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よそ者は認めない

私は仕事柄、数年に1度は職場の人間関係が変わります。


その度に新しい関係値を構築していく必要があるのですが、これをプラスに捉えるのか。マイナスと捉えるのか。


友人に言われた事があります。



「上司が変わって羨ましい」



なるほど。自分は今の会社で長くやってるので普通だと思ってましたが、友人は上司が固定されていて変えることは出来ないそうです。会社や職種によっても変わりますよね。


私の場合は人間関係のリセットが可能だということです。


そんな私は1年前に転勤して新しい人間関係を築いていく事になりました。


振り返ると色々あったがとても楽しかったし、人間関係が苦手な自分にとって自己成長も感じられた1年となりました。


特に関わった14名。1番大切にしてきました。


有難いことに柔軟に対応してくれる方もいます。中には曲者もいます(笑)


その曲者とは、「あるある」だとは思いますが一言で言うと


「よそ者は認めない」



という感じでした。


会話の中で常にマウントを取ろうとしてくるのか、知識で対抗してこようとする感じが凄くありました。


私が話した後に、更に詳しい知識を被せてくる感じです。



俺の方が知ってるぞ。詳しいぞ。みたいな感じです。


話しかけても表情は固く、敵対心すら感じそうなくらい。


お前を上司とは認めてないぞ。


という感じでです。


最初は、対抗してくるならこちらも対抗する。とは思いましたが、その考えはすぐやめて、言いたいなら言わせておくことにしました。


例えば知識でマウントを取ろうとするのならば、その知識を伝える役割を任せるようにしました。



そしてこう捉えました。もしかしてこれは、彼なりのアピールなのではないかと。


真意は定かではないてすが、彼なりに「俺凄いっすよ」と言いたかったのかもしれません。


結果的にその彼とは1番良い関係が作れたと思ってるのですが、やった事は以下2点です。


  1. 新しい環境で新人の覚える作業を率先して実行しルールを守る

  2. 相談やアイデア、考えを時間をかけて聞く


まず1に関して、やはりどこの職場にもベテランがいてその場所のローカルルールがあったりする事がよくあると思います。そして新人が覚えるその場所の基本的な作業。それを覚えるために動きまくりました。


部下の仕事の後処理的な作業を率先して馬車馬のように働きました(笑)


そうやってルールを覚えて頑張ってる感を出します。


ただ一応は上司ですので方向性も決めなければいけません。


その後は2です。〇〇さん、ちょっと相談なんですが。と近寄るとあまり良い顔はしてません。


〇〇について、何か良いアイデアとか無いですか?自分はこう考えているんだけどどう?みないに聞くと、色々答えてくれます。そしてそれを紙に書いてまとめました。


何気にこれ重要です。


彼が話していることを紙に書いて可視化し、お互い理解できるように整理します。


そんな事が積み重なると彼の見ている方向、視点を合わせる事が出来ます。お互いの考えを共有して理解し合える事が出来ました。


その彼も、私が話を聞いて理解してくれると感じたからか、その後はめちゃくちゃ長時間話してくれるようになりました。退勤した後も熱く語ってくれるようにもなり、プライベートの話もしてくれるようになりました。


結果彼とは一番の関係値を築けたかなと感じてます。



1年前にも、人間関係で新たな価値を生む考え方。というブログを書いたのですが、自分でも実践して良い結果を残せたのは良かったと思います(笑)

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