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Readyになる時を待つ

9月から4歳の娘もPreschoolに行き始めた。
といっても、週に2回、午前中だけ。

娘はものすごいシャイで、私から離れられなかった。
子供達がみんなきゃっきゃ遊んでいても、私の膝の上でじっとしている子。
3歳のときにPreschoolを試そうかと試みたけど明らかにreadyではなく断念した。

今年4歳になって、この1年で何をしたわけでもないけど、自分に自信がでてきたのか母親という安全地帯から少しだけ離れて冒険する気になったのか、驚くほどすんなりPreschoolにとけ込んでしまった。今では、毎日行きたくていきたくてしかたないくらい。

息子(兄)と娘の学校は同じ敷地にある。
お互い学校内でみかけることもあり、2人の共通のお友達もいるし、先生方も娘にも声をかけてくれるので、彼女の中で「学校=安全なところ」という方程式がなりたったのだろう。

それぞれ子どもには「Readyなタイミング」というのが必ずある。

Readyでなくても、無理を通せば子どもはやがて慣れていくものだと思うけど、できればタイミングが来るのを待ってあげるのがベストだと思う。
これはアカデミックなことにも言える。

2年間キンダーをやった息子

そういう意味で、息子をGrade1にあげず、2年目のキンダー(日本で言う年長さんを2回)にしたのも良かったんだなあと学校が始まってみてから再確認した。(Waldorfは生まれた月と子どもの個性によってキンダーを2年やります。) 

今年、クラスの中で一番年上になった息子は、去年よりも自分に自信もついたみたいで、「自分の軸」が育った感じがする。

去年まではたくさんの子どもに交じって、自分の安全な場所を確保するのに必死だったけれど、今年は、大勢のなかの1人でいることに自信を持っている。
自分の安全な場所は、みんながいるこのクラスだと認識したみたいだ。

自分の軸もなく、自分の中の判断も育っていないぐらぐらの状態で、無理してGrade1にあげていたら、周りの子にかなり影響されてしまったと思うし、自分の言いたいことや好きなことを自信を持って周りに伝えられなかったと思う。

親はどこまでも「見守り」なんだなあ。
そして、安全な場所はいつでもここにあるよ。と伝えていくことが大事なんだろうな。

焦らず信じる


時期を早めて野菜を植えても、たくさん実るわけではない。
植えるのにもベストなタイミングを待ってあげることで最大の実りを引き出せる。

子供を見ていてそんな風に感じます。

私的には、アカデミックなことよりも、大事にしてほしいことだったので本当によかったなあと思うし、そういう環境を作って、見守ってくれている先生達にも感謝です。

*2015年の記事より 娘は9歳になりました。7歳くらいまではあまり自分の意見を言えない子でしたが、最近はかなり我が出てきました!
ちょっと手を焼いているくらい。何事も、「Readyになる時」があるのだなあと思います。子育て前半楽したから娘はこれから手こずるかなあ〜。
息子は小さい時元気でヤンチャで目が離せず大変でしたが、今は穏やかで優しい11歳の少年です。学業も7歳まで読み書き一切教えませんでしたが、今はクラスで一番算数できるそうです。読み書きも問題ありません。
何を言いたいかというと、幼児期は少しくらいいろんなことを待っても全然大丈夫!その子のタイミングで芽が伸びていくのを感じます。

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