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若様組まいる (100周年書き下ろし)



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あらすじ

明治二十三年、ミナこと皆川真次郎は西洋菓子店を開いた。店には、旧幕臣の「若様組」の面々や、女学校に通うお嬢様・沙羅が甘い菓子と安らぎを求めてやってきた。
その少し前――。徳川の世であれば、「若殿様」と呼ばれていたはずの旧幕臣の子息・長瀬とその友人は、暮らしのために巡査になることを決意。
今は芝愛宕の巡査教習所で訓練を受けていた。ピストル強盗の噂が絶えない物騒な昨今、教習所でも銃に絡む事件が起きた。若様組の他、薩摩出身者、直参で徳川について静岡に行った士族たち、商家の子息たち、さまざまな生徒に、何やら胡散臭い所長や教員を巻き込んで、犯人捜しが始まる。
大好評『アイスクリン強し』の前日譚。

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感想

若様達の巡査になる前のお話。
若様達の巡査時代が、意外と大変だった(笑)
あんな幹事がいたら自分だったら心が折れそうだ。
が、ピストル強盗に弾を横流ししていたのが、まさかの中村師範で驚いた。
若様達と仲が良かっただけに衝撃が…笑
最後の最期で幹事の印象が良くなった。

若様達はみんな色々なものを背負っていた。
ちょいちょいミナが出てきて良かった!


読了日:2012/07/06 🌟🌟🌟🌟



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