「結納」を追求する先に見えてきたもの
前回は、"YUINOMONO(ゆいのもの)"という新しい「顔合わせ」のカタチ。についてお話ししました。
最近は堅苦しい結納は行わず、結納をしない場合は食事会で済ませるカップルが増えています。
そんな風に少しマイノリティー化してきている「結納」ですが、前回の記事でもお伝えした通り、”YUINOMONO"は元々、結納の歴史を遡り、追求した先で生まれたサービスになっています。
なぜ今、マイノリティーになりつつある「結納」に着目し、追求したのか…。
今回のテーマは、
1.先人が代々「結納」を行ってきた理由
2.なぜ今、私たちは「結納」に着目するのか
3.今の時代に合わせた「家族」との繋がり
4.YUINOMONOが”今の時代”にあっている理由
5.最後に
についてお話ししていきます。
1.先人が代々「結納」を行ってきた理由
みなさん、そもそも「結納」ってどんなものかご存知ですか?
結納とは、簡単に言うと、「婚約を公(おおやけ)にする儀式」のことで、「婚約を公にする」とは、二人が将来結婚することを約束することなんです。約束だけなので、手続きは必要ありません。
二人がお互いに、「将来結婚しよう」という意思があれば、婚約が成立します。ですが、二人の間だけで結婚の意思が確認できていても、それは言わば口約束なので、結納をすることで、二人だけの口約束である「結婚の約束」を、二人以外の人にも知らせてより確かなものにするという意味合いのある儀式になります。
結納の起源は、今から1600年ほど前の仁徳天皇の時代。
仁徳天皇の皇太子が妃をむかえる際に、「納采(のうさい)」と呼ばれる儀式を行ったことが始まりだとされています。
「納采」とは、男性の親が女性の親に贈り物をして、挨拶をすること。
今でも皇室では、一般の結納の儀式にあたる「納采の儀(のうさいのぎ)」が執り行われており、この結婚の際に贈り物を贈る儀式は、平安時代には貴族の間にも広まり、室町時代になると中国の婚礼制度も取り入れながら、武家の間にも広まりました。そして、江戸時代になると、裕福な商家などでも結納・結婚式の儀式が行われるようになったそうです。
ようやく庶民の間に結納の儀式が広まったのは、明治時代になってからだと言われています。結納の儀式は、長い歳月をかけて現代に伝わってきた日本伝統の儀式なんですね。
結納を行い、結納品のやりとりをすることで、「結婚の約束」を両家の間で確認する。言わば、「結婚する両家が結ばれ、一つに納まる」ということであり、「家と家との結びつき」を大切にしたいということを象徴する儀式だったんです。
そして、私たちが「結納」の歴史を知り、追求していく中で見えてきた先人が代々「結納」を行ってきた理由は、相手に対して正式なあいさつを行うことで、「 円満な結婚ができますように 」 「 ともに末永く幸せに暮らせますように 」 という気持ちを相手に心をこめて伝えるためでした。
2.なぜ今、私たちは「結納」に着目するのか
結婚は、新生活のスタートです。
そして、「世帯を持つ」ということでもあります。
新郎・新婦にはまだ未経験の、結婚をした人にしかわからない不安や苦労がたくさんあります。 特に、出産や子育ての苦労は、実際に子どもを育てたご両親でなければ分かりません。
そして近年、結婚した夫婦が離婚するケースはよく見られますが、一年間以内に離婚する夫婦の数が驚くほど多いということがわかりました。また、その離婚原因の中でもよくあるのが、配偶者の親族との問題です。離婚調停を申し立てた理由トップ10に、男女とも「家族親族との折り合いが悪い」がランクインしています。
そこで私たちがこの事実を目にした時に感じたのが、現代における「家族」との繋がりについてでした。
年に数回、相手のご両親と会う度にうまくコミュニケーションが取れなかったり、困った時にいつでも相談できる家族が近くにいなかったり
全ての夫婦が感じているわけではないが、悩んでいる人は多いのではないでしょうか?仲睦まじい夫婦生活の中で、相手の両親や親族とのコミュニケーションはうまくいっているだろうか?
そんな悩める「家族」を想像し、何か力になれるサービスを作ろう!
そう思って始めたのが「YUINOMONO(ゆいのもの)」でした。
そして、この「家族との繋がり」こそ、「結納」が大切にしてきた日本伝統の文化なのです。
3.今の時代に合わせた「家族」との繋がり
前文でお伝えした通り、”家族との繋がり”が大切なことはわかりましたが、「結納」って堅苦しく形式ばったイメージでなかなかやる気になれないですよね。
ここ最近は、結納を行わず両家顔合わせの食事会のみで済ませるカップルが約8割もいるそうで、理由は様々ですが、
・堅苦しいから。
・特に「しきたり」を気にしていないから。
・結納にかかるお金は無駄なお金だと思ったから。
・準備がめんどうだから。
というような意見が多いです。
そこから何度も何度も、今の時代にあった家族のあり方や関わり方、
結婚した先にある新郎新婦の悩みや家族の不安などを紐解き出てきたのが、
「家族」との繋がりは大切。
だけど、今の時代のニーズに「カタチ」や「費用」が合っていない。
だから、時代に合わせた家族との繋がりを深められるサービスを作ろう!
という答えでした。
食事会を開催する為のレストラン選びや準備で負担を抱えてしまったり、当日も緊張で落ち着かない気持ちのまま終わってしまうなんてこともある中で、せっかくならもっと気楽に「家族」との時間を、楽しみながら過ごせないか。
結婚を決めたカップルも、そのご家族同士も、新しい1つの家族となる実感と喜びを、一緒に感じられる体験があったら良いな、、、
そんな思いから、YUINOMONOは生まれました。
4.YUINOMONOが”今の時代”にあっている理由
私たちが注目したのは、
・家族との繋がりや関係性を深めていける時間
・両家との間に日々見返せる思い出
・準備期間の楽さや当日の安心感
・形式ばらないラフな雰囲気
これらをYUINOMONOの最大の魅力としてプロデュースしています。
それを表現できるのが、
■世界に一つだけのメニュー「ファミリーマリアージュ」
■両家のつながりを感じられる、思い出の写真
■専属プランナーのサポート
■「懐かしさ」と「新しさ」を兼ね備えた場所
「家族を結ぶ、家族がつながる」をコンセプトに、家族のみで貸切られたプライベート空間で、ゆったりと顔合わせをお楽しみいただけるサービスをご用意しています。
■世界に一つだけのメニュー「ファミリーマリアージュ」
お食事は、家族との繋がりや関係性を深めていけるよう、お客様ごとにご提案するオリジナルの料理とペアリングのお飲み物をご提供します。
「小さい頃によく食べたなぁ。」「誕生日の時にはいつもこれ!」など、ご家族の食卓を彩ってきたそれぞれの家庭料理があるはずだと考え、新しい家族のメンバーにもその味を少しでも分かち合えたらとっても素敵だと考えました。
それだけではなく、新郎新婦さまからご家族へ、今までの感謝を込めた「贈り物のお料理」としておもてなししたい!など、完全オーダーメイドでご利用いただけます。
■両家のつながりを感じられる、思い出の写真
私たちは、家族との思い出を「記憶」だけではなく「カタチ」として残すことが大切だと感じています。
成長とともに少なくなる家族との写真ですが、最後に家族写真を撮ったのがいつか忘れてしまった方もいるのではないでしょうか?
感謝を伝える言葉は恥ずかしくて出なくても、写真は、カメラの前に寄り添って集まるだけでその瞬間の生きた想いや表情を、形に残してくれます。
これから長い結婚生活の中で、ふとした瞬間に、両家の繋がりを感じられるようなそんな写真が、それぞれの家族との間に存在してほしいと思い、カメラマンによる「写真撮影の時間」を作りました。
■専属プランナーのサポート
会の内容や当日の進行をサポートするのは、これまで数々のウェディングパーティを企画・運営してきたプランナーです。
「家族」が 、もっと「家族」になってほしい。
そんな思いで、私たちはお客様に寄り添って、会の内容をご提案します。
「準備はどうしたらいい?」
「食事中に会話が弾まなかったら、、、」
「なにかプレゼントは渡したほうがいいの?」
そんな不安も一緒に解決していきたい。大切なご両親へのサプライズや、ご家族が喜ぶお食事のご提案など、家族同士の繋がりが深まる時間を一緒に創っていく。顔合わせ当日までの準備のサポートや、結婚・顔合わせに関する慣習についてのアドバイスもお答えします!
■ 「懐かしさ」と「新しさ」を兼ね備えた場所
キーワードは「二世代」。
家族全員が集まる場には今らしい雰囲気とともに、お互いの関係性を深めるきっかけとなるようノスタルジックさも取り入れ、各世代で落ち着ける空間を作りました。
形式ばった雰囲気に緊張してしまうこともなく、それぞれの家族のありのままの姿で、「家族との時間」を過ごして欲しいと思います。
5.最後に
新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、この春多くの新郎新婦様が予定していた挙式披露宴のキャンセルや延期を余儀なくされました。
一方で、人と直接会うことがなかなか叶わない状況が続いたことで、結婚式を行う意味だけでなく結婚自体の意義についても見つめ直す機会になったり、パートナーやご家族など大切な人との繋がりを改めて感じたりしたカップルも多いのではないでしょうか。
ご友人を招いた大人数での会が開催できなくても、結婚式を諦めないでほしい。そのような想いから、サービスリリースとあわせて「コロナに負けるな!新郎新婦応援特別キャンペーン」を実施しています。
【コロナに負けるな!新郎新婦応援特別キャンペーン概要】
「コース料理プラン」を「大皿ビュッフェプラン」と同価格にて提供いたします。
<キャンペーン価格>
248,000円〜のところ、200,000円〜にてご案内いたします。
※価格表記は税抜
<キャンペーン期間>
2020年8月末までに問い合わせをいただいたお客様
<お問い合わせ先>
http://yuinomono.com/contact
・まだ、大人数での開催に少し不安がある。
・家族とだけでも何か特別な時間を作りたい。
など、ご質問やご相談など随時受け付けておりますのでお気軽にお問い合わせいただければと思います。
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