4年前の私がノートの隅っこに書いた、一言のメッセージは”元気にしていますか?”
わたしは手嶌葵さんの歌声が大好きで、不安になったとき、泣きたいときは、必ずと言っていいほど聴いている。
クセがなく優しくまろやかで、柔らかくて透明なのに温かい歌声に包まれながら、夕暮れの帰り道で誰にもバレないように涙を流したり、ベッドの横にある小窓の外を眺めて夜風にあたりながら黄昏てみたり・・・
こうやって文章にしてみると、なかなかに悲劇のヒロインっぷりが凄くて、なんだか恥ずかしい。
当時の私はそんなこと考えちゃいないだろうけど。
手嶌葵さんの歌の中に
「明日への手紙」という曲がある。
この曲の歌詞はタイトルの通り、誰かに宛てた手紙のような内容になっているのだけれど、私の中では故郷を旅立ち一人で頑張る未来の自分に宛てた手紙だと思っている。
ちなみに誰も興味ないだろうけれど、私が悲しいときに聴く曲ランキングTOP 3には必ず入る曲の一つ。
なぜ冒頭でこの話をしたかというと、きのう本棚にあった、とあるノートの端っこに4年前の私からのメッセージを見つけたから。
これは私のお勉強ノート兼、読書感想文ノートだ。
小説を読むのは苦手だけれど、エッセイや自己啓発本、ビジネス書のような、人の様々な考え方や、それを話す内容を読むことは好きで、それらを読むたびに忘れたくないことをメモ書きしている。
これを職場で話すと「ホント真面目だね」とドン引きされるか、敬われるかのどっちかなのだけれど、どちらにしても褒め言葉には聞こえない天邪鬼な人間だ。(素直に喜べばいいものを・・・)
それはさておき
昨日のラジオ配信をするときに、以前読んだ本の内容を交えたくて、そのノートを引っ張り出したところ、背表紙の内側にボールペンで書かれたとあるメッセージを見つけた。
『”元気にしていますか?”』
A4サイズのノートの真っ白な余白の隅っこにそう書いてあった。
ここで思い出したのが「明日への手紙」の冒頭部分
やっとここで伏線回収
ちなみにこのお勉強ノートを始めたきっかけは4年前のパンデミックにより家から出られなくなった頃。
有り余る時間を有意義にしようと、新しい知識を入れるために始めたのが読書だった。
当時のわたしはスタジオの副店長になったばかりだったけれど、それらしいこともできないまま自粛期間に入ってしまい不安になっていて、
上に立つ立場としての心得や、今となっては私のバイブルとなっている「嫌われる勇気」を読んだのもこの頃。
そして数年経って、転職について真剣に考えていたときもこのノートを使って勉強していたので、
正直どのタイミングでこの言葉を書いたのかは定かではないけれど、共通しているのは自分自身や人生に悩んでいたとき。
未来の自分がこのノートを手に取るかどうかもわからないくせに、一番最後のページにメッセージを書くなんて「粋なことするぜ、こんちくしょう!」と思ったけれど、将来に不安を感じていたのであれば、もっと聞きたいことがあっただろうに・・・
いつ感染するかわからない流行病に怯えて
自己肯定感どん底で、自分の事が嫌いでたまらないのに、こんな私が部下を率いるだなんて無理だと不安に押しつぶされそうだった
転職を決意したはいいものの、自分が何をしたのか、何が向いているのか、そんなことばっかり考えていた
聞きたいことは山ほどあったはず
それでも私は未来の自分がただ元気で生きていることを望んでいた。
誰かになろうとしなくていい
大きな成功をしなくてもいい
大きな肩書きもいらない
ただ元気でいてくれればいい
たった一言だったけれど、過去の自分からそんな気持ちが伝わってきて、なんだか胸がじんわり温かくなって、相変わらず不恰好な自分の文字をなぞりながら私はつぶやいた。
『もちろん元気にやってるよ
心配しなくても大丈夫、ちゃんと見つけたよ
私は私らしく生きる道を選べているから安心して』
生きている限り悩みは尽きることはない
むしろ悩みがあるからこそ
生きているのかもしれない
そう思えるようになった時から、未来へ向かうための着実な歩み方も少しずつわかってきた。
もう大丈夫
大丈夫だからこそ
4年前の自分が不安でたまらなかった、その先の未来にいる私から、もっと先の未来にいる自分にメッセージを伝えるとしたら、たぶん同じことを言う。
『”元気にしていますか?”』
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花崎由佳(はなさきゆか)
・フリーフォトグラファー
・メンタル心理カウンセラー
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