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【熱中する授業ネタ】単純なルールで盛り上がり度抜群の「和音ゲーム」


この一週間、偶然ですがいくつかのクラスで、補欠授業をさせてもらう機会がありました。


補欠授業というのは、お休みされた先生のクラスで、代打でする授業という意味合いです。


つい最近は、2年生で音楽の授業をしました。




音楽の授業は(音楽に限らないですが)、一時間ずっと歌を歌うとか、ずっと鍵盤ハーモニカを吹き続けるということはなくて、いくつかの活動を組み合わせます。


メインの活動である歌や鍵盤ハーモニカの演奏ももちろん行うのですが、今回やった「和音ゲーム」が、ものすごく盛り上がったんです。


音楽ネタを文字だけで表すのはなかなか伝わりにくいんですが(笑)


やっていることは、とっても簡単!
先生がドミソの和音を何回か弾きます。
ドミソが聞こえるたびに、子どもたちは手を1回たたきます。
(聴力検査?笑)
何回かドミソ→手をたたくを続けた後、シレソを弾きます。
シレソが鳴った時は、たたきません。


たったこれだけのルールです(*^^*)


これがね、ものすごく盛り上がるんです!



最初のうちは慣れないのもあって、シレソが鳴っても手をたたいてしまう子がけっこういるんです。
でもそれが少なくなったころに勝負形式にすると、いっぺんに集中度がアップします。


・シレソが鳴った時にだれも手をたたかなかったら、みんなの勝ち(みんなが1点)
・一人でも手をたたいたら、先生の勝ち(先生が1点)


最初ということもあって、3回戦までにしましたが、勝負がかかったら子どもたちが急に結束力を強めたのなんのって(*^^*)


特に、やんちゃ系男子が熱心で。


シレソが鳴ったとたん、「たたくな!!!!」と何人かの声があがるんです。


誰もたたかなかったときはもう、教室大喝采(*^^*)



今回は2-1で子どもたちの勝利で、大喜びの空気感がまた、よかったんですよね。
(ちなみに最初にうっかり誰かがたたいて、私が一点先制。あと2回子どもたちに点を取らせるために、私もかなりがんばりました(笑) 子どもたちの勝利で終わりたいですからね)


運動会とかそういう大きな行事で「みんなで協力する」という経験を積みますが、それって別に行事でなくても、こういう日常の授業の中で機会はいくらでも作れるんだよね、と改めて思ったのでした。


みんなが集中して取り組んだ結果、ゲームで先生に勝つという成功体験をする
なにより、その時間がとっても楽しい
楽しい時間を共有するって、これも学級経営上、とってもすてきなこと( *´艸`)


単純なゲームながら、効果は大きい「和音ゲーム」なのでした。




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