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<ラグビー>2022~23シーズンのリーグワン開幕、インターナショナルラグビー関連

(どうでもよい「話の枕」です。関心ない方は飛ばしてお読みください。)
 
 先般、秩父宮改築に関するサンケイの記事を引用して、既に退会しているSNSのグループに「時代に即した変更やむなし」という趣旨のnoteの記事をリンクしたところ、私のリンクに対して「変更絶対阻止」という感情的反応をした人たちの多くが、秩父宮ラグビー場と秩父宮殿下との関係は名称に使用されていることから承知していても、花園ラグビー場と秩父宮殿下との関係を知らない人が多いことに気づいた。具体的には「花園の名称にも秩父宮殿下の名を冠するべき」という提案に対して、「まったく理解不可能」とクレームした人がいたが、この人は花園ラグビー場と秩父宮殿下との経緯を確認せずに、自分だけの思い込みで私の意見を全否定したように思う。

noteの元記事(冒頭部分です)

 それで、今回はラグビーと関係ある「話の枕」になったが、以下に両ラグビー場に関するウェキペディアの解説をリンクしておくので、もしご存じない方がおられたら、確認されることをお勧めする。なお、上述のSNSで私は、こうした経緯は「ラグビーファミリー」と自認する方々にとっては、当然承知のことであると思って面倒な説明を除外して記述したが、これは私の大きな誤解であったようだ。

秩父宮ラグビー場建設の経緯

花園ラグビー場建設の経緯

1.リーグワン、2022年12月17日・18日のD1の結果から

ブラックラムズ東京8-34三菱重工相模原ダイナボアーズ

 昇格したばかりのダイナボアーズに対し、トップリーグ時代からD1にいるブラックラムズが優勢だと見ていた。実際、試合開始早々からブラックラムズが攻め込み、16分までに4回トライチャンスがあった。しかし、ことごとくダイナボアーズの強固かつ執拗なディフェンスでトライを取れない。そして、16分にどうにかPGで先制点を取ったのが精一杯だった。

 その後はダイナボアーズが、少ないチャンスを確実にトライに結びつける良いラグビーをして、前半を17-3とリードする。後半に入っても、ブラックラムズが相手陣に何度も攻め込むが、相手ディフェンスのプレッシャーに負け、最後の詰めでノッコンなどのイージーミスを連発して得点できない。34-3と勝負が決まった後の73分に、どうにかトライを返して34-8とするだけが精一杯だった。

 私が選ぶMOMは、ダイナボアーズ5番LOの南アフリカから来たウォルト・スティアーカンプ。203cm、121kgのフィジカルに加え、攻守にわたりラグビーを熟知するプレーをする良い選手だ。27歳かつ今年から日本でプレーしているので、日本代表資格を得るのは60か月後の2027年となり、オーストラリアで開催する第11回ワールドカップの年となる。もし代表で出場できるとすればまだ32歳なので、十分プレーできると思う。大事に育成したい選手だ。

 なお、東洋大のジョーン・ウーストハイゼン(212cm、130kg)も2027年の日本代表候補になれるが、先日の早稲田戦を見た印象では、代表レベルにはまだまだ足りないように見えた。せっかくの良い素材なのだから、大学レベルでやらずに、ワーナー・ディアンズのようにリーグワンチームでプレーさせれば、5年後が楽しみになると思う。

 ところで、この試合を最初に見てすぐに思い浮かんだのが、最近大学のゲームばかり見ていたせいもあって、リーグワンでは、まったくレベルの違う良いプレーが連発していることに驚いた。ここまで大学とリーグワンのレベルは離れていることを、たった一試合のしかも冒頭10分程度で実感させられたのだ。一方、高校のレベルはかなり上がっているので、大学と高校との差は昔より縮まっているように思う。

 そうしたことを考えると、日本代表入りする可能性があるような才能ある高校生は、大学でプレーしたらやはりだめだと思う。特に留学生は、ディアンズのように直接リーグワンのチームに行くべきだと思う。

トヨタヴェルブリッツ31-26静岡ブルーレヴズ

 前半は、ブルーレヴズが競ったが、後半に入るとヴェルブリッツが実力を発揮して勝利した。5点差以上の力の差があるように見えたが、チーム力に波が大きいヴェルブリッツなら、このような試合となったのは自然かも知れない。

埼玉ワイルドナイツ22-19東芝ブレイブルーパス東京

 試合開始早々から、ブレイブルーパスがパワー全開し、ブレイクダウンでワイルナイツの反則を誘って、15分までに0-13とリードする。しかし、さすがにディフェンディングチャンピオンのワイルナイツはしぶとく盛り返し、36分にブレイブルーパスにシンビンが出たこともあり、前半を12-16の4点差で終える。

 後半は、ブレイブルーパスが42分にPGを得るが、ゴールキックの名手トム・テイラーがまさかの失敗。これで流れがワイルドナイツに戻り、54分に19-16とついに逆転する。しかし、59分にトム・テイラーがPGを決めて。19-19の同点としたので、ゲームはがぜん面白くなった。その後一進一退の攻防があったが、勝負所でブレイブルーパスが反則を犯してしまうのに対して、ワイルドナイツは落ち着いてリードを保ち順当に勝利した。

 個人的なMOMは、ワイルドナイツの両FLである6番福井翔太と7番布巻峻介。ブレイクダウンで良く戦っていた。ブレイブルーパスも、4番LOワーナー・ディアンズ、NO.8マイケル・リーチが良かった。こうした選手たちは、来年のRWCで活躍するのが楽しみだ。

グリーンロケッツ東葛36-34花園近鉄ライナーズ

 ノーサイド直前に2点差を追うライナーズが、グリーンロケッツ陣に攻め込み、猛攻を繰り返すが、最後に反則をしてノーサイド。昨シーズン降格寸前だったチームと昇格したチームとの、まさに接戦だった。

 しかし、内容的にはスコアとは反比例して、D1よりは2に近いものだったのではと思う。そのため、これからの実力・実績のあるチームとの対戦では、両チームとも苦戦が続きそうだ。

東京サンゴリアス18-31クボタスピアーズ船橋・東京ベイ

 ある程度接戦になると思ったが、キックオフ早々からSOバーナード・フォリーのPGで先行したスピアーズが、HOマルコム・マルコスを筆頭にしたブレイクダウンの圧力で終始優勢に試合を進めた。サンゴリアスは、後半に巻き返しを狙って日本代表クラスの選手を次々と投入したものの流れは変わらず。最後にボーナスポイント狙いのアタックも繰り返したが、結局実らずに完敗した。

 この一試合だけでは判断できないが、今シーズンのスピアーズは引き続き好調を維持しているように見える一方、サンゴリアスは、FBに松島幸太朗が復帰したもののチーム事情が心配だ。田中澄憲監督の今後の手腕に期待したい。

横浜キャノンイーグルス39-30コベルコ神戸スティーラーズ

 80分間を通じて、日本代表になったスティーラーズSO李承信に対して、日本代表から落とされたイーグルスSO田村優が終始圧倒していた。この試合だけ見れば、田村の方が日本代表に相応しい。また、李のディフェンス(タックル)が弱いのは常々指摘されているが、さらにPKをもらったタッチキックで致命的なミスをするなど、プレーが不安定なことは日本代表としては失格だろう。さらなる精進を期待したい。

 公式MOMは、2トライを記録したウェールズ代表LOコリー・ヒルだが、スティーラーズのモールをことごとく止めたFW8人と、後半に交代で入った後に良い仕事をした21番SHファフ・デクラークも評価されて良い。なお、個人的にはチームを終始上手くリードしたSO田村を、MOMに選びたい。

2.インターナショナルラグビー関連

 今回は、ケープタウンセブンズで、ブラックファーンズセブンズが優勝し、オールブラックスセブンズが準優勝して、最近不調だったNZセブンズチームが盛り返したこと。そして、話題のエディー・ジョーンズが、来年のバーバリアンズの監督を引き受けたことぐらいしかない。なお、ジョーンズは、既にNRL(オーストラリア・ラグビーリーグ)の2チームと接触をしていることを自ら明かしており、ユニオンから離れてリーグの監督になる可能性はかなりあるように思える。

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