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<ラグビー>オールブラックスのTN(トライネーションズ)用スコッド発表

参考とした記事
https://www.allblacks.com/news/all-blacks-travelling-squad-for-australia-named/
https://www.nzherald.co.nz/sport/rugby-george-bower-and-duplessis-kirifi-brought-into-all-blacks-squad-for-rugby-championship-in-australia/2WAOGFPITFDNVMBVMOXCR3VDMU/

TRC(ザラグビーチャンピオンシップ)は,今年はオーストラリアでのみ開催されることに加えて南アフリカが参加しないことになり,3チームによるトライネーションズ(TN)となった。これに参加するオールブラックスは,オーストラリアに遠征するスコッド36人を発表した。

このうち,新たに追加招集されたのは,PRジョージ・ボウワーとFLデュプレッシー・キリフィの2人で,ボウワーは脳震盪になったPRジョー・ムーディ及び妻が出産予定のネポ・ラウララの一時的欠場による代替メンバー。またキリフィは,FLアーディ・サヴェアの妻の出産予定による一時的欠場を補填するものとなっている。

一方,LOミッチェル・ダンシア,CTBナガニ・ラウマフィー,ピーター・ウマガジャンセンが,怪我などの回復によりスコッド入りしている。なお,ラウララとサヴェアの2人は,妻の出産が終わる約2週間後にスコッドに復帰する予定となっている。

オールブラックスのオーストラリア・ワラビーズとの次の試合は,10月31日のシドニーでの対戦となる。

オールブラックスのトライネーションズ用スコッド
HO:アサフォ・アウムア,ダン・コールズ,コーディ・テイラー
PR:ジョージ・ボウワー,アレックス・ホッジマン,ネポ・ラウララ,タイレル・ローマックス,ジョー・ムーディ,カール・ツイヌクアフェ,オファ・トゥンガファシ
LO:スコット・バレット,ミッチェル・ダンシア,パトリック・ツイプロツ,ツポウ・ヴァアイ,サムエル・ホワイトロック
FW3列:サム・ケーン(キャプテン),シャノン・フリッゼル,カレン・グレイス,アキラ・イオアネ,デュプレッシー・キリフィ,ダルトン・パパリイ,アーディ・サヴェア,ホスキンス・ソツツ
SH:TJペレナラ,アーロン・スミス,ブラッド・ウェバー
SO:ボーデン・バレット,リッチー・モウンガ
CTB:ジャック・グッドヒュー,リエコ・イオアネ,ナガニ・ラウマフィー,アントン・リエナートブラウン,ピーター・ウマガジャンセン
バックスリー:ジョルディ・バレット,カレブ・クラーク,ウィル・ジョーダン,ダミアン・マッケンジー,セヴ・リース

新人4人の概歴は以下のとおり。
ジョージ・ボウワー:
PR。ウェリントン,ロウワーハット生まれの28歳。両サイドのPRができる。地元アヴォロンクラブでプレーを始め,ウェリントンU20代表。その後ダニーデンへ移動して教職。2014年にオタゴB代表。同年A代表の怪我人代替要員となったが,2018年にオタゴでレギュラー入り。2019年はクルセイダーズでスーパーラグビー連覇に貢献。

ミッチェル・ダンシア:
24歳のLO兼FL。ハミルトン生まれ。その後南島に行き,リンカーン高校及びリンカーン大学でプレー。2015年にカンタベリー代表。同時にU20世界選手権優勝メンバー。2017年にクルセイダーズでスーパーラグビーにデビュー。同年,NZバーバリアンズとして,遠征してきたブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズと対戦。

デュプレッシー・キリフィ:
23歳のFL。ニュープリマス生まれ。ニュープリマスフランシスダグラス記念カレッジの代表チームで,ジョルディ・バレットと同級生。タラナキ及びワイカトの年齢別代表。2017年にウェリントン代表入りし,2018年怪我人交代要員としてハリケーンズに招集。現ウェリントン代表キャプテン。名前の由来は,南アフリカのキャプテンであったモルネ・デュプレッシーにあやかったもの。

ピーター・ウマガジャンセン:
22歳のCTB。ウェリントンのワイヌイオマタ生まれ。先週のオーストラリア・ワラビーズ戦でテストマッチにデビュー。元オールブラックスCTBタナ・ウマガの親戚。幼少時よりユニオンとリーグの両方をプレー。NZ高校代表及びU20代表を経て,2016年にウェリントン代表。翌年双子の兄弟トーマスもウェリントン代表。2018年にハリケーンズに入り13番CTBとして,先発の座を確保。2020年はオールブラックストライアルの北島対南島のメンバー入り。

【個人的見解】
妥当なメンバーだと思います。また,サヴェアとラウララの配偶者が出産予定ということで,2人の欠場がどう影響するかですが,右PRは,トゥンガファシとローマックスがいるので大丈夫でしょう。サヴェアについては,ソツツ,フリッゼル,アキラあたりで十分カバーできると思います。いずれにしても,ワラビーズ戦及びアルゼンチン戦とテストマッチがあるので,COVID19による障害が多い中,オールブラックスとしては,2023年RWCに向けて,チーム育成を順調に進めていけるのではないかと期待しています。

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