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<ラグビー>トランスタスマン、第3週プレビュー

ブルーズ対ブランビーズ
日時:2021年5月29日(土) 19:05キックオフ
場所:イーデンパーク,オークランド
レフェリー:ダーモン・マーフィー
アシスタントレフェリー1:ベン・オキーフ
アシスタントレフェリー2:ローラン・ジェンナー
TMO:グレン・ニューマン

ブランビーズ:
スコット・シオ,コンナル・マキナーニー,アラン・アラアラトア(キャプテン),ダーシー・スワイン,ニック・フォレスト,ロブ・ヴァレティニ,トム・クーザック,ヘンリー・スタワース,ニック・ホワイト,ノア・ロレシア,トム・ライト,イラエ・シモーネ,レン・イキタウ,ソロモン・カタ,トム・バンクス
(リザーブ)
フォラウ・ファインガア,ハリー・ロイド,セフォ・カウタイ,トム・フーパー,ルーク・ライマー,ライアン・ロナーガン,バイレイ・クネンツィー,マック・ハンセン

ブルーズ:
カール・ツイヌクアフェ,カート・エクランド,マルセル・レナタ,ジェラルド・カウリーツイオティ,ジョシュ・グッドヒュー,トム・ロバートソン(キャプテン代行),ダルトン・パパリイ,ホスキンス・ソツツ,フィンレイ・クリスティー,オテレ・ブラック,AJ・ラム,TJ・ファイアネ,リエコ・イオアネ,ブライス・ヒーム,ザーン・サリヴァン
(リザーブ)
ソアネ・ヴィケナ,アレックス・ホッジマン,ネポ・ラウララ,パトリック・ツイプロツ,アキラ・イオアネ,ジョナサン・ルル,ハリー・プランマー,マーク・テレア

プレビュー:
ブランビーズのダン・マッケラー監督は,キャプテンの3番PRアラン・アラアラトアの100キャップ(ワラビーズでは42キャップ)と,バイスキャプテンの7番FLトム・クーザックの50キャップを祝すため,相性の良いブルーズ相手に,トランスタスマンシリーズ初勝利を得たい。

先発では,1番PRスコット・シオ,2番HOコンナル・マキナーニーが戻った。また,6番FLロブ・ヴァレティニと8番NO.8ヘンリー・スタワースでポジションの入れ替えをした。9番SHニック・ホワイトが怪我から先発に戻った。リザーブでは16番HOにフォラウ・ファインガアが戻っている。20番FLルーク・ライマーは,27日(木)に21歳の誕生日を迎えている。

ブルーズ監督レオン・マクドナルドは,ブランビーズ相手に勝利したのは4年前と相性の悪い相手に,「セットピース,ディフェンス,規律が重要」と必勝態勢だ。

BKの先発に交代はないが,FWでは3列を入れ替えた。6番FLにキャプテン代行のトム・ロビンソン,7番FLにダルトン・パパリイ,8番NO.8にホスキンス・ソツツが戻った。キャプテンのLOパトリック・ツイプロツは,先週から19番のリザーブに戻っている。なお,PRオファ・トゥンガファシが,膝と手の軽症で先にNZに戻っている。

トランスタスマンシリーズでは,ブランビーズがNZ勢相手に勝利を収める可能性があると見ているが,特に来週のハリケーンズと今週のブルーズが心配している。しかし,こうしてメンバーを比較すれば,先発のみならずリザーブにも多くのオールブラックスを抱え,かつてはSOに苦労していたものの,現在はオールブラックス入りしてもおかしくないオテレ・ブラックを得て,ブルーズは以前より格段に強くなっているので,順当なら圧勝して当然と思う。また,このトランスタスマンシリーズの好調さを維持していれば,早々にゲームを決めてしまうかも知れない。それぐらいNZとオーストラリアとは実力差が開いてしまったようだ。

先週トライを取りまくった14番WTBブライス・ヒームのプレーが楽しみ。


レッズ対チーフス
日時:2021年5月22日(土) 19:05キックオフ
場所:クイーンズランドカントリーバンクスタジアム,タウンズヴィル
レフェリー:ニック・ベリー
アシスタントレフェリー1:ルーベン・カーン
アシスタントレフェリー2:ブレット・クローナン
TMO:イアン・スミス

チーフス:
アイダン・ロス,ブラッドレイ・スレイター,アンガス・タアアヴォ,ミッチェル・ブラウン,ツポウ・ヴァアイ,ピタガス・ソワクラ,ラクラン・ボシアー,ルーク・ジェイコブソン,ブラッド・ウェバー(キャプテン),ダミアン・マッケンジー,チェイス・ティアティア,アレックス・ナンキヴェル,アントン・リエナートブラウン,バイリン・サリヴァン,カレブ・トラスク
(リザーブ)
サミソニ・タウケイアホ,ルーベン・オニール,シオネ・マフィレオ,ザイン・カペリ,リアム・メッサム,ザヴィエール・ロウ,クイン・ツパエア,ショーン・スティーヴンソン

レッズ:
フェアオ・フォツアイカ,ブランドン・パエンガアモサ,タニエラ・ツポウ,ライアン・スミス,ラッカン・サラカイアロト,アンガス・スコットヤング,リアム・ライト(共同キャプテン),ハリー・ウィルソン,テイト・マクダーモット,ジェイムズ・オコナー(共同キャプテン),フィリポ・ダウグヌ,アイザック・ヘンリー,ハンター・パイサミ,スリアシ・ヴニヴァル,ブライス・ヒガティー
(リザーブ)
ジョシュ・ナッサー,ダン・ザンダー,ザイン・ノンゴアー,セル・ウル,フレイザー・マクライト,カライ・トーマス,ハミッシュ・スチュワート,イライサ・ドロアセセ

プレビュー:
好調チーフス監督クレイトン・マクミランは,先週のブランビーズ撃破に続けて,今週はオーストラリア優勝チームのレッズと対戦する。アオテアロアのときは,FB起用にこだわっていたダミアン・マッケンジーを,引き続き10番SOで起用し,15番FBには若いカレブ・トラスクを入れた。ブリン・ゲイトランドは休養となり,FBだったチェイス・ティアティアが,休養するジョナ・ロウに皮って11番WTBに移動した。22番BKリザーブには,クイン・ツパエアが怪我から復帰した。

FWでは,2番HOブラッドレイ・スレイターと3番PRアンガス・タアアヴォが先発に戻り,リザーブ17番PRにシオネ・マフィレオが戻った。4番LOミッチェル・ブラウンは,怪我から復帰し,リザーブ20番だったラクラン・ボシアーが7番FLで先発し,リアム・メッサムが20番に下がった。また,8番NO.8にルーク・ジェイコブソンが戻っている。

レッズ監督の元オールブラックスLOブラッド・ソーンは,オーストラリアで優勝したものの,NZ勢に連敗し,実力の差を感じているようだ。12番CTBに初先発となるアイザック・ヘンリーを入れた。11番WTBにフィリポ・ダウグヌ,1番PRにフェアオ・フォツアイカ,6番FLにアンガス・スコットヤングがそれぞれ戻っている。8番NO.8だった共同キャプテンのリアム・ライトは,7番FLに移動した。リザーブFL20番にはフレイザー・マクライトが入っている。9番SHテイト・マクダーモットは50キャップ目を迎える。

このゲームも,チーフスの圧勝になりそうな予感がする。レッズは若い選手を育成して,オーストラリアで優勝できるくらいまで成長したが,さすがにNZ勢に勝利するまでには,経験値が足りなかったようだ。レッズSOジェイムズ・オコナーは,当初チーフスと契約する予定だったが,ワラビーズ(オーストラリア協会)側から横やりが入った結果中止となった。しかしその後,レッズに加入してオーストラリア優勝の原動力になったため,この試合は少し因縁がある。

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