<ラグビー>トランスタスマン、プレビュー
以前にも書きましたが、毎週5試合のプレビューを書くのはちょっときついので、オーストラリアで強豪と見られるレッズ及びブランビーズとNZチームが対戦する2試合に限定して、プレビューを書くこととします。
なお、結果についてもこの2試合については、得点経過及び感想を記載し、その他の3試合は結果及び感想のみを掲載する予定です。
ハイランダーズ対レッズ
日時:2021年5月14日(金) 19:05キックオフ
場所:フォーサイスバー・スタジアム、ダニーデン
レフェリー:ベン・オキーフ
アシスタントレフェリー1:ジェイムズ・ドールマン
アシスタントレフェリー2:アンガス・メイベイ
TMO:マイク・フレイザー
レッズ:
ダン・ザンダー、ブランドン・パエンガアモサ、フェアオ・フォツアイカ、ライアン・スミス、アンガス・ブリス、アンガス・スコットヤング、リアム・ライト(共同キャプテン)、セル・ウル、カラニ・トーマス、ジェイムズ・オコナー(共同キャプテン)、ジョック・キャンベル、ハミッシュ・スチュアート、ジョシュ・フルック、フィリポ・ダウグヌ、ブライス・ヒガティー
(リザーブ)
ジョシュ・ナッサー、ハリー・フーパート、タニエラ・ツポウ、ラッカン・サラカイアロト、フレイザー・マクライト、モーゼス・ソロヴィ、アイザック・ヘンリー、スリアシ・ヴニヴァル
ハイランダーズ:
アイデン・ジョンストン、アッシュ・ディクソン(共同キャプテン)、シアテ・トコラヒ、パリパリ・パーキンソン、ジョシュ・ディクソン、ヒュー・レントン、ビリー・ハーモン、姫野和樹、アーロン・スミス(共同キャプテン)、ミッチェル・ハント、ジョナ・ナレキ、スコット・グレゴリー、マイケル・コリンズ、パテレシオ・トムキンソン、サム・ギルバート
(リザーブ)
リアム・コルトマン、イーサン・デグルート、ジョシュ・ホーネック、ブリン・エヴァンス、ジェイムズ・レンチース、ケイン・ハミングトン、ティム・オマリイ、ナガツンガネ・プニヴァイ
プレビュー:
スーパーラグビーAU決勝の激戦を制したレッズのブラッド・ソーン監督(元オールブラックスLO)は、決勝戦で活躍したFLフレイザー・マクライト、PRタニエラ・ツポウ、LOラッカン・サラカイアロトをリザーブに入れ、代わりにFLリアム・ライト、PRダン・ザンダー(ツポウに代わる3番にはフェアオ・フォツアイカ)、LOアンガス・ブリスが、それぞれ先発する。
ハイランダーズは、監督のトニー・ブラウンが日本代表のアシスタントコーチとして契約している関係で、日本へ旅立ってしまった。そのため、トランスタスマンシリーズはクラーク・ダーモディが監督代行となる。
一方、メンバーは怪我による交代などの最小限に止めた。期待のLOパリパリ・パーキンソンが怪我から先発に戻り、FLヒュー・レントンが先発に入った。BKでは、マイケル・コリンズが13番CTBに入ったことにより、パテレシオ・トムキンソンが14番WTBに移動した。SOジョシュ・イオアネの怪我により、22番のリザーブにティム・オマリイが入っている。なお,FLシャノン・フリッゼルは,警察沙汰に巻き込まれたことも関係して,メンバー外となっている。
メンバー的にみればハイランダーズ有利に思えるが、相手のレッズはスーパーラグビーAU優勝チームであり、リザーブにその優勝した時の先発メンバーが控えているので、ホームとはいえ簡単には勝てないだろう。しかし、クルセイダーズに勝利した実績のあるハイランダーズなので、ここはオーストラリア優勝チームに一泡吹かせる勝利を期待したい。
クルセイダーズ対ブランビーズ
日時:2021年5月15日(土) 19:05キックオフ
場所:オレンジセラピースタジアム、クライストチャーチ
レフェリー:ポール・ウィリアムス
アシスタントレフェリー1:ジェイムズ・ドールマン
アシスタントレフェリー2:ダン・ワエンガ
TMO:グレン・ニューマン
ブランビーズ:
スコット・シオ,フォラウ・ファインガア,アラン・アラアラトア,ダーシー・スワイン,ニック・フロスト,ヘンリー・スタワース,ロリ-・スコット,ロブ・ヴァレティニ,ライアン・ロナーガン,ノア・ロレシオ,トム・ライト,イラエ・シモーネ,レン・イキタウ,ソロモン・カタ,トム・バンクス
(リザーブ)
ラクラン・ロナーガン,ハリー・ロイド,トム・ロス,トム・フーパー,ルーク・ライマー,アイザック・ファインズレテイワサ,リージャン・パシトア,マーク・ハンセン
クルセイダーズ:
ジョージ・ボウワー,コーディ・テイラー(キャプテン),マイケル・アラアラトア,ミッチェル・ダンシア,サムエル・ホワイトロック,イーサン・ブラカッダー,トム・サンダース,カレン・グレイス,ブリン・ホール,リッチー・モウンガ,レスター・ファインガアヌク,デイヴィト・ハヴィリ(バイスキャプテン),ブライドン・エンノー,マナサ・マタエレ,ジョージ・ブリッジ
(リザーブ)
ブロディー・マカリスター,タマティ・ウィリアムス,オリヴァー・ヤーガー,スコット・バレット,ブレンドン・オコナー,エレアタラ・エナリ,ファーガス・バーク,セヴ・リース
プレビュー:
ブランビーズ監督のダン・マッケラーは,スーパーラグビーAU決勝を接戦でレッズに負けた試合から数人を入れ替えた。5番LOニック・フォレストが先発に戻り,6番FLヘンリー・スタワースと14番WTBソロモン・カタの2人は初先発となる。また,SHライアン・ロナーガンは,2回目の先発だ。
プレーすれば,リザーブ21番SHのアイザック・ファインズレテイワサは,スーパーラグビーのデビューとなる。また,2番HOファラウ・ファインガアと12番CTBイラエ・シモーネの2人は,50キャップを迎える。
クルセイダーズ監督のスコット・ロバートソンは,アオテアロア優勝から,キャプテンのLOスコット・バレットを19番のリザーブに下げた他,SHミッチェル・ドルモンドとFBウィル・ジョーダンの2人を休養させた。
キャプテンには,100キャップを迎える2番HOコーディ・テイラーが代行し,12番CTBデイヴィット・ハヴィリがバイスキャプテンとなる。4番LOにミッチェル・ダンシア,SHの先発にブリン・ホール,リザーブ21番にはエレアタラ・エナリ,13番CTBだったレスター・ファインガアヌクが11番WTBに移動し,13番CTBにはブライドン・エンノー,14番WTBにマナサ・マタエレ,23番にはセヴ・リースが,それぞれ入っている。
オールブラックスを多く擁するクルセイダーズが,実力的にも格的にも上なので,ブランビーズを一蹴することを期待する。実際,オーストラリアとNZのスーパーラグビーチームでは,かなりの差があると思われるので,以前のようにオーストラリアチームがNZチームに連敗する記録が始まるのではないだろうか。
この試合に先立って,セントトーマスオブカンタベリーカレッジ対シャーレイボーイズハイスクールの試合が,前座として行われる。
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