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Tulum in Mexico 〜新しい英単語を学ぶ①〜

メキシコに着いてから3日目、遺跡とビーチで有名なTulumに行くことにした。

娘の友達一家と、たまたま同じ便で、滞在先も近くという偶然を祝して、彼女たちとTulumで合流しようという話になった。

Tulumは私たちのホテルから30km西に位置し、行き方はいくつかあった。

1つは、旅行会社が企画する「Free Shopping Tour」のバスに乗って行く。
2つ目は、Taxi (US40ドルくらい)
3つ目は、乗合TaxiのCollectivo (1人2ドル)

当初は「Free Shopping Tour」に便乗しようと思っていた。

だけど、このツアーは、テキーラファクトリー、ジュエリーショップ、工芸品屋を「見学」し、結果各ショップでマンツーマンで押し売りされるという、タダほど怖いものもはないという2時間のセールスツアーであることがわかった。2時間耐えれば自由時間。さあ、耐えられるか?!

もちろん、「No」で逃げ切れば良いのだけど、娘が下手に「このペンダントかわいい!」とかって騒ぎ出すとも限らないのと、そもそもツアーの内容自体が面倒臭いので当日の朝キャンセルすることにした。

Taxiは高いので除外。

地元民の足COLLECTIVOに乗ってみる

残るはCollectivoとなった。
Collectivoは10人乗りのバンで、ハイウェイ沿いに立ってると止まってくれ、降りたいところで降りれるというバスとTaxiの間みたいなローカルの人たちが利用する乗り物。
今回はこれで行ってみることにした。
Collectivoを捕まえるには、リゾートを出てハイウェイを渡って下り車線から捕まえないといけない。

前回の記事でもちらっと書いたけど、メキシコ人はスピード狂である。
制限速度が70kmなら120km、90kmなら140kmで走っている。

そんなクレイジーな人たちが飛ばしまくる片側3車線のハイウェイを、子供の手を掴んで渡る。笑

どんな時でも走らない夫が悠長に、「大丈夫、ゆっくり渡ろう」などと抜かすので、「ふざけんな、ここメキシコだぞ!」と行って、車と車の隙をみて走って渡る。

ちなみに、こういう行動を、英語では「Frogger」というらしい。
もちろんカナダでは使わない。

ハイウェイを渡るとすでにCollectivoが待っていて、私たちを見てドアを開けてくれた。

なかなかなやれっぷりのバンの後部座席に乗り込み、子供にシートベルトをするように伝えると

「シートベルト壊れているよ!」

と子供。

そのまま少し待っていると、ローカルの人が続々と乗り込んできた。

3歳くらいの女の子を抱えたお母さん。
濃いアイラインを目の上下に入れているおばあちゃん。
ホテルで働く人

なんとなく満員になったので、バンは出発。

途中で小さな居住区に止まる。

リゾートの裏道、壊れた家と洗濯物

カラフルなコンクリートの壁、整地されていない道路、むき出しの洗濯物。
かろうじて家として機能しているような家が所狭しと建っている。
写真を撮ろうかとおもったのだけど、なんだかいたずらに写真を撮ることができなかった。

リゾート旅行者と、地元の人の暮らしのギャップを目の当たりにする。

その居住区を出てから20kmほどでTulumだ。
だけど、Collectivoはとにかく飛ばす。
私の運転では見慣れない速さで、窓の景色が流れていく。
背もたれのハンドルを握る手が緊張してくる。
まあ、地元の人は、「当然」といった感じで何も気にしてないし、
ドライバーも含めて誰もシートベルトなんてしていない。
まあ、壊れてるんだけど。

私の「当たり前」が「当たり前」でない瞬間はやっぱり新鮮だ。

とはいえ、無事にTulumに着き、友人一家とも合流。
彼女たちは"Free Shopping Tour"の餌食になっていたようで、ひどい値段設定の布を購入した代わりに、Subwayのサンドイッチ無料券をもらったそうだ。

さて、その後はトゥルム遺跡へ足を伸ばしつつ、メキシコらしい新たな英単語を学ぶことになった。次回へ続く

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