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SHOGENさんと五感のはなし

令和6年3月10日

昨年の寒くなり始めた頃に、たまたまYouTubeで見かけたペンキ画家のSHOGENさんのお話に、今まで私が感じていた事はおかしい事ではなかったんだと肯定して頂けたような感覚になり、その流れで書籍「今日、誰のために生きる?」を購入しました。とても素晴らしい内容なので、多くの方にお読み頂きたい本の一冊です。

こちらの書籍でも同様のことが触れられていますが、皆様は普段、五感をフルに活用しておられるでしょうか。時々、嗅覚と味覚だけしか使っていないにも関わらず「五感が満たされた」とおっしゃる方がいるのですが、五感は目(視覚)、耳(聴覚)、鼻(嗅覚)、口(味覚)、皮膚(触覚)で感じて味わうものです。

毎日を気忙(きぜわ)しくしていると、五感で感じ取る事を忘れて目先の事ばかりに目を向けてしまっているのではないでしょうか。毎日フルタイムで仕事をして、残業をしていた頃の私も、当時は五感で感じることを忘れて心が渇いてしまっていた様にも感じます。

SHOGENさんのお話のなかで「1日の中で空を見上げる時間を作る」というものがあるのですが、ほんの数秒でも空を見上げる心の余裕がある方はどれだけいらっしゃるのでしょうか。

私は今の生活になってからは、家の中や乗り物の中からでも空を眺めますし、外を歩いている時は意識して空を見る様にしています。派遣で仕事をしていた頃は、その様な心の余裕を失っていたなぁ…と当時のことを思い出しますね。

SHOGENさんが仰るには、「空を毎日見上げる心の余裕があると、誰かに感謝したくなる」のだそうです。確かに、空を見たり景色を見たりしていると、些細な事にも感謝の気持ちが溢れてきます。

私自身、SHOGENさんの事を存じ上げる前に、ある時からあらゆるもの、自分の人生や生活を構成している万物に感謝することの大切さを感じていました。今までは、この事を人に話しても中々理解されませんでしたが、人間は一人で生きているわけではないですし、生活するにも食べ物や洋服などの必要なものがあって、目には見えないですがそれらを作ってくださる方々もまた「お陰様」だと思うのです。お陰様は目に見えない神様やご先祖様だけではないのですよね。

そして、折角の「五感」があるのですから、目で美しいものを見て、耳で素敵な音楽、虫や鳥の声を聴き、鼻で良い香りを嗅ぎ、口に美味しいものを食べたり美しい良い言葉を話し、肌で心地の良いものにたくさん触れる。これらを味わうことでも心に余裕が生まれて心地良い感覚で満たされます。「自分で自分の機嫌を取る」とは、こうして自分で自分の五感を満たしてあげる事なのではないかと私は考えます。

空を眺めることも心の余裕に繋がりますが、五感で味わうこともまた心の余裕に繋がります。気忙しくしていても、時々空を眺めたり、部屋に良い香りのするものを置くなど、五感を良いもので満たす工夫をすることで、少しずつ心にゆとりを取り戻すことができるのではないかと思います。

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