2019年の旅③PORTO ALEGRE 州 *Torres
サンパウロの愉快米です。4人家族が自家用車で移動し、キャンプ場に滞在する格安バックパッカー旅の記録です。2019年1月サンパウロを出発→サンタカタリーナ州ボンビーニャス→フロリアノポリス→今ここ。
サンタカタリーナ州を南下してポルトアレグレ州に向かう途中、サーフィンで有名なビーチやサーフブランドのアウトレットショップがある場所に行く予定だったのが・・・
高速道路の入り口が分からず、通り過ぎてしまいました。仕方がないので、帰りに寄ることにしてポルトアレグレ州へ突入、フロリッパから約4時間、州境にあるサーフィンで有名な町「TORRES」に到着しました。
▼目次
・とりあえずキャンプ場
・アルゼンチン人家族と一人旅の大学生とヒッピーと
・南米縦断中のカナダ人夫婦
・大岩と丘に挟まれた町
・海も!川も!魚釣りするならトーヒス
・サーファーはくらげに注意
・謎のキャンプ場を目指して出発
とりあえずキャンプ場
いつもの様に、海まで歩いていける立地の格安キャンプ場を探しました。
そこは車をテントに横付けでき、キッチンが2箇所もある広い場所で、沢山の木が生えている自然豊かなキャンプ場でした。
トイレとシャワーが2個しかなかったり、シャワー室が狭くて着替えが大変だったり、シャワーの水が外の通路に流れ出てべちょべちょになったりしましたが、それは許容範囲としました。
アルゼンチン人家族と一人旅の大学生とヒッピーと
共同キッチンで面白いのは「隣のご飯」を覗けること。広いテーブルの一部を確保し、それぞれがそれぞれの食卓を作ります。そして縁があれば仲良くなれます。
小さな女の子連れのお母さんがいました。スペイン語が聞こえたので、スペイン語を習っている息子に「せっかくだから話してみたら?」と促してるうちに親しくなりました。ポルトガル語とスペイン語は似ているので、スペイン語を知らない私でもなんとなく言ってることが理解できて面白かったです。
彼女はアルゼンチン人。料理人の旦那さんがシーズンアルバイトで2ヶ月程TORRESのレストランで働くことになり、バスに乗って来たとのこと。数日後、長期滞在の格安キャンプ場に移ってしまいましたが、アルゼンチンで見たスペイン語のジブリ作品が好きだと話す彼女は、とても綺麗なラテン女性でした。
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キッチンで一人、変わった料理を作っている若い女性がいました。鍋にソーセージと米を入れ、スープで炊く・・・初めて見る料理で驚きましたが、ポルトアレグレ州では一般的な料理の様でした。
彼女はポルトアレグレ州に住む大学生で、休みを利用して一人キャンプに来ていました。トーヒスはポルトアレグレ州の端っこなので、中心部から距離がありますが、自家用車にキャンプ道具を積み込んで「来たかったから来た」という彼女。ゆったりひとりキャンプを楽しむその姿に感心しました。
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入り口にドリームキャッチャー、正面には手作りのピアスやペンダントを並べた板が置いてあるテントがありました。テントの住人はアルゼンチン人とブラジル人のカップル。可愛いチャウチャウを連れていたので、犬が好きな子供たちはあっという間にお姉さんと仲良しになりました。
二人は手作りのアクセサリーや小物を海辺で売りながら旅をしていました。プレゼントした折鶴のお返しにもらったピンクの巻貝は、今も子供たちが大切に持っています。
南米縦断中のカナダ人夫婦
カナダナンバーのキャンピングカーを見かけました。慣れない英語で話しかけてみると、南米を旅するカナダ人のご夫婦でした。カナダから車ごと船で南米に渡り、アルゼンチンやチリ、その他の国々を経てブラジルに入りまた船でカナダに戻る予定とのこと。
60歳後半くらいのご夫妻だったと思いますが、子供たちが自立したあとも、夫婦仲良く冒険を続けられたら素敵だなと思いました。大胆な旅人との出会いは大きな勇気と夢をもらえます。
大岩と丘に挟まれた町
ビーチの右端にある大きな岩山。頂上からは、海岸線がぐるっと見渡せます。岩を巡るルートは迷路の様に交差し、裏側まで繋がっていました。
断崖絶壁あり、急な斜面あり、沼あり、沼から聞こえる子猫の鳴き声あり、謎の礼拝堂にマリア様あり、あちこちに生えるサボテンあり、崖の横にぽっかり開いた洞穴あり・・・登り始めた時刻が遅かったので、あっという間に暗くなり、日没後の大岩はとても不気味でした。
またビーチの左端には、頂上にアンテナの中継所?の立つ高い丘があり、車で登ることが出来ます。その日は突然の土砂降りでみんな帰ってしまいましたが、夕暮れを待てばサンセットが綺麗に見えるスポットです。
丘からビーチに続く、急な隠れ小道があります。好奇心旺盛な子供たちはあっという間に降りてビーチに出てしまいましたが、細く狭い急な坂道は土砂降り直後でぬかるんで、とてもスリルがありました。
海も!川も!魚釣りするならトーヒス
ビーチの脇に流れる大きな川、魚釣りの人々で賑わっていました。一緒になって釣り糸を垂れるだけで、誰でも仲良しになれてしまいます。子供たちも早速参入していました。蟹も釣れます。
河口付近では、入れ食いで大量の小魚がかかっていました。隣では特大の太刀魚を吊り上げる人もいて、子供は大興奮。先に帰る人が食べきれないからと、バケツ一杯の魚を分けてくれました。
すぐ傍の海では、浅瀬で網を投げているおじいさんに出会いました。毎日同じ時間に来ては、投網漁をしているそうです。漁の様子を見ていた子供たちに、その日採れた魚を全部あげると行って帰っていきました。
頂いたお魚は、キャンプ場のキッチンで丁寧に洗って刺身とから揚げにし、仲良くなった大学生のお姉さんと一緒に食卓を囲みました。
サーファーはくらげに注意
旦那がずっと行きたがっていた有名なサーフスポット「トーヒス」。やっとの思いで念願叶い、意気揚々とサーフボードを抱えて行ったのですが・・・いきなりクラゲに刺されて沈没。クラゲ頻発地帯だったようです。
すぐにライフセーバーにお酢を患部にかけてもらい、大事には至らずに済んだのですが、しょんぼりする旦那。気分転換も兼ねて、早々にトーヒスを後にすることになりました。
謎のキャンプ場を目指して出発
次の行き先は、リオグランデドスウの首都 ポルト アレグレ へ向かう途中にあるキャンプ場。トーヒスのキャンプ場で出会ったカナダ人ご夫妻に教えてもらったアプリで見つけたキャンピングカー専門のキャンプ場。テントOKで1日テント50レアルと激安。
連絡してみると、その日はオーナーの誕生日で「シュハスコパーティーするから肉を買ってこい」と・・・訳が分からないまま、とりあえずスーパーで肉を買い、南西へ向かいました。
思い切って飛び出した海外で、人生が変わりました。旦那は日系ブラジル人。家族で南米の旅に挑戦中です。海外に出たい、ブラジルに興味がある、人生を変えるきっかけがほしい等、気軽にご相談ください。
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