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切迫早産入院中の過ごし方(総合病院→大学病院編)

妊娠24週に総合病院から大学病院に転院になりました。
病院が変わると環境も方針も変わります。
特に大学病院のMFICUは特殊な環境です。

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今回は、総合病院生活と大学病院生活を振り返ってみます。


総合病院生活

絶対安静

食事・トイレ・お風呂か洗面以外は寝たきりです。

✅電話や面会は15分以内
✅座っている時間は30分以内
✅シャワーは2,3日に1度 30分以内
✅車椅子でも売店禁止
✅お洗濯不可
✅談話室は30分以内

細かく指示されました。

治療方針

基本的に張り止めの点滴しかできることがないので点滴は継続していました。
一旦中止してみてまた張りが出たり子宮頸管が短くなったら点滴再開しましょうとも言われていました。

また、看護師さんが忘れっぽくやや雑な印象でした。
患者からお願いしたり何度も確認しないと業務量が多いのか追いついていませんでした。
点滴や採血も基本的に何度かやり直していました。

お部屋

4人部屋でしたが、外が見えた方が気分転換になるからと、窓側にベッド移動してくれました。
息子を産んだ病院なので、その時と同じ風景で安心できました。

荷物の持ち込みも緩く、「長期入院になりそうだから枕や自分の好きなものなんでも持ってきていいよ」と言われました。
お布団が固くて寝返りが辛いと相談したら、マットレスまで搬入していた患者さんもいたと聞きました。

4人部屋だったので、スマホのアラームを自分で切れないおばあちゃんや、お部屋でそのまま電話してしまうおばさんなどいろんな方がいました。

病室の画像
総合病院の窓辺のお部屋

食事

塩気が多いものとほぼ素材の味しかしないものがあり偏りがありました。
お米が全く進まなくてふりかけがないと半分も食べられませんでした。

ただ、妊娠中期食など細かく記載があったので、時期に応じて適切な量を提供してくれていたと思います。

時間の使い方

フリーWi-Fiがあるところが良いところでした。

アプリ学習、Kindleで読書、動画が見れるのでスポーツ中継が見れます。
ネットばかりになりますが、YouTubeやPrime Videoなどあれば暇にはならなかったと思います。
親に息子の様子を動画で送りたいときもサクサク使えました。

大学病院生活

基本安静

食事・トイレ・お風呂か洗面以外は寝たきりですが、個室内なら特に制限はありません。

✅電話や面会は30分以内
✅座っている時間は制限なし
✅シャワーは基本的に毎日可能 1時間以内
✅コンビニ外出は基本的に毎日徒歩で可能
✅自分でお洗濯可能
✅談話室も自由に使える

治療方針

お腹に強い張りがあり、痛みや陣痛につながりそうなら点滴をします。

現在、私は張りがあまりないので点滴を中止しています。
張りの増悪、妊娠週数に対して子宮頸管がさらに短くなる、子宮口が開いている場合に、総合病院で使っていた薬より強い薬を点滴することになっています。

病院では、副作用も辛いので入院中毎日24時間点滴はしないそうです。

医師の回診も土日以外は毎日あるので、何かあれば相談できます。

また、看護師さんに安心感があります。
採血も今のところスムーズです。
辛くなったらいつでもお話できます、先生に看護師から患者さんの意向を伝えることもできます、と寄り添ってくれます。

お部屋

MFICUは10床あります。
半個室で隣の患者さんの気配はあまりなく、洗面やトイレですれ違う程度です。
しかし、看護師さんは常にそばにいて真夜中も作業音が聞こえてきます。
よく言えば安心、悪く言えばとても気になります。

また、最初は暗くて広いベッドでしたが、窓側のベッドが空いたので、「外を感じられるベッドに移動しませんか」と言われ、移動になりました。
帝王切開で動けない患者さんに洗面が近くて広いベッドを譲り、すりガラスで外は見えないのですが明るくて狭くて洗面が遠いベッドに移動になりました。

病室の画像
大学病院MFICUのお部屋

荷物の持ち込みはやや厳しく、お菓子を持ってきていないか見られていたときはハラハラしました・・・
一度バレましたが、そっと扉を閉めてくれました。

10床もあるので冷房は効きづらく基本的に暑いです。
破水や陣痛で看護師さんが走っていたり、もう嫌だ!と泣き叫んでいる患者さんがいたり様々です。
私のように浅い週数での切迫早産は少なそうで、多胎妊娠・妊娠糖尿病などのハイリスクの患者さんが多い印象です。

食事

食事は美味しい方だと思います。
全体的なバランスもよく、毎日4日後のメニューを自分で選択できます。

産科食として提供されるので、時期によって量は変わらないと思います。

病院のご飯の画像
大学病院の産科の昼食
温泉卵食べていいんだ
とびっくりしました

時間の使い方

この病院の難点はWi-Fiがないことで、さらに電波がかなり悪いです。
LINE電話もまともにできません・・・

私はまだポケットWi-Fiを入手していないので、手持ちの単行本で読書、オーディブルで聞く読書、息子の写真整理、noteをしています。

同じような患者さんが何をしているのか聞いたら、編み物が多いそうです。
少し調べましたが、自分で本や毛糸を準備するのは初心者には大変そうでした。

他には難しい折り紙を折って上の子にプレゼントしたり、上の子の写真や絵を入れ替えて飾っている患者さんもいると聞きました。
ドラマの世界みたい、なんか泣けちゃう、と思ったので私はしません。

私は今後、単行本を持ってきてもらって読書、色鉛筆で旅行風景のデッサン、塗り絵か曼荼羅アートを追加でやろうかなと思っています。
家に作りかけの2000ピースのゴッホの星月夜のジグソーパズルがあるのですが、寝ながらパズルはできず持ち帰れないので断念しました。


大学病院に入院してからもうすぐ1週間、入院生活が始まってもうすぐ2週間経ちます。

誰も悪くないのですが、精神的に辛いのでたまに夫や親の言葉にモヤっとすることもあります。
でも自分がコントロールできる範疇を越えたものに関して、あれこれ考えるのはやめました。

辛くて長い入院生活ですが、1人ではなくいつもお腹のベビーと2人でいられることに感謝して過ごそうと思います。

読んでいただき、ありがとうございました。

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