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【実践ワーク】夫婦関係が良くなる、たった1つの方法

今回は「家族」「夫婦」「パートナーシップ」に関することで悩んでいる方、より良くしたいと思っている方へ向けた内容です。「たった1つの方法」なんて書き方をしましたが、これしかない方法という意味ではなく、これをやっておけば間違いなく変化が起きる、という方法を紹介していきます。この記事を読むだけでも悩みの根幹を解決できるくらい気合い入れて書きました。今ではコーチングを事業の根幹としている弊社への問い合わせが「夫婦」からが増えているほど、自分たち夫婦はもちろん、クライアント夫婦のパートナーシップがより良くなることで、その夫婦の仕事の状況家庭収入健康度主観的幸福度にインパクトが起こるのを目の当たりにしてきました。この記事を通じて、1組でも多くの夫婦・カップルにきっかけをお届けできたらと思います。

はじめに

そもそも私は昔から根がポジティブ&鈍感&身体が強かったので、正直悩みを抱えたことが本当になかったです。当然今まで成功よりも圧倒的に失敗の方が多いですし、たくさん大変な思いをしたりハードな経験はしてきていますが、基本元気なので悩みを抱えるほどの経験はありませんでした。(周りの人に恵まれていたこともかなり大きいです)

しかし、そんな鈍感な私も、唯一、本気で悩み「もう解決不可能だ」と諦めかけたことがあります。

それが、夫婦のパートナーシップについて。パートナーシップということばには共同関係、関係性のような意味がありますが、妻との関係性がなかなかうまく噛み合わない時期を過ごしたときに、人生で感じたことのないようなもどかしさやストレスを感じました。

妻に対するストレスというより、1番大きくストレスを感じたことは「自分1人の考え方や行動の変化だけではコントロールできない問題」だったことです。何回、離婚を考えたかわからないです。でもそれは一時的な感情からくる考えに過ぎず、本当は離婚なんてしたくないし、妻ともっと仲良く楽しく、家族みんなでこの先も生きていきたい、というのが本音でした。だからこそ、本当に向かっていきたい未来のイメージと、自分が認知する目の前の状態に大きなGAPがあることにすごく悩んだわけです。

(そこからどんなことがあって今があるのかは、以前に記事を書いたことがあるので、リアルな原体験を見てみたい方はこちらからどうぞ)

今回の記事は私個人の原体験というよりも、そもそもパートナーシップとは何か、なぜより良いパートナーシップが必要なのか、よくあるパートナーシップの悩みにおいてどんなことが起きているのか、どのようなことをすると良いパートナーシップへ近づくのかなどを解決し、さらに弊社で提供しているパートナーシップコーチングで実践しているワークの一部をご紹介し実践いただくことで、過去の私と同じ悩みを持つ人へ寄り添えたらなと思います。

パートナーシップとはどんな単語か

パートナーシップの言葉の意味を調べると「共同関係」「提携」「同盟」や「2人以上の者が共同して事業を営む関係」と出てきます。もっと日常的な表現を使うならば、「2人の関係」「2人の関係性」と表現するのが1番分かりやすいかもしれません。そんなパートナーシップという言葉が当てはまる対象としては、仕事で言うと会社の共同創業者や業務提携があげられ、プライベートな活動でいうとカップル、夫婦などがあげられます。その中でも、人生の中で最も近しい他人であり、物理的にも精神的にも一緒に過ごす臨場感が強い存在同士である「夫婦」についてのパートナーシップを理解し自己適応することで、他の場面においてのパートナーシップも理解し活用できるようになります。「本当のパートナーシップとは?」についても最後にお伝えできればと思います。

パートナーシップでよくある抑圧と投影

夫婦は物理的にも精神的にも、一緒にいる時間が最も長い存在です。となると、一緒に過ごしているうちに自然と形成される、2人で1つ夫婦のコンフォートゾーン(安心安全・快適に感じる領域)が形成されます。我々は、出会ってから一緒に暮らす家族になるまでのプロセスで「この人は合わないな」「価値観が違うな」と感じた人と一緒になることはありません。特に結婚したばかりのときは、結婚を決めるほど2人で1つのコンフォートゾーンがあり、それがとても安定した状態であると言えます。そのため、共に人生を歩む中で、どちらかだけが新しい挑戦を始めたり、どちらかだけがもっと成長したいと思う素晴らしい経験を積んで、パートナーと2人で1つのコンフォートゾーンだということを忘れ、あるいは無視して、個人のコンフォートゾーンだけがどんどんズレると、パートナーシップを重荷に感じ始めるということがよく起きます。私はむしろ、個人の挑戦を推進したいです。会社としても「やりたいことをやる」という単純なようで複雑な生き方も「新しい挑戦をする」という現代的な素晴らしい姿勢も、我々は本気で支援したいからこそ、パートナーシップを重荷に感じたままにしておくのではなく、より良いパートナーシップを築くことで心置きなくやりたいことがやれる状態をつくるお手伝いがしたいと思っています。

(2人で1つのコンフォートゾーンが存在する)

そして、2人の間において感情の絶対量も決まっています。感情の絶対量というのは、感情が溢れ出し制御がきかなくなってくるラインのことです。
あなたが本当は伝えたい素直な感情を伝えずに自分の都合や勝手な解釈で我慢したり、やがて感じなくなるような不感の状態になるまで感情に抑圧をかけると、パートナーは意味もなくイライラしたり、負の感情がコントロールできなくなるということが起きます。パートナーはそのイライラや負の感情を抑えたくても、何にイライラしているのか、何にそんなにネガティブになっているのか、その原因がわかりません。ただ1つわかっていることは、家の外では全く問題はなく、コントロールできなくなるのはパートナーと生活しているときだけだということ。それを見た自分都合で我慢を始めたあなたは、「やばい人と結婚してしまった」「こんな人だと思わなかった」などと敵意を抱き始め、敵意を持っている者同士が話せば話すほど、どちらも自己正当化をし、お互いに防衛反応から相手を直そうとしたり人格を否定するということがよくあります。

(夫婦における感情の絶対量は決まっている)

お互い、本当は思ってないわけじゃないけど、言いたくもないことを言ってしまうってつらいですよね。「気にはなるけどお互いの価値観だから、このくらいだったら相手を尊重したい」という本当の気持ちを、一時的な感情が飛び越えて「あなたのこういうところが気に入らない!」「あなたのこういうところをずっと我慢してる!」みたいに無意識に攻撃してしまうときは、もうすでにコミュニケーションは成り立っていなく、お互いの感情の戦争が起きているのでお互いコントロールできません。(防衛本能なので、言わなければやられる!という無意識はコントロールできない)つまり、パートナーに敵意を抱いている間は、お互いに否定したり、直そうとしたりするので、どんなにコミュニケーションっぽいことをしようが同じことを繰り返すわけです。敵意を抱いている間、パートナーに抱いていると脳が思い込んでいる愛は、2人が求めている愛ではなく「あなたのその特性、行動を直せば私は許します。」という条件付きの愛なのです。

そもそも、お付き合いして一緒に暮らすと決めたほどに好意を持ったパートナーに対して抱きはじめる敵意とはどのようなものなのか?
結論「相手が当然すべきことをしてくれない」という敵意です。

冷静さな思考を奪うほどの敵意、その裏側にあるのが、今回の記事のメインといっても過言ではない「抑圧」の存在です。

ここは、認知科学に基づく抑圧のカラクリについて知る必要があります。すっごく重要なところなので、ここだけは持ち帰っていただきたいです。(私もこのカラクリを理解し自分に活かし始めてから、驚くほど自分に変化が起こり、その結果パートナーに大きな変化がありました)

抑圧している感情に気づいているものは抑圧とは言いません。抑圧とは、本人が気づいていない、意識と無意識が合っていない状態のことを指します。意識と無意識が一致していない状態が続くと、無意識が投影された日常を過ごすことになります。そもそも、人は複数名で同じ場所で同じことをしていても、それぞれ感じ方や見え方、気づく箇所が全く違うように、全人類全員がそれぞれ、無意識が投影された世界を生きています。ちなみに投影にも良い投影と悪い投影があり、自分が目指していきたい姿を鮮明にイメージし、無意識が書き換わるほどのGOALを設定し、その無意識が投影された日常を過ごすことは今まで気づかなかった発見や出会いが生まれたりしますが、抑圧による意識と無意識の不一致が投影する日常は、特にパートナーシップにおいてはコミュニケーション事故につながりやすいです。

例えば、自由奔放で無計画に柔軟性高く生きていた自分らしさを、社会人になってから上司に「これではだめだ」と強く矯正された人がいたとします。その時は社会的にも成功したいと思って頑張っていたし、その上司を尊敬していたため、人一倍の努力で「計画性のある人間」「論理的に物事を考えられる人間」として活躍した結果、無計画な人や論理的ではない人に対して、やたらイライラして、注意するような場面では無意識が自己正当化しようと、無計画である危険性や、論理的に説明できないデメリットを必要以上に口にしてしまったりします。その人は家庭内でも、パートナーの同じようなところにばかり感情が向くようになり、そう言う人だと思いこみ始めます。そのため、パートナーもそのシーンばかりを切り取られて話題に出されるので、イライラします。でも抑圧している方からすると「自分はこんなに感情抑えて話しているのに、やばい人なんじゃないか…」と、収集がつかない感情のやりとりが行われます。このように、今までの人生のどこかで、何かをきっかけに抑圧をかけてしまうということはよくあることです。そして本当は自分がそうありたかった姿に対して、無意識が「こうあるべきだ」「これは間違っている」「ここを直すべきだ」と強く反応するようになります。これがまさに敵意ですね。

自分が抑圧していることを平気でやってる=敵意
しかもなんか上手くいってる、ふざけんな=敵意

未曾有の新型コロナウィルスの影響拡大により人生観や生活様式が大きく変化する近年、VUCA(将来の予測が困難な状況を示す造語)時代の中で、日々私たちは答えのないニューノーマル(新しい常識)を構築するために模索を行っています。このような時代背景の中で、100組いれば100通りの「理想の家族像」があり、家族の価値観は多様化しています。「最小単位のコミュニティである家族のウェルビーイングから、世界のウェルビーイングへ貢献する」という想いも込めて、昨年パートナーシップコーチングという事業も会社で立ち上げ、家族へ伴走しています。この記事で全てを叶えることはできないですが、ここから始まるワークによる「抑圧による投影が生み出す敵意」からの解放をきっかけに、パートナーシップへポジティブに取り組んでもらいたいと思っています。最小単位のコミュニティが家族ですから、世界全家族が豊かになる状態は世界平和です。そしてその家族の豊かさは、子供にコントロールできるものではありません。どこまで行っても、夫婦のパートナーシップから全てが始まっています。

今すぐに「よし!本音でコミュニケーションを取ろう!」と思って、相手のペースも考えずにぶつかっていっても事故るだけなので、セルフで実施できる「抑圧からの解放ワーク」へ取り組み、変わらない相手を変えようとするのではなく、まずはご自身からアップデートされた状態で、パートナーの姿形、表情、全てが見えているのを確認してから、ゆっくり話しかけてみてください。

実践ワークショップ

ここからはセルフで取り組めるワークをご紹介します。ワークの問いを見て、考えてから書き出すまで時間がかかってしまうことはとても良いことです。即答できないということは、今まで考えたことがなかったことを考えられている証拠なので、たっぷり時間をかけて取り組んでいきましょう。所要時間の目安は60分〜90分です。紙とペン、もしくはメモアプリなどを用意しましょう。

実践ワーク①

(例)
・会話に主語や固有名詞がなくてわかりづらい
・テンション(気分)の上げ下げが激しすぎる
・何か調べ出したら無限にスマホいじってる
・あと一口で飲み終わるコップを片付けない
・ほとんどの確率で言った時間を守らない
・いつも余計な一言で相手を苛立たせる
・計画性の無さにイライラする、など

とにかく書けるだけ書き出しちゃいましょう。ここは変に我慢するところではありません。パートナーに対して、嫌悪や敵意が一切ありませんという人がいるならば、なかなか少数派かもしれません。「いやいや、私たち夫婦は一切ありませんよ」と言える夫婦が少ないというのはもちろんですが、そういう夫婦ほど無意識と意識の不一致(抑圧)が起きている可能性があり、その場合この先どこかでコントロール不可能な感情が溢れ出す瞬間がきます。

そして結末を先に伝えてしまうと、ワーク①で書き出した内容は全て、自分の抑圧による投影(それを相手に見出す行為)だったということなので完全にブーメランで返ってきます。それがわかりながらいろんな感情になりながらも書き出すというのが「自分に向き合う」ということなので頑張ってください。5つの実践ワークで導き出したい最終的な状態はハッピーエンドなので、私を信じて、本気でワークへ取り組んでみてください。

書き出せましたか?解説しながら進めていくと、書き出した内容は、無意識的に相手に期待している行動が書き出されています。前半でも説明したように、抑圧による投影がされた自分からの目線が、本来存在しない期待を生み出します。では抑圧を取り除きましょうと簡単言っても、自分の中にあるのに認められていないのが抑圧なので、ワークを進めながら抑圧を認知し、解放していきましょう。

実践ワーク②

(例)
小学校の時の〇〇先生/大学時代のバイト先の〇〇先輩/前職のプロジェクトメンバー/元カノ

まず、実践ワーク①(例)のリストから選んだ行動の、特に何が気になるのかを考えてみましょう。例えば「あと一口で飲み終わるコップを片付けない」=その詰めの甘さが気になる、「計画性の無さにイライラする」=計画性を持って行動できないことがストレス、のように「気になる行動→敵意を持っている特性」のように考えてみてください。本題は、今までの人生で自分もそう思われていた可能性が高いシチュエーションとその人物を書き出すことです。直感は嫌がりますし、脳も考えることを最初は拒むと思いますが、最後はハッピーエンドなので頑張って!このワークは、自分のパートナー目に付く特性が、実は同じくらい自分に備わっていたということが分かるまでやることが重要です。その特性=パートナーの特性でもなければ、その特性=自分の特性でもありません。もともと持っていた自分の特性の1つにしか過ぎない話が、過去のどこかでその特性を強く抑圧した瞬間、きっかけがあり、その抑圧が生み出す投影により無意識の感情が過剰にパートナーに対して反応してしまっていることがわかります。抑圧したことを平気でやっていることがむかつく=敵意、なんでそれでうまくいってるんだふざけるな=敵意、冷静に考えれば大したことないことも、日常の夫婦生活の中で明らかに感情の高まり方がおかしいときは、抑圧が隠れていると思った方が良いです。そして、その怒っている反対の概念が自分にとってのWant to(持っている価値観・特性)だったりします。

実践ワーク③

(例)
計画性の無さにイライラする①=ノリで生きてる=何でも楽しんでくれる
計画性の無さにイライラする②=無計画=自分のクリエイティブを引き出してくれる

パートナーが自分に対してその行動をしたときに、デメリットが多いと感じているから敵意になるわけだが、逆にメリットがあるとしたらどんなことがあるでしょうか。クリエイティブに頭を使って、あらゆる方向から考えてみてください。怒りっぽい人=情熱的な人、自分の意見がない人=協調性のある人、というように物の見方を変える技術をリフレーミングと呼びますが、このワークでも同じような柔軟な思考を使って書き出してみましょう。

実践ワーク④

※考え方はワーク③と同様

続いて、ワーク②の「今までの人生で自分もそう思われていた可能性が高いシチュエーションとその人物」で書き出したシチュエーションで、その人物にとってのメリットを書き出してみましょう。これは可能性を数学的に書き出していくことがやってほしいことなので、真実であることの確認は重要ではありません。その特性自体を忌み嫌う必要がなくなってくるまで、書き出していきましょう。

実践ワーク⑤

(例)
計画性がない→計画性の鬼になる
何でも詰めが甘い→何でも詰め寄ってくる

我々は最も身近な他人であるパートナーに「変わってほしい」と言いつつ、こういったワークを正しい順序で実施し、内省を深めると、変わった時のデメリットが自分にとってあまりに大きいことに気づいてしまいます。もしくは、「いつもこういう特性がある」「いつもこういう行動をする」と思っていたことが、そういう時と、そうでない時のどちらもあったことに気づきます。もう絶対に変わらないでほしい、というところまで書き出しましょう。この気持ちでパートナーと話したらうまくコミュニケーションが取れるはずです。より良いパートナーシップを話す第一歩は、自分の抑圧と投影を無くし、敵意を消滅させたフラットな状態でコミュニケーションを始めること。理想を言えば、お互いにそう言う状態が作れたら最高のパートナーシップへの話し合いが実現します。

本当のパートナーシップとは何か

これまでいろんなケースの夫婦・カップルのパートナーシップに関する相談に乗ってきましたが、お互いが敵意を持っている(直してほしいところがある)状態でコミュニケーションを始めてもなかなか話したいことが話せない、感情ばかりが出てきてどんどん変な方向へこじれてしまうということはよくあります。家族、パートナーシップを前向きに話すきっかけとして、今日は「抑圧と投影をなくせば敵意は消滅する」というワークをご紹介しました。ぜひ、相手を変えようとより先に、自分の認知から変えてみてください。

これまでの時代は顕在化されてきませんでしたが、未曾有の新型コロナウィルスの影響拡大により人生観や生活様式が大きく変化する近年、VUCA(将来の予測が困難な状況を示す造語)時代の中で、日々私たちはパートナーシップ含め、生き方自体に答えのないニューノーマル(新しい常識)を構築するために模索を行っています。

100組100通りの家族像があり、
100組100通りのパートナーシップがある。


本当のパートナーシップとは、
「この人といると自分らしくあれる」
お互いにそう思える関係性であること。


自分1人で自分を満たせるもの同士がパートナーになる意味を見出すこと。

The Sound Relationship House(豊かな関係性の家)

パートナーシップにも段階があります。仮にパートナーシップにおける現状のコミュニケーションレベルを言語化・可視化するならば、どのような観点で考えると有効か。夫婦関係や結婚生活の安定性の研究で知られているワシントン大学の心理学名誉教授であるジョン・ゴットマンが提唱するThe Sound Relationship House(豊かな関係性の家)を参考に考えてみましょう。

今回紹介した実践ワークは、「豊かな関係性の家」で言うと「④点ではなく全体を見よう」に含まれます。例えば実践ワークで触れた内容でいうと、大切なパートナーへ敵意を抱いている行動とその特性は、自分の感情の抑圧、特性の抑圧による投影が生み出しているという結論でした。パートナーの特性とそれによる行動ばかりを脳が認知してしまう、まさに点しか見えてない状態です。まずは自分から変わることで、パートナーの全体像を落ち着いて認知することができます。抑圧と投影のない状態は、夫婦のコミュニケーションをより簡単にしてくれます。

みなさんは、今どの段階にいますか?また、特にコミュニケーションが必要と感じているのは何階ですか?これは必ずしも、順番に上がっていくことが重要ということではなく、本質は「2人が同じ階数へ必要性を感じ、主体的に話し合う場を設定すること」です。そもそもバラバラだったらうまく機能しませんからそこから共通認識を持つことが重要ですし、⑦階だと2人が認知していた夫婦も、子供の誕生や、どちらかの仕事の転機など、大きな変化により他の階へ移動する場合、その都度柔軟に話し合うことが重要です。そもそも我々は常に変化していますし、我々を取り巻く環境も常に変化を続けているの前提も忘れてはいけません。なので焦って短期間で変化を求めるよりも、ある程度期間を設けて取り組み、パートナーシップを話すコミュニケーションへ慣れていくことも大切です。もしまだ、2人の価値観、それぞれにとって優先度が高いこと、自分たちらしいパートナーシップを話し合えていないのであれば、当事者同士のコミュニケーションをリードする第三者をつける期間と場を設定することをお勧めします。第三者がいる場を設定するだけでも、インパクトが起きます。

株式会社ウェルネスエイトには、2人らしいパートナーシップを築いていくためのソリューションがあります。今回、ご提案したいサービスがパートナーシップコーチング。簡単にいうと、2人同時にコーチングを受けていくサービスです。まずはお気軽にDMでお問い合わせください。

おわりに

この記事に込めた想いは大きく分けて2つあります。1つ目は、最小単位のコミュニティである家族のウェルビーイングが日本の主観的幸福度が上がらないボトルネックだと考えていること。2つ目は、自分たちらしいパートナーシップへ向き合うことを通じて、抑圧による投影の象徴ともいえる「毒親」「親からの呪い」をなくし、次の世代へその存在を渡さないこと。

子供たちは、大人という環境で育ちます。
その中でも、特に影響を受けるのが家族であり、親(夫婦)の存在。
我々が子供の頃、親の言うことを聞いて育った以上に、親の生き方を見て育ったように、子供たちは親の生き方を見て育っています。

大人も子供も、これからの時代を生きる上で、VUCAという造語ができるほど変化が大きくなっていく時代であることは避けられない事実です。ただし、その変化が大きい時代であるという事実を「生きづらい時代だな」と認知するか「なんて楽しい時代なんだ」と認知するかは自由です。

まずは我々大人から、そういう生き方をしていこう。
全ての起点である家族・パートナーシップを話すことから始めよう。

家族のウェルビーイングから引き上げる日本の主観的幸福度、このnoteやSNS、サービスを通じて、一緒に本気でやり切る共同者・共同関係になっていけたら嬉しいです。

1人でも多くの人へ届きますように。

家族のウェルビーイングから主観的幸福度の高い世界を実現し、最高の形で子供たちへバトンを繋いでいきましょう。


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