見出し画像

実はホームスクーリングの参考にしている!世界の学校教育①オランダ編

みなさま、こんにちは。

今年も残りわずかとなりましたね!
クリスマスが終わり、仕事納めや年越しの準備の時期。

子供達も冬休みに入り(次男は冬休み中もこども園ですが)、テンションも最高潮です!

今年は長男のホームスクーリングが始まったという、とても変化のある年となりました。

7年ほど前から世界の教育事情について本を読み漁っていた事が、とても役に立ちました。
このベースがなければ、ここまですんなり今のホームスクーリングの形は作れなかったかもしれません。

みなさまもすでにご存知のこともあると思いますが、世界の教育事情について今回から数回に分けて書かせていただこうと思います!

今回そのトップバッターを飾るのは・・・

オランダの学校です!

最近日本でもよく聞かれるようになったイエナプラン。
ドイツが発祥ですが、広まったのはオランダでのこと。広まったといっても、オランダの学校の約3%ほどです。
その他の学校はどんな学校かというと、

シュタイナー
モンテッソーリ
カトリック etc

他にもICTに力を入れた学校や、レッジョエミリア等様々な学校があります。

なぜこんなにたくさんの学校があるのかというと、オランダでは「教育を選ぶ権利」が保証されており、どのお家も自分に合った学校を選ぶことができます。
そして、そこまでの交通費はしっかりと国から支給されます。

この「教育を選ぶ権利」こそが他国との大きな違いとなっています。

学校の設立に対しても他国よりハードルが低く、きちんとした条件を満たしていれば助成金が出ます。

世界一子供ファーストの教育が実現されていると言えるかもしれません。

しかし、我が家で実践しているホームスクーリングは原則禁止されています。

協働した学びや人との関わりを重視しているため、ホームスクーリングは認められず、用事で学校を休むことや遅刻に関しても、日本よりもかなりハードルが上がります。

親は子供を学校に行かせる義務がある。
ただ、「義務」としている以上、子供達が生き生きと学べるように、学校を選択できる・子供主体の学習環境にする・子供の声が学校運営に反映されるようにする等工夫がされています。

対話重視の人間関係

先生方は子供達と対話を重視し、子供達の話に徹底的に耳を傾けます。

我が家も対話重視。大人も子供も同じ土俵で話し合います。このあたりはオランダ式かな。

我が家のホームスクーリングのベースとなっていることは他にもあります。

①自分で時間割を作る

ホームスクーリングなので、そもそも決められた時間割などないのですが笑、明日ホームスクーリングにしようかな〜という日には、子供に時間割を作って実行してもらっています。

イエナプランを知る前は、自分で時間割作るという概念がなかったため、知っていて良かったな〜と思う事の一つです。

②子供によって、学ぶ速度が違う

日本の学校は所謂一斉授業。
理解していてもしていなくても、淡々と授業は進んでいきます。
わかる子にとっては退屈。理解のゆっくりな子にとってはしんどいですよね。

子供にはそれぞれ物事を理解するまでのスピードには個人差がある。
その考えをベースに自由進度学習が取り入れられていることも、ホームスクーリングをする上でとても役に立っています。

今この瞬間理解できなくても良いんです。
繰り返していくうちにいつか理解できるかもしれないですし、理解までの道のりはゆっくりでも、一旦理解してしまえばその後飛躍的に伸びることだってあるんです。

よって、我が家では、学年や単元に絞った学習はしていません。
息子の理解度に応じて、また本人の興味にそった学習をしております。

③教科横断型学習

オランダでは、この時間は算数!この時間は国語!というように、教科を固定せず、教科をまたいで学習できる、教科横断学習が実践されているようです。

我が家のホームスクーリングはまさにそう!
社会の話で、平均寿命の推移から、平均の出し方に話は移り、いつの間にか社会→算数になっていたりします。
これができることが、まさにホームスクーリングの利点だなと思います。

④時事問題について議論する

イエナプランの朝のサークルタイム。

子供達は、お勧めの本を紹介したり、発表したりします。
子供達からどんどん質問が飛びます。

どんなところが面白かったの?特に良かった場面は?
どうして?どうして?
先生だけでなく、子供達も「なぜ?」と物事をどんどん掘り下げます。

その他にも、時事問題を取り上げる子もいます。
オランダでは移民問題がありますが、「移民についてどう思うか?」、「差別はあるのか?ないのか?」低学年から、みんな自分の意見を持って意見を出し合います。

我が家のホームスクーリングでも、時事問題はよく取り上げます。

その際に、現状を否定して嘆くのではなく、「どうしたら解決に向かうのか」を目標に話し合います。

歴史を学ぶにしてもそうです。

この国酷いね!ではなく、今起こっている問題を解決するために、過去を学ぶのです。

過去の悲劇を起こさないために、今何をするべきなのか、過去から学び、未来を考えるのです。

その他にも、オランダの学校制度で良いなと思うことはまだあります。

みんな同じ教室

それは、ハンディキャップのある子もない子も、ひとつの同じ教室にいることです。

目の見えない子、耳の聞こえない子、身体が不自由な子。

その子達に対してサポートする専門家が必ず付きます。それも、国がしっかりと派遣します。

子供達は集団に入った時から色々な仲間と接します。

目の不自由なお友達がクラスにいれば、彼(彼女)に対し具体的にどんなサポートをすれば良いのか、経験から学んでいきます。

どんな子も、落とし物を拾うくらい当たり前に、その子のサポートをします。

そうして大きくなった子供達は、社会に出た時に、ハンディキャップのある人達に対してどのようなサポートをすれば良いのか経験としてよくわかっています。

道のつくりにしても、公共施設にしても、公共交通機関にしても、根本的に考え方が変わってくると思うのです。

学校制度といい、日本とは大きく違うことがこの点からもわかります。

実際に現地に行ったことがないので現実とは違うところもあるかもしれませんが、こうしてまとめていると、我が家のホームスクーリングは思った以上にオランダの教育に影響を受けているんだなと思いました!
(あんまり気づいていませんでした笑)

みなさま、いかがでしたでしょうか?

今回は第一弾としてオランダの教育制度について書かせていただきました。

これからも、フィンランド・アメリカ・世界の自由学校等、何回かに分けて発信させていただきます!

次回がどこの国になるか・・その時の気分で決めます!笑

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?