【ソロ活】“こっそりソロ活“から卒業
「ソロ活女子のススメ」を、去年アマプラで見たとき、私は安堵した。
なぜなら、私はこっそりソロ活女子だったからだ。
妊活に悩みソロ活をはじめる
数年前、妊活をしていた私は、壁にぶち当たっていた。
何も異常はないのに、妊娠できずに、毎週のように病院に通う。
毎月、結果がやってくると、心が暗闇に陥る。
病院に通うたびに、同じように悩む人はこんなにたくさん居るのだと思うのと同時に、周りから妊娠報告を受ける度に、もやもやとした感情になった。
「痛い思いをしなくても、できる人はいるのに。どうして私はこんな痛い思いをして、毎週のように病院に行かなくてはいけないんだ」
と泣き叫びたかった。
正直、1度だけ泣きながら家に帰ったこともある。
そんな日々を数年過ごし、私は仕事をやめた。
求職活動をしながら、自由の時間が増えた私は、自然と、自分の心を癒すことをしようと模索し始めたのが、ソロ活のきっかけとなった。
平日は、友達は働いているから、行くなら1人。
何かに気を使って会話をすることもしなくていい、妊娠できないことに卑屈になっている自分を、誰かの目から隠さなくていい。
そして、ソロ活として、一番最初に行ったのが「上野美術館」だった。
初めてのソロ活「上野美術館」
まず、最初に言っておくのは、私は一人でランチをするのも苦手な人間だった。そう、ソロ活は実はめちゃくちゃ私にとっては難易度が高かった。
その私が選んだのは、「美術館」だ。これからソロ活をするけど、私みたいに一人で何かをするのか苦手な人は、ぜひ「美術館」を選んでみてほしいい。
まず、話してはいけない空間で、みんなアートを見る「目的」がある。
そして、今まで特に感じていなかったアートから、何かを得ることができる可能性もある。
会話をしなくてもいいのはかなり助かる。
そして、カフェやランチでの一人時間では、頼んだメニューがくるまでどうしていいか分からずおどおどしてしまう人には、「アートを見る目的がある」のはとても助かるのだ。
私は、おどおどしながら上野美術館に行ったのだが、一人で行くぞ!と意気込んでいたからか、なんと「記念写真を撮るのを人にお願いする」というなんとも難易度の高い技をやってみせたのだ。
その時の写真は今も残っている。
一人の美術館は、有意義だった。自分の好きなように見れて、飽きたら出てしまえばいい。
頑張って1つのアートを凝視しなくていい。
この初めてのソロ活で、私は1人で行動することの自由さに目覚めたのだ。
今後のソロ活
数年経過し、子供ができた今は、思うようにソロ活はできない。
でも、私にはソロ活は必要だ。
自信のなくなることばかりで、満たされない気持ちは変わらずにある。
自分を取り巻く環境や、仮面をかぶらなくてはいけない状況から脱するには、やはりソロ活が一番なのだ。
自分が自分の行きたい場所へ、好きなように、羽ばたく。
この「ソロ活」という言葉がまだなかったから、私は一人でどこかに行っているという事実を友達には言わないでいた。
1人=さみしい
という固定概念があったのだろう。
でも、冒頭で述べたように、アマプラで「ソロ活女子のススメ」を見て、1人はさみしくないんだ!周りに言っていいんだ!と安堵した。
そして、オープンソロ活女子になった私が、今後やってみたいソロ活は、1人旅だ。
熱海、箱根、伊豆辺りに、温泉に入りに行ってみたい。
部屋食でお酒を飲むのも素敵だ。
ソロ活は、こうして自分のできる範囲でたくさんのことを計画できるのが本当に楽しい。
今までしてきたソロ活も今後紹介していきたいと思うが、まずは、この「いつの間にかソロ活経験者だった」を読んで、ソロ活が気になった方は、ぜひ美術館へ最初に行ってもらいたい。
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