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きーやん
2021年8月17日 00:27
小津安二郎の名作「東京物語」で,母親(東山千栄子)の死に目に会えなかった,末弟(大坂志郞)が,故郷の尾道の通夜の晩にもらす台詞が,「さりとても,墓に布団を掛けられず」だ。これは,生きているうちに親孝行をすれば良かったものを,死んでから墓に布団を掛けるようなことをしても,もう遅いよ,という意味だ。今年の初め,僕は新型コロナウイルスとインフルエンザAに同時感染して,重度の肺炎になり,死に損なった。