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<ラグビー>オーストラリア対フランス、シャークス対ブリティッシュアンドアイリッシュ・ライオンズ結果

はじめにニュースを。南アフリカ代表選手にCOVID19感染者が出たため、7月9日の南アフリカ対ジョージア、10日のブリティッシュアンドアイリッシュ・ライオンズの試合は中止となった。

オーストラリア23-21フランス

フランスはブリティッシュアンドアイリッシュ・ライオンズとは関係ないので、ベストメンバーをそろえられるが、クラブチームとの関係等から、SHアントワーヌ・デュポン、SOロメイン・ヌタマックは遠征チームから外れている。そのため、やや弱いと思われるが、もともとフランス代表にはベストメンバーという概念はないらしく、昨年のシックスネーションズやオータム・ネーションズカップでも、今回と似たようなメンバーで、ベストメンバーを集めた相手に勝利している。

6分、フランス11番WTBギャビン・ヴィリエールがトライ。SOルイ・カルボネルのコンバージョン失敗で、0-5。
19分、カルボネルがPG、0-8。
23分、フランス11番ヴィリエールが2つ目のトライ。カルボネルのコンバージョン成功で、0-15。
34分、オーストラリアHOブランドン・パエンガアモサがトライ。SOノア・ロレシオのコンバージョン成功で、7-15。

前半、オーストラリア7(1T1C)―フランス15(2T1C1P)。

44分、ロレシオがPG、10-15。
53分、ガルボネルがPG、10-18。
60分、ロレシオがPG、13-18。
63分、フランスFBメルヴィン・ジャミネがPG、13-21。
71分、オーストラリア7番FLマイケル・フーパーがトライ。ロレシオのコンバージョン成功で、20-21。
77分、ロレシオがDG失敗。
83分、ロレシオがDG失敗。
84分、ロレシオがPG、23-21。

後半、オーストラリア16(1T1C3P)-フランス6(2P)。合計、オーストラリア23(2T2C4P)-フランス21(2T1C3P)。

最後にオーストラリアが,フランスのパスミスからゴール前に攻め込み,最初はアドバンテージのある中で,ほぼ正面のDG失敗,次も正面のDGをチャージされたものの,中央ゴール前でのPKがアドバンテージになっていて,さすがに正面のPGを決めて,なんとか逆転勝利した。

キッカーのSOノア・ロレシオは,オークランド生まれのNZ人だが,ワラビーズレベルのSOとしては,やはりまだ経験値が足りないということを証明してしまった。でも,3回もチャンスがあり,最後にこれ以上無いというお膳立てとなるのだから,幸運な星の下に生まれているかも知れない。

フランスは,予想どおりにトリッキーなプレーで2トライを先取したのが大きかったが,最後は尻すぼみになってしまった。でも,このメンバーでこれだけやれるのだから,地力は上がっていると思われる。また,ワラビーズも,最後の最後に勝ち越したことでどうにか面目を保ったが,残る2テストマッチの結果が心配される。


シャークス7(1T1C)-54(8T7C)ブリティッシュアンドアイリッシュ・ライオンズ

シャークスは,14番WTBウェルメール・コクがシンビンになっている。トライは,6番FLジェイムズ・フェンター,コンバージョンはSOカーウィン・ボッシュ。
ブリティッシュアンドアイリッシュ・ライオンズのトライは,FBジョシュ・アダムズと11番WTBデューハン・ファンデルメルヴァが,それぞれハットトリック(3トライ),12番CTBバンディー・アーキ,14番WTBルイス・リーザミット。
コンバージョンは,SOオウウェン・ファレルが4つ,22番交代SOフィン・ラッセルが3つ。

スコアからもわかるように,あまり参考にならないゲーム。ライオンズとしては,怪我人が出なかったことが唯一の成果か。

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