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ことば

さて、フランスはモンペリエでの語学学校を修了し、現在スペイン旅行の真っ只中です。

6月22日に退寮と同時にモンペリエを出発、現在4日目で3都市目スペイン南部のアルヘシラスという町に来ています。

はっきり言います。なんもねえ。

ただ、一応重要な港町のようです。
宿泊先の1泊15€のホステルの目の前は大きな港です。

さてアルヘシラスに何にもないことは全く重要ではなくて、今日まで4日で3都市回ってきて思ったことについてひとつ書き残そうと思ったわけです。

それが言語について。

当たり前ですが、スペインの公用語はスペイン語です。
いわなくてもわかるわって話でしょうけどまぁ一応ね。

では2番目に話されている言語は何でしょうか。
わかりません。ちなみに スペインの言語 っていうWikipediaのページ面白かったんでもしよかったら見てください。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%81%AE%E8%A8%80%E8%AA%9E

スペイン語にもいろいろあるよって話とか、地域によって違うよって話が載ってます。(ちなみにスペイン語(カスティーリャ語)話者数でいうとスペインは世界3位だそうです。1位じゃないんだなぁ。)

んで、この地域差って面白いなあって。

そして旅してて思ったのはこの地域差は、スペインにおける外国語にも当てはまるなぁってことです。

以前一度バルセロナを訪れ、今回首都マドリードと南部のマラガ、同じく南部で北アフリカが目と鼻の先のアルヘシラスと、計4都市訪れていますが、街を歩いていて興味深いことがたくさんあります。

まずは英語について。
各4都市、英語の通じる度合いが結構違うんです。

例えばマドリード。
さすが首都であり一大観光地であるというだけあって大抵通じました。

小さいカフェとか通じにくいところはあっても伝えたい単語だけを言ったり、スペイン語を少し調べておいたりで何も問題なく過ごせました。
また、お店の多くに英語表記のメニューや看板がありました。

ちなみにこれは5月に訪れたバルセロナにおいてもほとんど同じことが言えると思います。大きい街では通じるというのはどこに行っても同じようです。例えばパリや東京でも首都なだけあって観光する分には割と英語とほんの少しのその土地の言葉で十分事足りるでしょう。

一方マラガ。マラガは美しい海と、山の城、そしてピカソが生まれ育った町として知られていて、多くの観光客が今した。

しかしこちらはなかなか厳しかったです。
さすがにメインの観光地であるジブラルファオ城や、ピカソ美術館などでは英語は通じました。しかしホステルでスタッフの女性に説明を受けるとき、いきなりスペイン語で話されてびっくりしました。
今までに利用した大抵のホステルはまず最初は英語で話してきてこちらの出方を見てくるのですがここはいきなり確認もなくフルでスペイン語でした。いくらフランス語と似ていてもさすがに理解できないので、覚えていたスペイン語のフレーズで`”英語話せる?”と聞いたら ”んーーーっ”て感じの反応をしてGoogle翻訳を開いたのです。これには驚きました…

他にも観光地ど真ん中の観光客もたくさん来るようなレストランでメニューに英語表記がなかったり、ウェイターに英語が話せる人がいなかったり…
こういう時はジェスチャーと単語のみのやり取りでどうにかします。
大抵それでどうにかなるんですが本当にどうしようもない時は最後の手段、Google翻訳の登場です。

アルヘシラスに来てからは、こちらの人と話す機会があまりないのですが、少なくともホステルの人は英語ペラペラだったので何もすることがない街としては十分かなと思います。

さて続いてはフランス語についてです。
まずバルセロナではホステルに泊まってる人とスタッフとにフランスから来た、住んでいたという人がいた以外にはフランス語を話すことのできる人に出会うことはできませんでした。

マドリードではホステルのスタッフがフランス語を話すことができたのに加えて、たまたまレストランで一時的に相席になったマドリードマダム、美術館のスタッフなどいろんなところでフランス語を話せる人に出会いました。個人的にはこれは結構意外だなーって、なぜかというとバルセロナよりフランスから遠い地でそういう人に出会えるとは予想もしてなかったからです。

ちなみになぜかもっと離れるマラガにはもっとフランス語を話せる人がいました。街中の観光客にもフランス語を話している人が多かったなぁっていう印象です。フランス人に人気の観光地なのかな? ちなみにさっき書いた英語の話せないホステルスタッフも、”じゃあフランス語話せる?”って聞くと、喜んで”あなたフランス語話せるの?じゃあフランス語で!”って言ってGoogle翻訳を閉じました(笑) フランス語勉強しててよかったなぁ。

さてアルヘシラスはどうかというと、数少ない話した人はみんなフランス語が話せます。一番フランスから離れているのにすごい!というのも、北アフリカと近く、現在は公用語ではありませんがフランス語話者の多いモロッコからの来訪者が多い街なだけあるなと思いました。小さいケバブ屋さんでもフランス語が通じたので、これはなかなかなんじゃないかと思います。しかし看板などにはフランス語も英語も見つけることができませんでした。

その代わりといっては何ですが、これまたさすがマグレブ地域との交易地というだけあってそこら中にアラビア語とみられる表記がたくさんありました。残念ながらアラビア語はこれっぽっちもわからないので何かを読み取れたり、誰かと話す機会はなかったのですが、もし話せたらそれはまた面白かったのかなぁなんて思いました。


日本にいて、外国語の話される種類や度合いが大きく異なるということはあまりないんじゃないかなーって思ったので、とても興味深く思えました。
例えば福岡は韓国語話せる人が多いとかあるのかな?もし何か知ってる人いたら教えてください!


改めて、言語ってきりがないなぁ。世界中には190以上の国があって、多くの言語があって、地域差があって…いくら学んでも終わりがないし、語学学習的な意味だけでなくて、文化的にも奥が深いなぁって。

明日はスペイン南端にあるイギリス領ジブラルタルに行ってきます。イギリス領ということで英語がフルで使えることを祈り、他の言語は通じるのかどうか、またジブラルタルに面するスペインの街はどうなのかも楽しみにしてます。楽しみだー!

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