自身も「接触から約1週間経過してるからもう答えは出てるよね」と思い、早々にマスクを外して普段の生活に戻りました。

結局、うちでは誰も不調になることなく2週間が過ぎ、彼も回復し検査も陰性で抗体が出来ていたと言って、授業に戻ってきました。

【彼の症状】

・全身の強い倦怠感、疲労感、頭痛、咳、全身痛、吐き気など
→臭・味覚障害は無かったけど、他の症状が両親より重かった。

・軽い症状から始まり、完全に回復するまで約10日。
→彼は21歳で、両親より回復が早かった。

・うち1週間くらい寝込んだ。(3日間がより重症だった)

【彼の両親の症状】

・臭・味覚異常から始まり、強い全身倦怠感が続いた。
(ガソリン臭を感じなかった時の1回目検査では陰性、1週間後に陽性)
→現在は臭・味覚は正常に戻った。

・オンライン受診で出された処方箋を内服しての自宅療養1ヶ月で全快。
→入院なしで軽快。

・うち2週間くらい寝込んだ。

ウイルスは目に見えないもの。目や鼻の粘膜を無意識に触らないとか、マスク装着、うがい、手洗いを必ずするなど日頃から怠らず、後は食事や運動、休息、ストレスフリーな生活を心がけていたら、必要以上に怖がることはないのかなと思った。

正しく知れば恐れることはないかもしれないコロナ

なんとなく見ていたYOU TUBEでの医療ジャーナリストのお話が、とても納得できるものだったので、自分の覚書としてここに記します。
※あくまでも個人的な意見なので、解釈は自己責任でお願いします。

・感冒症状が出たとき、安易に薬を飲まないこと。コロナウイルスの感染だった場合に「イブプロフェン」の解熱鎮痛剤や総合感冒薬を飲むと、急激に悪化する可能性がある。

→ 普段から、軽い発熱・体調不良で安易に市販薬を飲まない。これは体の免疫力を高めることにも繋がる。

→ 体内にある自己免疫機能が薬によって刺激を受けて変化し、誤って体内の正常な細胞を攻撃する可能性がある。その結果、内臓機能不全に至る可能性もあるそう。

・日本人はコロナウイルスがくっつくAC受容体をより多く持っている。
にも関わらず、なぜ被害が少ないのか?

→ 昆布、わかめ、海苔などに代表される海藻を消化して「フコダイン」という物質に変換できるのは日本人だけ。その「フコダイン」がAC受容体を取り囲み、コロナウイルスが体内に侵入しても受容体を見つけられないらしい。

→ 普段から、添加物の少ない味噌やしょう油などの発酵食品と共に、海藻類も積極的に取り入れた食生活を心がける。ちなみに緑茶も何らかの形で助けになっているそう。

・12月に何か大きなコトが起こるかもしれないので、今から心の準備と免疫力の高い健康体を意識して準備しておくことが大事だそう。

→ 何が起こるか分からない時代。何があっても慌てず平常心を保ち、自分や家族の身は自分たちで守るという覚悟を普段から意識する必要があるかもしれません。

思い切って飛び出した海外で、人生が変わりました。旦那は日系ブラジル人。家族で南米の旅に挑戦中です。海外に出たい、ブラジルに興味がある、人生を変えるきっかけがほしい等、気軽にご相談ください。

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