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【こたつ開き#10】夏の終わり【バイト編】
こたつです。
最近よく考えている事は《焦る》という事。
《焦る》と『イライラ』しちゃう。
って事は、『イライラ』してる時って、何かに《焦ってる》状態という事になる。
『イライラ』しちゃう時、心のままに怒る。
イライラを我慢するよりはずっといいのかもしれないけど、それより(一体何に焦ってるんだろう)って考えてみると、もっと心が軽くなる。
イライラする必要なんてない、ただ《焦ってる》だけ。
《焦り》の原因が分かったら、笑えてくるかも。
「そんなことで焦る必要なんてないじゃん!」って思えるかも。
(焦る必要なんてない)って自分に言い聞かせてみる。
取り止めのない文章だけど、気になってた事呟いてみました。
続きです。
最後の派遣の仕事
前回の仕事で、『本当の軽作業』を経験してから、体を動かす仕事の方が”性に合ってる”ことに気づいた僕は、【コンテナを空にする】仕事ばかり選んでやっていた。
夏の炎天下の中、汗だくになりながらコンテナから荷物を下ろす。
体を使う分、疲れはするんだけど、必死になって下ろしてるので、時間があっという間に過ぎて行くのが楽しかった。
仕事にも慣れてきたと同時に、夏休みも終わりが近づいてきていた。
何度か日雇いの仕事を繰り返し(パチンコ台作りの仕事は断ったが)、迎えた最後の日雇い派遣の日。
その日はコンテナ下ろしではなく、引っ越し作業だった。
(”アート”とか、”さかい”じゃないけど引越しもやるの!?)
内心不思議に思いながら事務所を出発、小一時間ほど走って着いた現場は、3階建てのマンション。
ベテランの先輩が「エレベーター無しかよ!」と愚痴をこぼすのをみて、めちゃくちゃ不安になりながら、お客さんを待つ。
予定の時間になって、マンションの入り口へ向かうと、2tトラックがすでに止まっていた。
先輩たちが、仕事の段取りを話しているを眺めていると、トラックの扉が開き、中からブルーシートが大量に出てきた。
どうやら始まるらしい。
階段からブルーシートを敷き、2階の引越し先まで敷き終わると引越しスタート。
(3階よりは楽でいいな)
内心ほっとしながら、冷蔵庫から洗濯機、TVなどの家電。”食器”、”服”などと書かれた無数のダンボール箱を運ぶ。
【コンテナ下ろし】で力仕事の経験値を溜めてたので、多少レベルは上がっている。
意気揚々と作業を開始してみると、荷物を下ろすのではなく、上げるという作業はキツい!かなりキツイ!
トラックの荷物を持ち、階段を登り部屋に置く。
トラックの荷物を持ち、階段を登り部屋に置く。
……。
単純なことなんだけど、階段があることでキツさが倍増した。
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部屋とトラックの往復を数十回行い、目が回りそうになるのをこらえながら、途中休憩を挟みつつ、3時間弱で引越し作業完了。
すっからかんだった部屋はダンボールや家電で溢れ、お客さんが忙しく荷解きをしていた。
作業完了の旨を伝えると、奥さんがおもむろに労いのお茶とコーヒーをくれた。(めちゃくちゃ嬉しかった)
何を飲むか相談しながら車に乗り込み、いつも通り猛スピードで事務所に帰る。
半日分の日当をもらい、その日は昼過ぎに終了。
それと同時に、僕の日雇い派遣の仕事は終わり、長かった夏休みも終わりを迎えて行く。
続く。
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