見出し画像

ホームスクーリング☆1年間の振り返り

みなさま、こんにちは。

久々の投稿。最近は以前ほど投稿ができなくなっていますが、やはりこうして文章を書いている時間というのは癒されます。

またこうして記事を読みに来ていただき、そしていつも息子のホームスクーリングを応援していただき本当にありがとうございます!

昨年5月から小4息子のハイブリッド学習(週3登校・週2ホームスクーリング)が始まりましたが、4年生も終盤に近づいてきました。

今回はこのホームスクーリングが始まった息子の4年生の振り返りと、ホームスクーリングをしたからこそ見えてきたことについて、書かせていただこうと思います。

今回も最後までお付き合いいただけると嬉しいです☆



斬新!全く別の視点からの学びへのアプローチ


これまで記事を読んでいただいている方はすでにご存じだと思いますが、『型にはまらない学びの形』を実践していることが、我が家のホームスクーリングの最大の特長といえます。

子供の興味や特性に合わせて、心が躍るような学びを取り入れてきました。


☆算数

みなさんご存じ、アメリカのホームスクーリング教材を使い、ゲーム感覚で能動的に問題を解いていく(というより突破していく)ことに楽しさを覚えた息子。
算数アレルギーで、算数の『さ』の字を聞くだけで逃げ出してしまう子が、学校や日本式の塾の算数とは一線を画した教材を使用することで、アレルギーを脱却し、自信をつけてきました。

息子の算数人生を変えた本!



小4の壁といわれる時期に、大嫌いなものを好きに変えることができた
これは息子にとってもとても大きな転換点でしたし、私自身も本気出して良かった~(笑)と思えた瞬間でした。
そして、算数に対し自信を持った息子は学校の算数にも積極的になり、ついでに学校の成績も伸びたという副産物もついてきました。


☆理科

元々理科が大好きだった息子。様々な学習漫画を読み漁り、図鑑を穴があくまで読んでいる彼にとって4年生の学校の理科は朝飯前。

ホームスクーリングでは、STEAM教育の実験キッドを取り寄せて、日々実験をしていました。
元々体と手を動かしながら学ぶスタイルの息子。参考書を永遠と読めるタイプではないことはわかっていたので、こうした実験やお菓子作り(お菓子作りは科学!という概念の我が家)を通して学んできました。

友人に勧めてもらったスーパー理科辞典も、実験の補助的役割として大きな役割を担ってくれています。

大人の私もドハマり!へ~そうだったのか!の宝庫

もう一つ、我が家の大切な理科のパートナーは、科学雑誌のNewtonです!

これは明らかに大人向けの雑誌ですが、とにかくめちゃくちゃワクワクする内容なんです!子供だけでは(?)かもしれませんが、大人と一緒に読むことで、教科書よりもずっと中身の濃い内容を学ぶことができます。

もっと数学やっておくんだった・・と後悔させてくれるほど面白い

特に理科好きの子にはおススメです!

我が家の次男(年少)も理科が好きな様子。
実は長男よりも熱心にスーパー理科事典を私と一緒に読んでいます。

そしてつい先日のお話。
次男が靴下を履こうとしていたところ、かかとでクシュっとなり苦戦していました。

次男 『このばしょ、重力ハンパない!くつ下が、ぜんぜん上がらない!!

日常的に重力を意識して生きているのか~と心の中で大爆笑の私でした。
今のところ、我が家で今年一番の名言となっています。笑


☆外国語

我が家では外国語(英語・中国語)の学習に力を入れています。

理由は一つ。外国語を習得することで、将来自分にピッタリ合う居場所を、世界中から選ぶことができるからです。

つい先日、我が家の英語学習法について記事をあげさせていただきましたが、そのやり方はドンピシャで、親子共々それ以降も楽しんで学習を進めております。詳しくはこちら↓

ラテン語から英語の根本を学ぶことで、英語が根っこが全く違う言語でなく、日本語と遠い親戚くらいに思える日も遠くない!?
大人の方にも超おススメです。

ちなみに、我が家では聞いたり話すことを重点的にやっているため、読むことはあまりできません。
しかし、人間の語学習得のプロセスとして、『聞く→話す→読む→書く』なので、この通りの順番で学習するようにあえてしています。

加えて、最近おススメなのが、『AGO PHONICS』英語のカードゲームで、UNO感覚でカードゲームを楽しみながら、自然と英語に親しむことができます。
これはホームスクーリングというより、長男と次男と遊ぶ時に使っています。

レベル別で数種類あります。レベル2も買って!と皆楽しそう


☆時事問題

これこそ学校で学んでほしい、時事問題。
これを学んでこそ、社会との繋がりを感じ、実際に起こっている社会問題・時事問題をわが身として考えられるようになるのだと思っています。

日本の選挙の投票率は世界最低です。
このように、若い世代だけでなく、ミレニアム世代にも広がる『無関心』。

一人ひとりが諦めてしまっては、社会は絶対に変わりません。
まずは興味を持ち、考えるきっかけを与えること。
これが今大人が未来を生きていく子供達に対しできることだと思っています。

我が家の時事問題の教材

時事問題では、現に起こっている事柄について議論することが多いですが、こうした本をベースに議論することも面白いです。

これは、世界の色んな統計が載っています。
この中で、『世界の平均寿命・殺人率・スラム街率』この3つを見れば、その国がどれほどの経済水準の国なのか読み解くことができます。

時事問題と社会のハイブリッドな学びができますが、歴史の問題にも飛び火しますし、平均の出し方は?など算数にも飛び火します。

この教材はまさに、教科横断型学習を可能にしてくれる興味深い本だと我が家では重宝しています。


また、以前ご紹介したSTEAMライブラリーは、息子が気に入って、ホームスクーリングのたびに使用しています。詳しくはコチラ↓

STEAMライブラリー - 未来の教室 (steam-library.go.jp)

これは経産省が無料で公開しているサイトで、様々なトピックのもと、
動画とワークシートが用意されています。

これは元々教員向けに作られたサイトなので、準備なしに誰でも簡単に取り入れることができます。

これでフェアトレードやSDGsについて学んだ息子は、環境問題に対しより強い関心を持ち、『今自分にできること』を考えながら生活するようになりました。

そして、議論の際の約束事が3つあります。

相手を否定しない
➁意見と人格は分けて考える
③自分と全く違う意見に遭遇した場合、シャットアウトしないで、何か賛同できるポイントを見つけてみる

です。
議論の経験が少ない日本人は、自分とは別の意見を言われると、自分が否定されたように感じて不快に思う方が一定数いるように感じています。

そんな必要なんて全くありません。
意見と人格は似ているようで違うもの。議論の際にそこは切り分けて考えるよう、子供達にも話しています。
これは、大人にも全員共通することだと思っています。

みなさんもディスカッションも際に、是非参考にしてみて下さい。


☆その他もろもろ

他にも、五味太郎さんのことわざ辞典を気に入って読んでいます。
(国語というとそのくらいかな)

漢字は嫌いでも、ことわざだけはめっちゃ知ってる!という予想外な感じになっていますが、興味のあるものなら何でもOKです。
漢字は読めるので、書くことに関しては、まぁいつか本人のスイッチが入ったら・・くらいに思っています。

ペンギンに走りを教えてもどうしようもありません。
ペンギンには得意な泳ぎを楽しみながら磨いていってもらった方が良いと思っています。
苦手な走りを何とか平均値にもっていこうと走りを強化しているうちに、泳ぎすら平均的になってしまった。

これは、日本の義務教育に当てはまると思います。

NHKフォークスールもとても良い教材ですし、プログラミングもスクラッチやorgを使い日々腕を磨いています。
下でご紹介しているorgは特におすすめです。
世界中の子供達が、自国の言語で無料でプログラミングを学習することができる素晴らしいサイトです。
息子はマイクラを楽しんでやっています!


☆フィールドワーク
我が家で週に1度ほど取り入れているフィールドワーク。
外にこと学びがいっぱい!ということで、科学センター・博物館・美術館・植物園・図書館は我が家の庭です!
実際に、見て・聞いて・体を動かしながら、実践的に学べるとても良い機会です。詳しくはこちら↓

その他、1日の学習をする前に、必ず朝散歩を導入しています。
まずは、太陽を浴びて、体を動かし、空気を感じながら。
とてもリフレッシュになりますし、軽い運動にもなります。

これを入れることで、その日午前中の集中力が変わるので、是非取り入れてみて下さい!


ホームスクーリングを通して感じたこと・学んだこと


学ぶことが楽しいと思える環境作り

子供によって興味関心が異なるため、その子に合った学習方法を見つけることがホームスクーリングには不可欠です。

自分で学べる土壌ができるまで、親が『これ好きそうかな?』を集めてくる必要があります。
しかし、一度『学ぶことは楽しい』という土壌ができてしまえば、その子はその後、一生好奇心と探求心を持って学び続けるものだと思います。

それって、生きているうえでとても価値のあることだと思いませんか?

これはホームスクーリングに限らず、全ての子供達に言えることだと思います。

➁習得までのスピードはその子によって異なる

最近イエナプランが注目され、異年齢学級を取り入れるオルタナティブスクールも日本国内に誕生しています。

この異年齢学級の根本にあるのが、『子供は一人一人、物事を習得するまでのスピードが異なる』とい考えです。

ある子は、1年生ですんなり計算のできる子もいれば、3年生にかけてゆっくりと習得していく子もいる。
習得までのスピードは人それぞれ。ただし、習得までに時間のかかった子が、その後飛躍的に伸びるということも起こるのです。

それを、私は息子の学習を傍で見ていて、目の当たりにしました。

学校でよく作文や文章を書く機会がありますが、小4の息子の文章レベルは、どれだけ色眼鏡をかけても小1か!?という文章力でした。

それが、つい先日の学校でのQNKSを使い、雷について掘り下げて書いた文章を見て、目を見張りました。

これ、〇〇(息子)が書いたの!?

きちんと文章の組立ができており、論理的でわかりやすく、伝えたいことが読み手にしっかりと伝わる素晴らしい文章でした。

担任の先生も息子の急成長に一緒に感動してくださり、息子の作文を学級通信で紹介してくれました。

つい私たちは、〇年生ならこのくらいはできないと、と考えてしまいますが、その子にはその子のペースがあります。

じっくりと理解している最中なのかもしれません。

そして、しっかりと理解した後は、どんどん幹や枝を伸ばしていけるのでしょう。

息子の成長を通して、『待つこと』の重要性を再認識しました。


かなり長文になってしまいましたが、これが息子のこの1年のホームスクーリングと学校のハイブリッド学習の様子でした。

5年生では先生もクラスメイトも変わるので、どのような学習方法になるのか今では想像もつきませんが、どのようになっても、息子の学びに寄り添っていきたいと思っています☆

しかし、一方で悩みもあります。

次男が、『ぼくは毎日幼稚園なのに、お兄ちゃんは家にいる日があってずるい!』

というのです。

そう言い出す日が必ず来ると思っていました。

しかし、私から見て次男はきっと学校を楽しめるタイプなのではないかな?
と思うのです。

このあたりのお話はまた別の記事で書かせていただきたいと思います。

今回も最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございました!






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?