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私と悪魔の100の問答 (100周年書き下ろし)



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あらすじ

世界のすべてを敵に回した女子高生が、悪魔と契約! 助かるための条件は「命」を捧げること……ではなく「100の質問」に答えることだった!?
「目次」で人生が変わる!

「いや吾輩は君には全然興味がないけど、世の中の正義にはもっと興味がないから」どん底だった私に、あいつはそう言った。親の事業が失敗して、マスコミに叩かれ、世界のすべてが敵に回っていたときに。助けてもらう代わりに、私はそいつと契約することになった。それは100の質問に答えろっていう意味のわからないもので――
追い詰められた少女と、尻尾の掴めない男が出逢うときに生まれる、奇妙で不思議な対話の先に待つものは……?

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感想

哲学的な話だった。
女子高生紅葉とシンプルハートの哲学的な会話に頭がついていくのに必死だった(笑)

最後に紅葉の前にシンプルハートが現れたのは、紅葉が何かしら質問の答えを導き出すと確信していたからなのかなと思った。
それこそが、彼の本当に得たかったものではないかと。


印象に残ったフレーズ

「だから、こういう言い方もできるー神は本気で悪魔を滅ぼす気がない。悪魔がいなくなってしまえば、神の価値を上げてくれる存在がなくなるからだ、とな」


備考・メモ

今読むとまたちょっと感じ方が違うだろうなと思ってる作品。

能力、シンプルハートについて掘り下げてほしい~。
というか、そもそも文庫化してくれこれ!!!!
そのときに加筆修正とかで、ね?


読了日:2012/07/01 🌟🌟🌟🌟



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