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何屋にもなれなかった私が、何屋かにはなれたお話

「コミュニティ(オンラインサロン)を作ろうと思うんです」

最近、そんな相談をよくされるようになってきました。
そうか、私には「コミュニティ」や「オンラインサロン」のタグがついているんだな、と、さすがの私も思うようになりました。
何年か前までは、「私にはタグがない」って悩んでいたのですがね。

「タグ」については、こちらをぜひ読んでいただきたい。
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岡島悦子さんに教わった「人脈力」

この本を書いた岡島悦子さんとは、ほんの少しだけ面識があります。私は箕輪厚介さんの秘書をしているのですが、それをすることになったとき、ちょっとだけ相談させてもらったことがあります。岡島さんには敏腕秘書さんがいらっしゃって、そのお話を講演で聞いたことがあったから。

その時もらった言葉は、今でも私の指針の一つになっています。

岡島さんはとても魅力的な女性です。パワフルで、強くて、あたたかい。むちゃくちゃ仕事ができて、馬力があって、ガチな人。
でも、自分がそうやってバッキバキに働けるのは「ホームベース=家族」があるからだっておっしゃる素敵な方なんです。

この本は、岡島さんに実際にお会いする前から私にとって大切な本でした。Amazonでは、こんな風に紹介されています。

急成長し、大きな結果を出すビジネスパーソンに共通するキーワード「抜擢」。カリスマヘッドハンターが、戦略的に「抜擢」を引き寄せる人脈構築ノウハウを紹介する。

カリスマヘッドハンターとかもうなんかすごいし、自分とは別の世界のことみたい。でも、尊敬する人が勧めてくれた本だったから、迷わず読みました。そしたら、別世界のことじゃないことが書いてあったんです。

この本でいう「人脈」は、えらい人とお近づきになるといった意味での人脈ではありません。自分の可能性を信じて任せてくれる人とのご縁のことなのです。このご縁がないと、良い打席が回ってくる可能性って非常に低くなるんですよね。

打席とは、「良いポジションを与えられるかもしれない機会」や「成長できる機会」のこと。この打席が回ってくるかどうかを運頼みにせず、もっと積極的かつ戦略的に、それらを引き寄せる努力をすべきというのがこの本の趣旨です。

そこにいたのは、何屋にもなれていない自分

本の中に、「人脈スパイラルモデル」で人脈を増やすという考え方が出てきます。

①自分にタグをつける
(=自分が何屋なのかをはっきりさせる)
②コンテンツを作る
(=「お、こいつは」と思わせる実績事例を作る)
③仲間を広げる
(=コンテンツを試しあい、お互いに切磋琢磨して共創する)
④自分情報を流通させる
(=何かのときに自分のことを想起してもらえるように、種を蒔く)
⑤チャンスを積極的に取りに行く
(=実力以上のことに挑戦し、人脈レイヤーをあげる)

もうこの第一歩目から盛大につまづきましたよね。「私って……何屋!?」って。読んだ当時に思いついたタグは、以下のとおり。

ワーキングマザー=日本に何人いると思ってるの
女性経営者=日本に何人いると思ってるの
デザイナー?=完全に独学だし、どう考えてもエセな気がする

コミュ力高い、人と人をつなぐ……、どれもこれもふんわりしていて、はっきりしないし、何ができるかが伝わらない。どれだけ考えても、「私は〇〇です」というものが出てきませんでした。

それが苦しくて苦しくて、これはもう自分の得意なことを限界までやりきってみるしかないって思いました。これまでは、なんでもそつなくこなしすぎていたのかもしれません。
だから、私にとっては息を吸って吐くようにできることで、人から見たら価値のあることがあるって、わかっていなかったんです。

「こんなこと、誰にでもできる」と思うようなことこそ、その思い込みを一旦置いてやり抜いてみる。ここ数年、私がやってきたことです。
結果として、「コミュニティ」「オンラインサロン運営」「イベント」「女性のキャリア」といったことで相談されることが一気に増えました。

この辺りのことを考えた時に「想起される」ようになったんだなぁって、感慨深いです。

白馬の王子さまは、黙って待っていても来ないからね

見初められるって、憧れませんか? 私は憧れます(笑)
謙虚にやるべきことをやって、楚々と過ごしていたら、ある日白馬に乗った素敵な王子さまが迎えにくる。

そんな妄想、したいじゃないですか。でも、それだけでは来ないんですよね。王子さまは。

白雪姫の美貌の噂は、国中に轟いていたんです。轟いていたからこそ、継母(初版では実母だそうですね)から疎まれもするのだけれど、王子さまが迎えにも来てくれる。

私がここにいることを、何ができるかということを、ちゃんと言葉にして発していかなければ、存在はないものと同じ。誰も私を見初めてはくれないし、成長するための打席も回ってはきません。タグがないのならば、身につけなければ。

一つのタグで満点を取るのはとても難しいから、3つのタグの掛け合わせで希少性を上げていくことについても本には出てきます。
タグが3つあればそれぞれは60点でも、合計すれば180点取ることができますから。

ここ数年、コミュニティのど真ん中で手を動かすことで、ようやく私にそのタグがついてきました。
自分にとって好きで、楽しいことだったから圧倒的に没頭できたし、相談を受けることも楽しくて仕方ありません。
同時に、ほかのタグも育てています。まだまだ想起はされないけれど、この道もまたショートカットはないのだから、圧倒的にやるだけ

ああ今日もやっぱり「たのくるしい」。


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Yuka Shibayama
会社を経営したり、オンラインサロンを運営したり、秘書をしたりしているワーママです。


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