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何とか何とか~それでも前に進む力~

8月自宅階段から落ち、両腕を骨折した72歳の母。
けが当初は、指数本がわずかに動く程度で、食事・トイレ・着替え・入浴・スマホ操作に至るまで自分では出来ない状況でした。父母2人暮らし、本当に不自由だったと思います。

けがから約1ケ月、ギブスが外れてもしばらくは『ギブスのカタチ』のままの腕。

しかし、母は朝4時から起き、少しずつ指・腕を動かす練習、ストレッチ、ヨガなどを続け、1つ1つ出来ることを増やしていきました。

最初は、LINEでの返信。
文字は打てないものの『スタンプ』で『ありがとう』『オッケー』といったコミュニケーションが取れるようになりました。

そして、
『ご飯が食べられるようになった❢』
『お風呂に入れるようになった❢』
『字が書けるようになった❢』
『車の運転が出来るようになった❢』
『ヨガ教室に行けた❢』
母からの報告に毎回驚かされました。

先日、地元野菜を送ってくれた時に添えられた母自筆の手紙には、『12月から仕事に復帰することにしました』との記載。

両腕ギブスの姿を知る私には信じられないことでしたが、その翌日LINEに『仕事に行ってきました』とあるではありませんか❢

私の読み間違いで、それは12月ではなく、けがからわずか2か月後の10月12日だったのです。
もうその日からほぼ毎日仕事に行っています。

『何とか何とか』
と言いながら前に進み続ける母、
リハビリ兼ねてと再開した書道も、先生に励まされながら、11月の展示会に出展する作品を書き上げたのだとか❢

何とか何とか、
それでも日々出来ることを精一杯やり続けることで、必ず前に進める、というたくましい姿を見せてもらっています。

※こちらの記事は、呼吸法の師 高橋玄朴先生が講師を務められている筑波大学みんなのヨーガという取り組みのメールマガジンに掲載して戴いたものです。

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