親には聞こえない?子どもの心の声
みなさま、こんにちは。
関係性が近すぎるがゆえに、見えないものってありますよね?
代表的なのは、『子ども心』。
子どもの年齢が上がるほど、親子関係は難しさが増していくように思います。
先日、サードプレイス化している我が家に長男(小5)のお友達が遊びに来ました。
その子は幼稚園時代から一緒で、小学校へ上がってからもずっと仲良し。
家族ぐるみでパーティをしたこともあり、その子のお母さんとはそれなりに親しいです。(最近はあまり話す機会がなくなっていますが)
その子は、勉強もスポーツも得意なとてもやさしい子。
優しい心だけでなく、相手の気遣いもできる正義感のとても強い子です。
ただ、私の心にずっと引っかかっていることがありました。
その子が、あまりにも忙しすぎること。
朝は6時に起きて勉強、下校後はすぐに宿題と家庭学習を済ませ公文かそろばん教室へ。
夕方からは毎日サッカー練習。
夕食後はお母さんに用意された勉強が待っている。
これだけでもかなりタイトなスケジュールですが、これからは塾にも通わなくいけなくなったようなのです。
幼馴染である長男にはたまに話していたそうです。
『本当は、もっと遊びたいんだ。でも、俺がそう言ってることは母さんには内緒だぞ!』
その話を長男を通して聞いていたので、私はその子の様子を常に気にかけていました。
先日我が家へ来た際に、その子が絵を描きながら呟きました。
『家にいる時が一番辛い・・・・
学校にいるよりも勉強させられる。本当は勉強なんかしたくないのに。
もっと遊びたいのに。今でもキツイのに、これから塾もって・・・
いいよな、〇〇(息子)は・・・たくさん遊べて、好きなことする時間があって。本当に羨ましいよ。』
その子の本当の内なる声。
その子の話し方から、イライラとストレスがはっきりと感じ取れました。
息子達に向けて呟いたのか、私に聞いてほしかったのかはわかりませんでしたが、何となく私に言っているような気がして返答しました。
(息子達は何と返答したらいいのかわからなかったのか、無言だったこともある)
『夏休みになったら、うちに泊まりにおいで。うちにいる間は、勉強のこと1秒も考えなくていいよ!めちゃくちゃ遊ぼう!!』
『え~今日がいい、今日泊っていきなよ!』
と月曜日であるにも関わらず誘いまくる息子に対し、『今日は無理だって~~明日学校だぞ!』と言いながらも、嬉しそうにはにかんでいました。
その子は、これからもお母さんに自分の気持ちを伝えることなく頑張り続けるのでしょうか?
一度しかない子ども時代。
自分の気持ちを押し殺してTo doに追われる日々。
この子の気持ち、お母さんは気がついていないのかな~・・・
(もちろん、私自身も息子達の気持ちに気がついていない部分はあると思うのですが)
それはどれだけ考えてもわかりませんが、その子が大人になった時に、
親に感謝するのでしょうか?
それとも親を責めるようになるのでしょうか?
その子にとっても、お母さんにとっても、良い未来になってほしいな・・
お母さんにとっても、その子を思っての行動のはずですから。
それにしても、ふと弱音や心の内を呟ける大人が近くにいるのは良いな~と思いました。
私自身の子ども時代にはそうした大人は近くにいなかったので、自分の気持ちを一切アウトプットすることなく、ひたすらため込んでいました。
自分の心にため込んでいたことを少しでも吐き出せてよかった。
我が家はこれからも、みんなにとって、そんなサードプレイスであってほしいなと思います。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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