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技能実習生の教育を変えたい

JIC協会のゆいです。
技能実習生の教育を「問題解決」の教育に変えて行きたいと思っています。
JIC協会の講座・教材・コミュニティーは日本語教師の皆さんの問題解決をしていくことです。
技能実習生に教える皆様が抱える問題解決をすることが、技能実習生の皆さんの問題解決にも繋がると思っています。

技能実習生に日本語を教えようと決めたきっかけ


日本語教師養成講座受講中に、1冊の本を読んだことがきっかけで、「この人達の為に、日本語を教えて、ジャパニーズドリームを叶える手伝いをしたい!」といった想いが湧いてきました。
そして、技能実習生に日本語を教えようと決意し、監理団体が運営する講習センターへ転職しました。

日本語教師養成講座を出たものの・・・

養成講座の学びを生かそうと日本を教える毎日。しかし、「これで本当にいいのか?」と2週間で疑問を持ち始めました。いろいろな日本語の学びの場へ足を運んだり、ベテランの日本語講師の方に相談もしました。でも、「技能実習生は日本語学校で経験を積んでからじゃないと難しい。」と言われ、「今すぐには力不足なのか・・・」と受け止めて、日本語学校への転職も考えたこともありました。葛藤と実習生のトラブルを耳にしながら、入国後講習講師を続けてきました。


技能実習生への本当の教育を探して・・・

ある時、日本語教師向けのセミナーで日本語教師仲間が「はぁとinternational株式会社」といった日本語教師トレーナーをしている会社を教えてくれました。代表のちほみさんにすぐに連絡をしました。「私の技能実習生への想い」と「ちほみさんが目指す世界平和への想い」が繋がり、今思い返すと、ここからこの講座へ向けての準備が始まりました。

講座作りのエッセンス

そして、2社目へ転職。もちろん技能実習生の入国後講習担当ができる場所。「技能実習生のトラブル防止の為にカリキュラムを作り変えて、教え方も改善して、介護の技能実習生も来るからカリキュラムを作って欲しい!」と言った監理団体の理事長からのミッション。

想いに共感し、そのミッションに日々向き合いました。ちほみさんに支えてもらい、どんな小さなことも、大きなことも試して、相談して、改善して、試して・・・

そんな事を毎月入国して来る実習生に繰り返しながら入国後講習をしてきました。

時には実習現場へ行って働いている様子を見て、現場の声を聞いたり、インドネシアの送り出し期間へ行ったり、面接に携わったり・・・本当に多くの経験を2年間でさせていただきました。


技能実習生の問題解決の為に教えると効果的な情報がたくさん集まりました。入国後講習を改善し、技能実習生にも失踪ではなく途中帰国、困った時は連絡が来るようになったなど、、、効果がありました。そしてコロナで入国が困難になり、講習の見直し、横との繋がり(部署、送り出し機関、企業)をどう作っていくか?を考えられる時間ができました。

技能実習生に日本語を教えている方の悩み

オンラインで日本語教師の交流会や勉強会も盛んに行われるようになり、スキルアップと情報交換の為参加しました。そこで技能実習生へ日本語を教える人に遭遇するときがありました。技能実習生のために日本語を教えている人たちの交流会を自分でも開いて見ました。

すると・・・「テキストは何を使ったらいいか?文法だけ教えているけれどいいのか?講習センター後はどうなっているのか接点が無い」と言った皆さんの共通の困りごとを耳にしました。「私の体験談やしてきた事を話せば、問題解決につながるのでは無いか?」と考え講座をスタート!講座をする中で技能実習生の為のテキスト教え方が学べる物を提供できたら技能実習生の本当の問題解決につながる!と確信。

まとめ

2021年1月、技能実習生からの「帰国したい。」と相談を受けました。今の組織では足りないと感じ、「NPO法人ゆいまーる技能実習生応援団」を設立。より多くの技能実習生に支援を届ける為、夢を応援するために想いに共感してくれた仲間と現在活動中です。

技能実習生に直接届く支援と、技能実習生の為に日々教育を続けている皆様を通して、多くの技能実習生が日本でジャパニーズドリームを叶えるお手伝いができる事を祈っています。

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