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中国留学134日目 最近の楽しみは台湾の作家三毛の短編集

中国での留学生活を毎日綴っています。

以下の記事では私のこれまでとこれからを綴っているので、目を通していただけると嬉しいです。

我记录我的中国留学生活,每天都有更新。
在下面的文章中,我描述了我过去的一切和将来的计划。如果你能读一下,我会很高兴的。


今日の主な出来事

📌中国語のpodcast視聴
📌三毛《雨季不再来》読書
📌公務員試験の勉強
📌家族旅行の計画
📌散歩

人生は無限大だとその経験をもって気づかせてくれる作家三毛

私は情報に触れることが好きなので本を読むことは好きですが読書家というほどではありません。
ただ、人にお薦めしてもらった本は必ず読みます。
現在読み進めている短編集《雨季不再来》も、中国語の先生に薦められた本のうちの一つです。

三毛(1943-1991)は現代中国における著名な作家の一人だそうで、その代表作は《撒哈拉的故事》(『砂漠の中のレストラン』)、《雨季不再来》(『雨季は二度とこない』)などがあります。

私が現在読んでいる本は上記の作品《雨季不再来》とタイトルは同じですが内容は異なり、2022年に出版された三毛の少女時代の作品34篇が収録された短編集となっています。

この短編集には、三毛の学生時代の苦い記憶が刻まれています。

学校の先生にいじめられたことで自閉気味となり休学したこと、その間に紅楼夢等中国の小説にとどまらず、トルストイやドストエフスキー、芥川龍之介といった外国作家の小説も読みあさったようです。

両親には、本を読んでも将来飯を食べては行けないと心配されもしますが、ある画家との出会いで三毛は自分が「作文」に秀でていることに気が付きます。

私が読み終えたのはここまでです。

先に彼女の一生を説明した動画をbilibiliで視聴しました。その後、彼女は波乱の大学生活やヨーロッパ留学を経験し、スペイン人との結婚の話等も語られていくそうです。

途中まで読み終えての感想にはなりますが、彼女の人生の選択の際の言葉がとても響きます。

《逃学为读书》という短編の中で、彼女はこのように語っています。

“望着学校米黄色的平顶,我一再的想,一再的问自己,我到底是在干什么?为什么没有勇气去追求自己喜欢的东西?我在这里到底是在忍耐什么?这么想着想着,人已经走到校门口,我看了一下门口,心里叹着:‘这个地方鄙视我的,走吧!”

三毛《雨季不再来》

以下、私の訳ですが、

学校のクリーム色の平頂を見ながら、私は何度も考えて、何度も自分に尋ねた。私はいったい何をしているのか?なぜ自分の好きなものを追求する勇気がないのか?私はここでいったい何を我慢しているの?そう思っているうちに、人はすでに校門まで歩いていた。私は門を見て、心の中で「ここは私を軽蔑する、もう行こう!」とため息をついた。


私も、小学生の頃に地元の人にいじめられて、地元の人たちから逃げるために県外の中学校を受験しています。
ですがそれは消極的な選択であり、彼女のように自分の好きなものを追求する「積極的な」選択ではありませんでした。

今、自分の好きなことやりたいことが明確になってきたのであれば、あとはそれを積極的に追求していけばいいのだなとこの小説を読み進めるほど勇気をもらえます。


以下に中国語版ではありますが、彼女の代表作を2作品引用したため、お時間ある方は目を通していただくといいかも知れません。


明日に活かしたいこと

今日は午前中に公務員試験の勉強、午後に中国語の勉強と読書というように過ごしました。
明日もそのように過ごしたいと思いますが、三毛の背景を調べたことで彼女に対する興味がもっと湧いたため、明日は読書の時間をもう少し長く取りたいと思っています。


今日もありがとうございました!
明日もまたよろしくお願いします。
明天见!!

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