見出し画像

資格があれば大丈夫!!って本当?

こんにちは。小野由衣子です。

コロナ禍に入って一年以上経ちましたね。
今年に入ってからワクチン接種ができるようになり、私の東京に住んでいる祖母は無事に2回目も終わりました。
そして今月はオリンピックの開催が決まり、その後の感染の状態が気になるところです。

そんな中、生活に大きく影響を与えたことの1つが「仕事」「働き方」ではないでしょうか。

例えば、飲食業(特にお酒を提供するお店)は大打撃、長く愛されたお店もやむなく閉店をしているところもありました。
航空業界も飛行機の本数が激減し、身体能力など難関をくぐり抜けたパイロットが月の半分が自宅待機や、CAさんがお蕎麦屋さんでバイトしたりなどしていました。

画像1

先日羽田空港に行ったら、今までグランドスタッフさんが沢山いて接客してくれていたカウンターが全て機械に!!!
スタッフの方が、2〜3人だけでした。これから出発という盛り上がる空気って空港で荷物預けるところからあったので、なんだか味気ない…

しかも、10年も前はグランドスタッフさんって、女性の憧れの職業で下よね。

今までは花形、安定とされていた職業がどんどん無くなって、
いや世の中の働き方が明らかに変わってきてますよね。

世の中が変わって来ているのに、会社員は安定だという思考や自分は変わらないというのは、ちょっと理にかなっていないですね。


特に影響が大きかった業界が上記2つで、それ以外にも多かれ少なかれ影響を
受けたところがほとんどだと思います。


さて、
“○○師”などの“師業”はどうでしょう。

私は薬剤師の資格を持っています。
かれこれ16年前に新入社員として、当時でいうと業界最大手大手の調剤薬局に入社しました。
親からは、資格があれば資格を貸すだけで収入が入るとか、持っているだけで安泰というのを聞いていたのでそれを信じて社会人になりました。

入ってみると、
業界では大手の製薬めメーカーの倉庫ではお薬のピッキングは機械でやっていて、私は、これは薬局も将来は機械が導入されて薬剤師はいらなくなるのでは?と1年目から危機感を感じていました。
それから2〜3年もしないうちに社員の人数は減り、パートタイムの人が増えました。そして今では、大手の調剤薬局はお薬をピッキングする機械が導入されています。ピッキングだけですが人よりも正確で約1.5人分の仕事をするそうです。
その結果、今現在、派遣さんやパートタイムでの募集は殆どなくなり、薬剤師も資格があれば就職できるという時代は終わり、資格があっても能力や将来性などを見られて社員のみの募集が殆どです。

私は薬剤師の資格がありますが、たまたま社会人2年目の23歳の時に先輩からの助言のお陰で、延長線上の将来迎えるであろう現実を先に想像できたので、働き方を変えるための準備に動き出す事ができました。
そして、約3年で会社設立して会社を辞める事ができました。


そんな私の考えですが、資格があっても大丈夫!ではない理由を書いてみました。








【資格があっても大丈夫!ではない3つの理由】


1、女性は妊娠や出産など人生においてプライベートのイベントがある

妊娠し出産をできるのは女性の特徴です。
一度は経験してみたい、子供欲しいという女性は多いと思います。
周囲で妊娠・出産・育児してるママや、そこに至るまでの人を見ていると、
そもそも不妊治療で頻繁に病院に通わなければならない、ホルモン剤の関係で体調が良くないと出産に至るまでにも、早退や休みを取らざるを得ない状況の場合も最近は普通にあります。
妊娠後はつわりが酷い、体調がすぐれない、出血が…   だったり、子供が産まれてからは、保育園や幼稚園のお迎えの時間、子供が熱を出しました等、どうしても子供の生活に合わせざるを得ない状態になってしまします。
これは能力云々ではなく、単純に時間を使うのです。
こういった状況になることは周りを見れば容易に想像がつきますよね。


2、突然の不幸や親族の介護も女性がやる事が多い

30代に入ると、祖父母が他界、親御さんも60歳を越えているので病気になってつきっきりで看病が必要だ、とか普通にあります。実際にもありましたが、親御さんが高齢なので地元に帰ってきて欲しい、男性の友人の場合は親が高齢なので家業を手伝って欲しい継いで欲しい。など。他人事ではなく、誰しもにそういう可能性があります。自身の病気や怪我で出勤して仕事できない場合だって考えなくてはいけません。
リモートでできるかもしれませんが仕事は限られます。


3、パートタイムでは働けるけど、仕事でステージを上げるのは難しい

かくゆう私の薬剤師という職業は、かつて「女性が活躍できる」「資格があれば一生食いっぱぐれない」と言われきました。実際、私が当時勤めていた大手調剤薬局ではどうだったかというと、
・女性の人数は多い
・女性で輝いている人が多い(20代、未婚の場合は)
・役職はほぼ全員男性
・女性は結婚したらパートタイム
でした。
ですので、確かに、出産後に復帰はしている女性もいますが、パートタイムで16時には上がってしまうような働き方の方がほとんどでした。勿論、重要なミーティングに出席するような事は難しいです。最低限の生活には困らない、生活の足しになる(ないよりはあったほうがいい)位のお給料と会社でのポディション。
22歳で目を輝かせて入社した私が感じた事は、勤勉でマメで能力が高い女性が多く憧れるな、でも輝いてないな。でした。
一応パートタイムで収入こそありますが、結婚したら、キャリアか家庭科を選ばなくてはならない状況は資格があったとしても会社に属している限りあります。



(引用:女性に人気の職業って本当? 薬剤師の私が管理職を望まなかった理由。【アンコンシャスバイアスを探せ!】 
https://www.vogue.co.jp/change/article/identifying-unconscious-bias-25



資格を持っていたら大丈夫!
というのは決して間違っている訳ではありません。上記にも書かせて位ただきましたが、
そう思っている状態が永遠に続く場合に限ると私は思います。
50代60代になっても体力が20代と同じ、
そもそも自分も周りも歳を取らず、
永遠に病気にならない、、、

結婚・出産は選択かもしれませんが、
今、大丈夫って思っているのでしたら、その五体満足で毎日フルタイム会社に出勤ができる状況が、未来永劫続けられるのって当たり前ですか?

少なくとも、歳を取らない人は誰もいませんよね。笑

という事は、将来の事をちゃんと考えて人生計画を立て、準備をしておくことって、特に結婚や出産や育児を望む女性はマストだと思います。
少なくとも、私の周りの豊かなママ経営者は全員、その時が来たら会社を辞めて収入も時間もコ自由にントロールできるようにと20代の頃から経済基盤を作る動きをしています。
全員です。思いつきで独立している人なんて一人もいません。




将来どうしようかな?
と思っている人には、以下の本がオススメです!




これはあくまでも薬剤師の資格を持っている私の経験や考え方ですので、全てにおいて正解という訳ではありません。
ですが、参考にして頂けたら幸いです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?