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【読書会】1冊の本を通して、お互いの気づきや事例を交流して学び合う:その2


1冊の本を課題図書にして、指定された範囲について自分の学びをシェアする読書会、2回目を開催しました。


課題図書は
やさしくわかる!愛着障害(米澤好史著 ほんの森出版)



今回は、第2章が範囲でした。


この読書会、定員は8名で(私も含めて)、かつ同じメンバーで行っています。
参加したい方は他にもいらっしゃるのですが、キャンセル待ちということでお願いしています。


読書会はオンラインでもできるけど、愛着障害のお話となると、どうしても自分の関わっている子の事例を出して話す場面が出てきます。
なので、限られたメンバーで、講師役のA先生も安心して参加できる場を作りたいなと思ってこんなスタイルにしています。


A先生は、私たちと同じ公立小学校の先生で、特別支援コーディネーターも務めていらっしゃいます。
なかなか対応がすざまじく難しいようなお子さんと関わっていて、米澤先生の著書が自分にわかりやすいと感じ、本を読み、米澤先生の学習会に参加し、実践報告や事例検討に立候補されながら、力をつけてこられました。


そんなA先生といっしょに、米澤先生の著書を読もうというのが、この読書会なんです。


米澤先生の著書は何冊もあるのですが、A先生によると、この本が「必要な、大事なことが書かれている」ということで、まさにバイブル的存在の本なんです。


実際、参加した先生方の中には、付箋をつけて読んでいる人、ラインや書き込みがたくさんある人、ノートにまとめている人など、読み込み具合がすごい!!


保護者とお話するときに、この本をもう一度読み直して臨むと、これまでで一番うまくいった、と話してくれた人もいました。


そんな読書会。
第2章の学びのシェアだけでなく、今自分が困っていること、我が子の対応で困っていることなどが話題になって、とても濃い時間となりました。


参加者の感想から



■課題図書は最近あまり手にとってなかったのですが、この読書会を開催してくださったことにより、読み直して、本当に重要なエッセンスが詰まっているなと再発見しました。


■やはり読書会に向けて本を読むことのすごさを今日も感じました。手ごたえがありすぎて、学びが深すぎて、明日からの活力になりました。
皆さん日々ギリギリのところで奮闘しておられることがわかり、勇気をいただきました。


■自分一人では、思いつかないことが、他の先生のおはなしからおもいついたり、ヒントになったりととても勉強になりました。
先生方がとても努力されているのが励みになりました。
私は、色々なお話を聴きながら、あの子が変なことをいう原因の一つは、私の話の中にあるのかもと考えることができました。
それと、叱っても効果がない。
この2つの事を考えながら明日から過ごそうと思いました!!


■今日は初めての参加で全部読めていないままなのに、図々しくわが子の相談をしたにもかかわらず、みなさん相談にのっていただき、本当にありがとうございました。
かなり救われました。
アドバイス通り動いてみようと思っています。
また、自分の思考パターンに気づくこともできました。
本当にA先生の瞬時のお返事で、なるほどーとなるばかりでした!
もっと読み込んでのぞめていたら、さらに実りあるものになるだろうな!と感じました。
次回はもっと読み込んでまた参加させていただきたいと強く思っています。


■A先生が、まるで米澤先生のように的確にお話ししてくださって、確かに!そんなこと書いてあった!とたくさんのワードが思い出されました。
その上、結花先生がいつも、自分に責任があるってばかり思わなくて大丈夫ですよって言ってくださるので、本当に心が安定します。
かなりヘビーなお話しだったのに、終わったら頑張ろー!と思えるのは、みなさんがうんうんと共感してくださって聞いてくださるからだと思います。本当にありがとうございます。
いつも自分のせいで子どもが不安定になっちゃってるなぁーの毎日ですが、今日教えてくださったキーワードを胸に、まずは残り10日過ごしていきたいと思います。




感想からもわかるように、みなさんほんとにまじめというか、誠実なんです。
目の前の問題をよくしたい、子どもとの関係をよくしたいと思って、日々悪戦苦闘し、悩み、時には心が病む手前までいくほど向き合っていらっしゃる。


休みの日に、こうやって読書会のためにわざわざ出向いて勉強しようという志がある。


そんな先生たちがお悩み事を相談したり、案件を抱え込んだりしないで話せる、安心安全な場にこの読書会のちっちゃなコミュニティがなれたらいいな、そう思うのでした。





前回の読書会の記事はこちら



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