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狂言のお稽古を初めて3ヶ月経過。そこで感じたこと

皆様、こんにちは😊
フルート奏者・作家の向(むこう)由佳でございます。
本日もご覧くださり、ありがとうございます。
感謝申し上げます✨

さて。本日は「狂言のお稽古を初めて3ヶ月経過。そこで感じたこと」についてお話します。

私が狂言教室の見学をしてから、3ヶ月が経過しました。
その間、先生のお稽古は(見学を含めて)2回あったのですが、その間、可能な時に自主稽古を積み重ねておりました。もちろん、現在も時間を作って自主稽古ををしております。

その成果なのか、なんなのか……わかりませんが、フルートを演奏する時の重心が下に向くようになってきたのと、ブレスコントロールがしやすくなったことが今感じている大きな変化ですね。それと、少し体重が増えました(筋肉量が増えた)。このようなことを申し上げると嫌味になってしまうかもしれないのですが、実は私は体重が減りすぎて良くないと思っていたんですね。そのため、演奏する時に無理な力が入ってしまったり、余裕がない感じになってしまっていたのです。要するに、痩せすぎてしまって、演奏に必要な筋肉まで削がれる感じになっていたのです。それが、少しだけ筋肉量が増えて体重が増えたので、この調子で今後も続けて参ろうと思いました。

体重は、少なければ少ない方がいいと考える方も結構多いかもしれないのですが、痩せすぎも色々と問題があるのです。それも筋肉が減るというのは、本当に良くないです。疲れやすくなるので。ですので、適度な筋肉を増やすという意味でも、日本人の元来の体の動きを日常に取り入れることを心がけていたのですが、やはり、狂言を実際に習うと普段使わない部分を使うので、そこが目覚める感覚があります。ですので気の滞りなども解消されていくのではないか?と思っているところがあります(これは実際の効果の話ではなく、私が感じていることですので、「⚪︎⚪︎に効く」などといった判断をなさらないでくださいね)。

実際のところ、狂言の自主稽古をしていると、頭を使う感覚がものすごくあります。手と足を使い、胴体も使う。これだけで、ものすごく脳トレになるのではないかと思いました。実際、能楽師(シテ方、ワキ方、狂言方)の先生方は長寿の方も非常に多く、ご高齢でも現役を続けておられる方がたくさんいらっしゃるのですよね。ですので、そのような観点からも「脳を活性化するのに『能』が良いのかな?」などと駄洒落を思い浮かべたりしてしまうのですが、本当にそのような効果はあるのではないかと確信しています。

と言いますのも、私は過去に体調を崩して精神科病棟に入院した経験があり、その時に作業療法で脳トレ体操をした経験があるのですが、その運動は、普段使わない動きをするということなのですよね。それを考えると、能や狂言の動作は、普段使わない筋肉や関節を使いますので、脳にも相当刺激が行っているようにも感じるのです。そして、謡(うたい。歌のようなもの)のお稽古をすると呼吸が深くなるので、横隔膜がよく動くようになります。深い呼吸も健康維持にとても重要なものですし、続けていくと免疫力が高まるのではないかと私は考えています。

私は大体、謡の自主稽古は5分〜10分、小舞の自主稽古は30分程度やっているのですが、どちらも終えた後にスッキリするんですよね。おそらく、程よいストレス解消になっているのではないかと思います。

能と狂言(まとめて「能楽(のうがく)」と言います)と聞くと難しそうに感じるかもしれませんが、実際にやってみると、(確かに難しさはあるのですけれど)その難しさが脳に刺激を与えているので、回を重ねていくと徐々にできるようになっていきますので、楽しくできるのではないかと思います。お能のお教室ですと、謡(うたい)だけをやっているところもございますので、謡だけをお稽古していただいてストレスを発散するというのも良いかもしれませんね。

私は、お能も狂言も両方大好きですが、お狂言を拝見することが多いので、狂言が私にとって親しみがあるということで、お狂言の教室にお伺いしておりますが、狂言の方が良いとか、能の方がいいとか、そういうことではありません。お好きな方をなさったらよろしいかと存じます。

気になる方は、一度、ワークショップに参加してみるなり、見学に行かれてみてはいかがでしょうか?
とても楽しいですよ♪

必要な方に届きますように。

追記
私が使用している扇は、昔、能のお稽古に通っていた知人から譲り受けた2本の扇のうちの一本。ただ、先生にお尋ねしましたら、この扇は長さが短くて日本舞踊で使用する扇とのこと。先の話になりますが、いつぞやお稽古扇を新調します。お金貯めます🔥

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