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ニンプハ、ツライヨ。

妊婦生活が終わった。
人生2度目、おそらくこれが最後であろう。

マタニティライフと言うと、皆さんはどんなイメージを抱くだろうか?

女に生まれたことの幸せを噛みしめることができる?
神秘を感じることができる?
周囲に優しくしてもらえる?

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私にとってのマタニティライフは「つわりがひどく辛くて仕方なかった」と言うわけでは決してないが、地味に小さなストレスがかかり続ける8ヶ月であった。

共感いただける方もいらっしゃることと思う。
パッと思いつくだけでこれだけある。

何が言いたいかというと、私は今、実に清々しい気持ちである。

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《初期》
✔︎口の中が常にヘンな味がする。
✔︎食べつわり。空腹になると気持ち悪い。食べたら食べたで胃もたれ。「普通の状態」が恋しくて仕方ない。
✔︎これまで大好きだったものが好きではなくなるストレス。通勤時、駅のホームで一杯のカフェラテを飲む時間が癒しであったが、全然美味しくない。代替がない。
✔︎甘いものがやたら食べたくなるが、食べるたびに自己嫌悪
✔︎胎動がまだないため、検診の度に胎児の心臓が動いているか過度に心配する。
《中期》
✔︎たまにやってくるひどい胃痛。顔が青くなる程で、仕事を中断せざるを得ない。
✔︎起床時毎朝、足が激しくつる。毎朝悶絶する。
✔︎おばちゃん体型になった鏡に写る自分が嫌になる。
✔︎眉毛が薄くなってうまく描けずイライラする。
《後期》
✔︎通勤電車、譲って欲しい時に限って一切見向きもされない。心が狭いな、と思うが優先座席の一人分の席に荷物を置いているおっさんなんか見ると、イラッとしてしまう。
✔︎頻尿。頻尿というか、んもう尿意がしない時がない笑。常にトイレ行きたい。トイレ行ったら行ったで一度に全部出ない。
✔︎激しい胎動とお腹の張りで夜中に目が覚めて寝れない。
✔︎臨月になると、陣痛がきたらどうしようという不安と常に隣り合わせ。
✔︎出産の痛みへの恐怖が現実味を帯びてくる。

神秘?女に生まれた幸せを噛みしめるだと?

んなアホな。

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出産時の痛みも含めて、可能であれば経験しなくていいに越したことはない。

2人目を授かりたくて、妊婦さんを見るたびに羨望の眼差しを向けていたが、いざこちら側に来ると、人は矛盾だらけの生き物、妊婦生活を早く終えたくて仕方がなくなるのだ。

今はとにかくこれをしたい!

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✔︎筋トレ
✔︎ランニング
✔︎刺身を食べる
✔︎肉の赤い部分を気にせずお肉を食べる
✔︎着たい服を着る

3時間おきの授乳で睡眠不足にはなるが、そもそも後期に入った頃から夜中に何度も目が覚めて睡眠不足であったので、今更始まったことではない。

最後に・・・

とはいえ、妊婦であったからこそ受けることができた恩恵もある。

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✔︎電車で席を譲ってもらった時は、やっぱり嬉しかった(譲ってくれた方、全員のことを覚えている)
✔︎会社の同僚や夫が重い荷物を持ってくれる。
✔︎妊婦検診のため、定期的に仕事を休める。

あれ、これだけ笑?

どう考えても、受ける恩恵に比べ、我慢の方が多いと思う。

出産を終え「普通の体」がどれだけ快適であるか、毎日身に染みて感じているので、記事にしてみた。

どなたかのご参考になれば幸い・・・です。
(ならない?)

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神秘の先に生まれた娘。
・・・結局神秘言うとるやないかーい!

お読みくださりありがとうございました。
また更新します。

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