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<ラグビー>スーパーラグビー・トランスタスマン、第4週プレビュー

レッズ対ブルーズ
日時:2021年6月4日(金) 21:45キックオフ
場所:サンコープスタジアム、ブリスベン
レフェリー:マイク・フレイザー
アシスタントレフェリー1:ニック・ベリー
アシスタントレフェリー2:ジョーダン・ウェイ
TMO:ブレット・クローナン

ブルーズ:
カール・ツイヌクアフェ,カート・エクランド,オファ・トゥンガファシ,ジェラルド・カウリーツイオティ,パトリック・ツイプロツ(キャプテン),トム・ロバートソン,ダルトン・パパリイ,アキラ・イオアネ,フィンレイ・クリスティー,オテレ・ブラック,マーク・テレア,TJ・ファイアネ,リエコ・イオアネ,ブライス・ヒーム,ザーン・サリヴァン
(リザーブ)
ソアネ・ヴィケナ,アレックス・ホッジマン,ネポ・ラウララ,ジェイコブ・ピアース,ホスキンス・ソツツ,ジョナサン・ルル,ハリー・プランマー,AJ・ラム

レッズ:
フェアオ・フォツアイカ,ブランドン・パエンガアモサ,タニエラ・ツポウ,ライアン・スミス,ラッカン・サラカイアロト,アンガス・スコットヤング,リアム・ライト(共同キャプテン),ハリー・ウィルソン,テイト・マクダーモット,ジェイムズ・オコナー(共同キャプテン),フィリポ・ダウグヌ,アイザック・ヘンリー,ハンター・パイサミ,スリアシ・ヴニヴァル,ブライス・ヒガティー
(リザーブ)
ジョシュ・ナッサー,ダン・ザンダー,ザイン・ノンゴアー,ザイン・ノンゴアー,サム・ウォリス,モーゼス・ソロヴィ,ハミッシュ・スチュワート,イライサ・ドロアセセ

プレビュー:
ブルーズのレオン・マクドナルド監督は、チーフスを破ったレッズに警戒している。そして、セットピースの優勢、攻撃的なディフェンス、BKのアタック成功につながるボールを前に進めることが重要であり、またディシピリン(規律)を強調している。

この重要なゲームに際して、6人のオールブラックスを先発させる。5番LOパトリック・ツイプロツ(キャプテン)、13番CTBリエコ・イオアネ、8番NO.8アキラ・イオアネ、7番FLダルトン・パパリイ、3番PRオファ・トゥンガファシ、1番PRカール・ツイヌクアフェが先発する。また、リザーブにも3人のオールブラックスが入り、20番FLホスキンス・ソツツ、18番PRネポ・ラウララ、17番PRアレックス・ホッジマンとなっている。

レッズ監督の元オールブラックスのブラッド・ソーンは、ダミアン・マッケンジーのレッドカードに大きく助けられたとはいえ、先週のチーフス戦勝利の再現を狙い、先発の交代はない布陣とした。キャプテンは引き続き、10番SOジェイムズ・オコナーと、7番FLリアム・ライトが共同で担当する。オコナーは、この試合が100キャップとなる。

リザーブでは、19番LOにセル・ウルに代わってアンガス・ブライス、20番FLにフレイザー・マクライトに代わってサム・ウォリス、21番SHにカラニ・トーマスに代わってモーゼス・ソロヴィが、それぞれ入った。

ブルーズ対レッズの対戦は、2010年以来4勝4敗1分とイーブンとなっており、直近の2016年には25-25と引き分けている。また、2試合は1点差以内で勝敗が決まっている他、5試合はボーナスポイントを獲得していないなど、いずれも接戦となっている。

過去の対戦では接戦となっているものの、現在のNZ対オーストラリアの対戦結果を見れば、NZ勢が圧倒(14勝1敗)しており、ここもブルーズが圧勝しておかしくない対戦となっている。ただし、先週のチーフスが自滅したように、レッドカード(退場)やイエローカード(シンビン)になることを避ける他、不要なペナルティーで相手に勢いを与えないように注意する必要がある。

ブルーズが、アオテアロアでプレーしたようなゲームをできれば、トランスタスマンシリーズ首位を確定するような、ボーナスポイント付きの勝利を収められるだろう。


ブランビーズ対ハリケーンズ
日時:2021年6月5日(土) 21:45キックオフ
場所:GIOスタジアム、キャンベラ
レフェリー:ポール・ウィリアムス
アシスタントレフェリー1:ルーベン・カーン
アシスタントレフェリー2:ジェイムズ・クイン
TMO:ジェイムズ・レッキー

ハリケーンズ:
ザヴィエール・ヌミア,ダン・コールズ,タイレル。ローマックス,ジェイムズ・ブラックウェル,スコット・スクラフトン,デヴァン・フランダーズ,デュプレッシー・キリフィ,アーディ・サヴェア(キャプテン),ルーク・キャンベル,ルーベン・ラヴ,サレシ・ラヤシ,ナガニ・ラウマフィー,ビリー・プロクター,ジュリアン・サヴェア,ジョルディ・バレット
(リザーブ)
リッキー・リッチテリ,ポウリ・ラケテストーンズ,アレックス・フィドウ,イサイア・ウォーカーリーウェア,ブライデン・ロウズ,ガレス・エヴァンス,カム・ロイガード,ウェス・ウーセン

ブランビーズ:
スコット・シオ,ラチアン・ラナーガン,アラン・アラアラトア(キャプテン),ダーシー・スワイン,ニック・フォレスト,ロブ・ヴァレティニ,ルーク・ライマー,ヘンリー・スタワース,ライアン・ロナーガン,ノア・ロレシア,マック・ハンセン,バイレイ・クエンツィー,レン・イキタウ,ソロモン・カタ,トム・バンクス
(リザーブ)
フォラウ・ファインガア,ハリー・ロイド,セフォ・カウタイ,トム・フーパー,トム・クーザック,ニック・ホワイト,イラエ・シモーネ,トム・ライト

プレビュー:
ハリケーンズのジェイソン・ホランド監督は,3連勝して総合で2位にいるチームを,決勝に進めるチャンスに期待している。怪我で欠場していたアーディ・サヴェアが,8番NO.8のキャプテンに復帰した。このため,NO.8だったデヴァン・フランダーズは6番FLに移動した。2番HOにはダン・コールズが戻り,アサフォ・アウムアが脳震盪で欠場するため,リッキー・リッチテリが16番HOのリザーブに入っている。4番LOにジェイムズ・ブラックウェルが戻った。

BKでは,怪我で欠場していた期待の新星ルーベン・ラヴが10番SOに戻り,オルビン・リージャーはメンバー外となった。ラヴは,トイメンとなるノア・ロレシオとの対決が楽しみだ。13番CTBにはビリー・プロクターが戻り,14番WTBジュリアン・サヴェアと23番BKウェス・ウーセンとでローテーションした。

ブランビーズのダン・マッケラー監督は,6週間ぶりのホームゲームで先週のレッズに続くオーストラリア勢2勝目を期待している。2番HOにラチアン・ロナーガンが戻り,初先発となる9番SHライアン・ロナーガンとともに兄弟で先発する。また,ライアンは21番SHニック・ホワイトとローテーションしている。7番FLルーク・ライマーは,20番FLトム・クーザックとローテーションして,初先発する。12番CTBバイレイ・クエンツィーと22番イラエ・シモーネ,11番WTBマック・ハンセンと23番トム・ライトも,それぞれローテーションしている。

通算対戦成績は,26戦,ブランビーズ14勝,ハリケーンズ12勝。平均得点は,ブランビーズ26-27ハリケーンズ。直近5試合では,ブランビーズ2勝,ハリケーンズ3勝。直前の試合は,2019年のハリケーンズ43-13ブランビーズとなっているように,両者は常に競った戦いをしている。

そのため,ブランビーズのホームであることからも,ハリケーンズの戦い振りを心配していたが,キャプテンのNO.8アーディ・サヴェアが戻った他,HOダン・コールズ,SOルーベン・ラヴ,FBジュリアン・サヴェアが揃っていれば,SHのTJ・ペレナラを除けば,現状のハリケーンズとしてはベストメンバーと言えるので,この試合は大丈夫ではないかと期待している。

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