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【読書録】またあの人と働きたい/黒岩功

こんにちは。

今日は、本当に素敵な大阪のフレンチのお店の本です。

本もそうですが、お店もぜひ行って欲しい!!

この本を読もうと思ったきっかけは、著者の黒岩功さんの講演会でした。私は講演会にいくのが好きで、色々行っているのですが、過去1番と言っていいほど感動した講演会でした。多分、あの会場にいた全員が引き込まれていたと思います。もう一度、講演会があるなら、友人や旦那などたくさん誘ってぜひ聞かせたいと思うくらいの内容です。

感動したので、本も買って、後日お店にもランチに行かせていただきました。

辞めた社員が戻ってくる!人気レストランの奇跡の人材育成術

これが、本のサブタイトルです。

簡単にご紹介をすると、著者の黒岩さんは21歳でスイスに渡り、それからヨーロッパで3年間フレンチの修行をされました。帰国後31歳で独立。大阪で数店舗のフレンチのお店を経営される傍、福祉事業もされています。(この福祉事業については、本には書いてないかもですが、講演会では何人が泣いたことか。感動の素晴らしいお仕事でした)


福祉事業について書かれている記事を見つけたので、載せておきますね。

1号店をオープンして順調に業績を伸ばし、人を増やし、2号店をオープンしたそうなのですが、ある日2号店の社員が全員辞めるという出来事があり店を閉めざるを得ない状況に陥ります。人が育っていなかったんですね。

それから、約10年。新規出店を辞めて人を育てることをしたそう。

そして今や、人が育ち、リーダーが育ち、フランスのパリにお店を出店できるほどに変化されたとのことでした。

“誰と働くか”が問われる時代

本当にいいチームを作られていることは、お店に行ったらわかります!

1つ1つがあったかいというか、知り合いのお店に行ったような感覚が最初からありました。とっても満たされるんです😃✨

黒岩さん自身は、小さい頃、学校にも行けないくらい落ちこぼれだったとおっしゃっていました。本当、想像できないのですが。

それが、家庭科の授業で調理実習の時間があり、あまり学校に行っていなかったおかげで料理がうまくなっていた(お昼を自分で作っていたため)黒岩さんは、キャベツの千切りでクラスのスターになれた。それが、きっかけで料理の道に進まれたそうです。

ル・クロの人材育成の基礎になっているのは、ヨーロッパで修行中に出会ったフーバーというすご腕シェフ。本の中にも、話が出てきます。ヨーロッパということもあり、様々な文化や背景の方が修行に訪れるのですが家族のように全員を扱うのだそう。

すごいリーダーというのは、すごいリーダーに出会っているのですね。

私も、基本的には真面目に努力をして生きてきたと思うのですが、「やらなければ」と腹の底で思っているときと、「やりたくなる」時ってやっぱりあります。

この人のためならと思うすごいリーダーが過去何人かいました。無条件に頑張りたくなる人の厚みというか、リーダーシップというか。

きっと、黒岩さんはその出会いの中で掴んだことを、自分のお店でも形にされているんでしょうね。


と、あまり描きすぎると本のネタバレになってしまうので、この辺に。

ぜひ、読んでみてください♪

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