見出し画像

小学校受験、中学受験、大学受験を経た今だからこそ伝えられること①

 日本の小学生のうち、私立小学校に通う児童は約1.3%。しかし若干でありますが、比率は上がっています。私立小学校の多くが首都圏に集中していることから、一般的ではない受験であること、中学以上の入試と違い、学力ではなく、学力以外の要素が大きなウェイトが大きい特殊な受験ゆえ、このnote上でもいろいろな記事を多く見かけ、塾や先輩パパママの記事は有効な情報になります。そんな中で、私が記事を書く意味はどこにあるのか…?

 昨年末に出版した本「キャリアと子育てを両立する!自分と我が家の価値軸で築く幸せな生き方」でも書かせていただいていますが、まだ子育てをしながらフルタイム(時短勤務だけど)で働く女性が少なく、ワンオペ育児も当たり前の時代、8カ月から子どもを保育園に預けて働きながら、「共働き家庭は無理」と言われていた小学校受験に挑戦し、そこから中学受験、大学受験を経験し、上の息子はもうすぐ社会人という今、長い目でみた子どもの育ち、親の役割、そして親子の関わり、親のキャリアについての記事を書いていくことに意味があるのかな、と思いはじめ、これから少しずつ記事を書いていこうかなと思っています。

 本では広く「キャリアと子育て」について書いていますが、このnoteでは小学校受験をはじめとした受験を考えるご家庭に向けて、マガジンにしていきます。

 今回の記事では、我が家の状況をお伝えしましょう。我が家には、平成13年生まれの息子と平成16年生まれの娘がいます。夫とは会社の同期。結婚3年目で長男を授かり、長男が8か月の時から時短勤務で復職しました。夫は地方出身なので、夫の親のサポートは原則受けられません。私の両親は電車で1時間くらいのところに住んでいますが、「孫がかわいくてなんでもしちゃう♡」というタイプではありません。病気の時は診てもらっていましたが、子どもの病気が両親に移り、大変なことになって以来、感染症や病気の急性期の時は、夫と私が交代で早朝出社や夕方から出社など(当時はリモートなどありえません!)しながら乗り越える、そんな感じの生活でした。
それでも娘の育休から復帰してからは、仕事も忙しくなり、週1日だけは両親が息子を習い事に連れて行ってくれて、夕飯を作ってくれる、私は20:00までは残業できるというサポートを受けながらの子育てでした。

 子どもたちが通っていた保育園は認可保育園ですが、3歳までのモンテッソーリ教育を取り入れた園で、幼稚園でいえば年中になるタイミングで転園をしなければなりませんでした。同じ保育園のお友達が2~3つくらいの園に分かれて転園していくのですが、1人だけ、幼稚園受験をした女の子がいたのです。

 我が家はそもそも幼稚園受験の存在など知らなかったので、普通に転園。しかし、息子が年少(モンテッソーリの保育園に通っていた最後の年)、下の娘の育休で幼稚園ママの友達が数人できていたこともあり、次第に幼稚園と保育園の保育・教育内容の違いが気になるようになりました。

 息子が転園した保育園は公立の保育園ですから、特別カリキュラムがあるわけではなく、ひたすら毎日遊ぶ。もちろん毎日、泥んこになって遊ぶ。1時間以上、大人でも歩いていくのが大変なくらい遠いところまでお散歩に行くといった保育内容は大変気に入っておりました。しかし、保育園と幼稚園の違いを知れば知るほど、少しずつ、息子の教育面が気になりだしていったのです。そして、ある日。幼稚園ママの友達から、「ゆっくんは保育園なのに、よく育っているよ」という一言が…。決して悪気があっていっているわけではないのはわかっていましたが、「保育園なのに」という言葉、また日頃から「保育園の子はかわいそう」という話をよくされていたので、なんとなくモヤモヤ。子どもをどう育てていくのか、教育について真剣に考えることにつながっていったのです。

 そこで相談したのが、幼稚園受験をした女の子のママ。そのママから、お勉強、リトミック、絵、体操など、総合的な教育が受けられる幼児教室にいってみれば?と勧められたことから、我が家の受験生活が始まるのです。
…次回へ続く…


サポートいただけると励みになります!