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「絵本の読み聞かせ」を学級経営に生かすよさ


TOSS大阪みおつくしの春の教師力UPフェス
「楽!楽しい!学級経営学校運営会場」
で講座を担当してきました。
「絵本の読み聞かせ」のブース講座です。

ブース講座ですので、コンテンツを見せてかっちりとお話……というより、読み聞かせの実演も交えつつ、学級経営に生かすよさをお話させてもらいました。

長机二つ分には、持っていった絵本をずらずらと立てて並べて置き(即売所のような感じ? 笑)リクエストのあった絵本を読みました。
時間の関係で途中までですが。

その後、学級経営という点から、読み聞かせで大事だなと感じていることをお話しました。
今日はその部分をシェアしますね。




■1.子どもたちが全員先生の方を見てお話を聞く状態を作れる


ブース講座の最初は、並べた絵本の中から1冊読み聞かせをしました。

みなさん、絵本を見つめて真剣に聞いてくださるんですよね。

教室も同じで、読み聞かせの時、子どもたちは先生の手元の絵本を一生懸命見ています。

こんなふうに、子どもたちの視線を先生一か所に集めつつ、みんながしっかり話を聞くという状態を、読み聞かせならすぐに作り出すことができるのです。

学習する上で必要な
「こういうふうに静かに話を聞くんだよ」
「その方が心地よく過ごせるよね」
ということを、お説教じゃなくて、説明でもなくて、子どもたちに体感させることができるんです。
しかもそれが楽しいと思える状態で。

これって、すごいことだと思いませんか?

落ち着かないクラスの先生こそ、「静かにしなさい!」と10回言うより、1冊の絵本を読むほうがいいと思うんですよね。

新任研に「学級経営に絵本の読み聞かせ」とかなんとかそういう講座を入れるべきだと、けっこうまじめに考えている私です(^^;)


■2.みんなで同じ体験を共有できる


読み聞かせって、「お話を聞いているだけ」に思われるかもしれませんが、実はそれだけではないんです。

楽しい場面でみんなで笑う
冒険ものでドキドキする
これからどうなるんだろう?と次の展開を予想する
これ、なーんだ?のように尋ねられて答えを考える
繰り返しの言葉を思わずみんなで声に出す

先生が指示しなくても、お話を聞きながらこういう現象が起きるんです。

みんなが一つのお話を聞いてみんなでこういうことをする。

その結果、教室に一体感が生まれるんです。

特に大きい行事で「クラスで団結するんだ!」「みんなの心を一つにしよう」なんてスローガンのように言われる最初の第一歩の体験を、読み聞かせですることができるんです。

みんなで同じ体験を共有できて、一体感が生まれるなんて、学級経営にこの上なく力を発揮すると思いませんか?


■3.先生が主導権を持って子どもたちに接することができる


特に最初のうちは、子どもたちが惹きつけられる、鉄板ともいえる絵本を読み聞かせることで「先生が読んでくれる時間は楽しい」と、子どもたちに思わせることができます。
(思わせる、というと語弊があるかもですが)

楽しいことをしてくれるわけだから、子どもたちは先生に惹きつけられていきます。

それが、主導権をとることの一因につながっていくのではと思っています。



そうそう、「最初のうちは鉄板絵本を」といわれましてもどれが鉄板なんだか……とお困りの方に、おすすめの電子書籍があります!

『笑顔あふれる学級づくりに役立つ読み聞かせ絵本50:「先生読んで!」の声が起きる 新学期に子どもの心をつかむ おすすめ絵本』


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……最後は宣伝っぽくなっちゃいましたね(宣伝やん)

失礼しましたあ!



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なぜ小学校で読み聞かせをするのがいいのか、学級づくりにどう役立つのか、そんなことも書いています。



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