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【起業に学歴は必要無い?】学歴ゼロ・資金ゼロでD2Cブランドを立ち上げている事例を紹介

みなさんこんにちは。
FABRIC TOKYOの森です。

本日のテーマ”学歴なし資金なしでもD2Cブランドを起業できる”

成功者に見る、会社の成功と創業者の学歴の関係性。

ビジネスはよく難しい角度から語られがちだと思っています。
高学歴でなければ難しい、大企業出身でないと難しい、ビジネススクールに行ってMBAとっていないと成功しない、などと言われていますが、それは一面はあると思います。

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日本長者番付 by Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)

例えば、日本の経営者の長者番付を見てみると1位がユニクロを作った柳井さんで2位がソフトバンクの孫さんですが、このようなランキングを見ると高学歴な人が目立ちます。柳井さんは早稲田大学で、孫さんはUCバークレーを卒業しています。一方で9位のニトリ似鳥さん出身の北海学園大学や、11位日本電産永守さん出身の職業能力開発総合大学校などは決して高学歴とは言えませんし、3位のキーエンスの滝崎さんに至っては最終学歴が高卒ですし、20位以内には入っていませんが、ZOZOの創業者である前澤友作さん(23位)の最終学歴も高卒です。
(12位のベイシア(カインズ・ワークマン擁するHD)土屋嘉雄さんは学歴の記録がなく謎。)

未熟な人間である我々は、ついつい高学歴の人やMBAホルダーを見てしまうと優秀だと思ってしまいがちですが、学歴無しであっても、MBAなどに通っていなくても成功する事例というのはあるわけです。

億万長者を目指すわけではなく、人生の選択肢の一つとしての起業。

もちろん、全ての人が日本の長者番付に入りたいぐらい大成功したい人ばかりではないと思います。
自分が好きな事を仕事にしたい。人生で自分が自由なライフスタイルを送りたい。という1つの手段として起業というのがあると思います。
そういった話をする際に、やはりD2Cはコンシューマー向けのブランドを自分が非常に好きなプロダクト、自分が好きなジャンルでブランドを起業するというのが選択肢の1つとしては素晴らしい、いい事なのではないかなと思って僕はこのように情報発信しています。

学歴なし・資金なしでブランドを立ち上げた好例「RANDEBOO」

RANDEBOO(ランデブー)というブランドは2016年に創業しカップルでやっている会社です。男性が社長で、女性がブランドディレクターのようです。
現在 Instagram を見ると10万以上のフォロワー数を誇っていて、エンゲージメントも、1つ1つの投稿やストーリーズを駆使して、高い状態を作っているブランドです。

創業者の女性の方のインタビューを読んで、面白いなと思いました。
最初は彼氏の方が他の事業をやっていたようです。観光業をやっていたらしいのですが事業を失敗してお金がない時に、彼女が当時18歳か19歳くらいだったらしいのですが、メルカリで私物を売って資金を捻出したらしいです。山本正華さんという創業者の方なのですが、もともとモデルをやっていたようで、洋服やアクセがとても好きでそれを売って40万円まず資金を捻出したらしいです。
すごいですよね。
その資金を元にインスタグラムを初めて、まず最初は韓国のアパレル商品を輸入して販売することを始めたようです。
有名なD2CブランドでインスタベースのD2Cブランドだと 17kg(イチナナキログラム)というブランドがありますが、そこと似たようなやり方なのかなと思います。
その40万円を創業資金にして商品を仕入れ(おそらくドロップシッピング形式かな?)インスタコマースを立ち上げた後にオリジナルブランドをリリースしていった。

ドロップシッピングというのは最初に受注をしてあとに仕入れをするというやり方です。
その分納期が長くなって、サービス面は落ちるのですが、在庫のリスク無く始められるという方法で非常に最初にコマースを始めるときは有効な手段なのかなと思っています。

社員の平均年齢21歳。全員がインフルエンサーを目指す組織体制。

ブランドを創業して約4年くらいたっているブランドなのですが、社員の平均年齢が21歳らしく、とても若い会社です。
創業者の山本正華さんは北海道でモデル業を行っていて、高校を卒業して大学や専門学校に行かずにこの事業を始めていたようです。

組織づくりの方法がユニークだなと思うのが、まずアパレル未経験の社員ばかりを採用しているところ。アパレル経験者で組織をつくると、既存のアパレルの考え方に引っ張られてしまう、逆にアパレルの未経験者で固めることで柔軟な発想でブランドを運営できる、商品を作れるといった組織コンセプトを元に、アパレル経験が無い社員ばかり採用しているようです。

また、その社員ひとりひとりのInstagramのフォロワーが1万人以上のフォロワーを獲得しているようです。社員全員がインフルエンサー的役割をして、集客に活かしています。
例えばスタッフが10人いたとして、合計10万フォロワーになります。
月に3%人が買ってくれたとして、10万人の3%だから3,000人の購入が毎月発生することになります。

3,000人で客単価が5,000円だとしたら1,500万。1,500万の売り上げをSNSを起点に立てられ、しかもこれは集客コストがかからない(厳密にはフォロワーを増やすためのギフティングなどの経費はかかっているかもしれない)ので、収益性も高いと思われます。
当然顧客のエンゲージメントも高いはずなので、もちろん3%以上の人は購入してくれると思います。公式アカウントの10万フォロワーで、スタッフのフォロワーが1万人以上で10人いたとして、合計20万フォロワーで3%だと3,000万。とてもすごいです。年商これで3億円の会社は作れているわけです。3年くらいでここまで事業を持ってきているのは純粋に尊敬できます。
※会社情報や本人たちから聞いたわけではなく、あくまでの想定の話です。

ストーリーズの使い方なども見ていると、ユーザーとのやりとりでヒアリングやアンケートを取ることに力を入れているようで、ストーリーズの使い方も非常に上手だなと思います。非常に参考になりますね。

このように10代後半でアパレルのブランドをInstagramベースで立ち上げて、4年経った今では新宿ルミネにリアル店舗も出店しているくらい人気のブランドになっています。
ベンチャーキャピタルは全く入っていないはずです。(銀行の借り入れはしているのでしょうが)
あくまでもInstagram上で顧客を獲得し、リアル店舗も出して顧客のエンゲージメントを高める場所を設けているというのは非常に希望がもてる話なのかなと思っています。

ブランド規模拡大は社会インパクトを与えられるが、ブランド規模の拡大が必ずしも正しいわけではない

本日は「RANDEBOO」さんを例に、資金ゼロ学歴ゼロでも成功しつつあるブランドもあるというお話をさせていただきました。学歴がなくても成功をつかめるということがわかるかと思います。

D2Cブランドが最近増えてきてはいますが、まだまだ大成功しているブランドもないですし、IPOやM&Aしている会社もまだまだ例が少ないです。とはいえ事業の有効性が証明されていないという訳では無く、今はデジタル時代ですが、過去にブランドを立ち上げて成功した主戦場が、ただデジタル時代になってD2C型やSNSコマース型に変わってきているというだけの話です。
D2Cというのは、デジタル時代のブランドの立ち上げ方としては非常に有効なので、どんどん自分のブランドを作る人が増えて欲しいと思います。

BULK HOMMEやSparty(MEDULLAをやっている会社)、オーマイグラスや僕のブランドFABRIC TOKYOなどのように、ベンチャーキャピタル、事業会社で数十億円集めて事業をグロースしていって上場も見据えていくようなことは、全員が全員やらなくてもいいと思います。(僕たちがスケールを目指しているのは、スケールをさせた方が世の中に対してインパクトを与えられるからということでは共通しています。)
BULK HOMMEの野口さんは「世界で1番のコスメブランドを作る」と宣言していますし、オーマイグラスの清川さんは「RayBanを倒す」と宣言しています。そしてSpartyさんも「日本一のD2Cホールディングスを作る」ということを創業者のみなさんが非常に視座高く言っています。
(FABRIC TOKYOのぼくは。。。ぼくはもう少しゆるゆるしながら僕らもグローバルブランドをFABRIC TOKYOで作っていこうとしています!笑)

ただ、全員が全員スケールを目指す必要もないと思っていますので、自分が好きなことや自分のライフスタイルに合った働き方をする上でD2Cを起業するというのはありだと思っております。

ぜひ参考にしてみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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