見出し画像

【コロナ感染爆発の米国でなぜスポーツを開催できているのか】答えは最先端テックの活用にあった!

記念すべき第2回の今回は、桁違いのコロナ感染拡大に苦しむ米国のプロスポーツリーグ(NBA、NFL、NCAA等)での最先端テクノロジーを活用したコロナ対策の現状についてである。

日米のコロナ被害の現状と個人的問題意識
足元日本ではコロナ感染者数の拡大を受けて本日1月8日よりロックダウンとなる中、日々メディアが取り上げるコロナニュースを聞く中ふと思った事は、アメリカでは毎日20~30万人の感染者が出ていて、日本の約100倍近い桁違いのコロナ被害を出ているにも関わらず(失礼しました。人口が米国の1/3なので、正確には30倍くらいでしょうか。。)、NBA・NFL・NCAA等米国スポーツリーグはなぜ試合を継続できているのかということである。

画像1

もし仮に日本で米国と同じレベルの感染爆発が起きた際に、同じ様にスポーツが継続されているのか、その絵を想像できない自分がいた。。

ではなぜアメリカでは、この様な深刻なコロナ被害を受けている中、スポーツを継続できているのか、その要因は様々挙げられると思うが、今回は特に最新テクノロジーの活用に絞って紹介していきたい。

米国プロスポーツリーグでの最新テクノロジーを活用した感染防止対策

画像3

NBAは昨年度コロナ感染を防止するため、フロリダ州オーランドの“バブル(隔離地域)”の大型施設に全チームを集め、無観客で試合を開催した。
この結果、新型コロナの新規感染者を一人も出すことなく再開後のシーズンを終えることができ、大成功と高く評価された感染対策の裏には、Kinexon社が開発した小さなセンサーの活用があった。

画像4


元々は各選手が練習・試合中にセンサーを身につける事で、選手の位置情報・スピードや各種負荷データをリアルタイムで取得し、パフォーマンス向上・戦術強化を図るシステムであったがコロナ感染拡大を受けて、
Kinexon社が当該技術を転用し「Safe Zone」と呼ばれるコロナ感染・拡大防止サービスを開発したである。

画像4


コロナ感染・拡大防止テクノロジー「Safe zone」の概要

システムの概要は以下①〜④の通りとなる。

簡潔に効果を言うと、コロナ対策で最重要となる、ソーシャルディスタンスの維持、感染者が見つかった際の濃厚接触者の特定・隔離に利用できるシステムとなる。

「Safe zone」システムの使い方

① 選手・チーム・メディア関係者にスタジアム内で以下センサーの携帯を義務付ける
② センサー同士が通信し、設定した距離以上に近づき一定の時間が経過するとセンサーからアラームが鳴り、離れる様に警告を出す。(距離や時間は設定可能。)
→GPSを利用しておらず、個人の位置情報は取得しない為、プライバシーを侵害することもない。
③ 感染者が見つかった際には、センサーに蓄積されたデータを元に、濃厚接触者を容易にたどり、即座に隔離措置が可能。

画像7

Kinexon社の「Safe zone」は初期導入時の工事が不要・セットアップまで短時間で済むこともあり、既にNBA、NFL、NCAA主要カンファレンス、バスケドイツブンデスリーガ他での導入済となり、欧米ではスポーツシーンでの導入が急速に進んでいる。

画像7

また、今季NBAでは全チームの選手に練習中・ミーティング中に、センサー携帯を義務付けることをルール化する等、コロナ感染拡大が日本とは比較にならないレベルで続く中でも、スポーツを継続する為の徹底した取り組みが進められている。

画像7

日本では足元のコロナ感染拡大に対して、1月8日より再度のロックダウンが実施される事になった。とはいえ今後感染拡大の沈静化には一定の時間がかかるであろうし、米国のレベルまで到達しないことを願っているものの、今後スポーツイベントが中止に追い込まれる可能性もあるのではと危惧している。

今夏にオリンピックを控える開催国として、厳しい状況の中でもスポーツの火を消さない為に、どの様な準備を進める事ができるのか。

ロックダウンは必要な措置で効果的である事は理解しているが、今後可能な限り経済活動を維持しつつも、感染拡大に歯止めをかける手段は無いのか。開催国として世界に先立って新たな施策を模索していく必要があるのでは無いかとの思いから、今回海外の最新事例を紹介させて頂いた。

画像9

尚、最後に宣伝ぽくなってしまい恐縮ですが、自身が所属するスポヲタ社では、Kinexon社のシステムを日本で展開しており、興味ある方がいれば、いつでもお問い合わせ頂ければと思います!

選手強化のcontextで使われているKinexonのサービスはNBA30チーム中24チームが導入しており、欧州ハンドボールブンデスリーガやNCAA等、室内競技においては世界一の精度・機能性を誇るパフォーマンストラッキングシステムとなっております!

画像8

連絡先:スポヲタ株式会社(contact@sportajapan.com)

情報元:
https://www.sporttechie.com/nba-mandates-kinexon-contact-tracing-devices-starting-thursday
https://www.sporttechie.com/kinexon-wins-2020-pivot-of-the-year-award



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?