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【サッカー観戦記】レアルVSソシエダ!③~試合編~

さて、いよいよ試合です。
寒いので、防寒対策をしっかりして、ホテルからスタジアムに向かいます。
試合の1時間前くらいには着くように出発しました。ザ・日本人です。

夜のベルナベウ

試合前に作戦会議を

地下鉄には、サポーターらしき人々が多く乗っているので、彼らの後を着いて行けば、道を間違えません。ただ、人が多いため、スリに注意です。
私も必要最低限のものしか持っていきません。

サンティアゴ・ベルナベウは8万人を超える収容人数。
試合後のスタジアム最寄り駅は人でごった返すと考え、なるべく安全に帰る手段を事前に妻と相談しました。
私たちはSol駅周辺のホテルに滞在していたので、地下鉄一本で帰れるよう、Nuevos Ministerios駅まで歩いて帰ることにしました。スタジアムから大通りを南に歩いて10分です。

中心地からも近いベルナベウ

さて、スタジアム到着。
地下鉄から地上に出ると、昼間には出ていなかった露店が多く出ています。
露店で試合のタオルを買いました。

様々なグッズを販売する露店

ベルナベウは、街の中心地から電車で15分程度…。
日本はどうしても郊外型のスタジアムが多く、アクセスするのに一苦労するので、こんなにも近いのは羨ましいです。
ヨーロッパのスタジアムは、中心地にあるからこそ、人々が使うジムが入っていたり、高齢者用の集合住宅やショッピングモールが併設されていたりと、単にサッカーを行う機能だけでなく、そもそもインフラの機能も担っているスタジアムが多くあります。
サッカーが地域に根付いている、文化となっている証拠ですね。

座席について

話は変わりますが、座席。
自席までは、難なくたどり着けました。

ゲート番号間違えずに

あるブログによると席の番号付けが変だとか、いろいろ書いてありましたが、ゲートさえ間違えなければ大丈夫です。自席付近に行くと、係の方が席まで案内してくれました。

無事着席。妻は喉が渇くので水を購入。
ペットボトルの蓋はピッチに投げ込まれないよう、回収されました。

さて、座席ですが、私は迷った挙句、試合内容も分かりやすいよう、バックスタンドの2層目、真ん中辺りをとったのですが、実際来てみると、もう少し近くても良かったかなー?と感じました。どうせなら、試合の迫力を間近に感じられる1層目が良かったかな?と。

2層目からピッチを見る

1層目はピッチと近いですが、試合内容が観にくくなるため、2層目より価格は安いです。今度観戦する際は、思い切って1層目を取ろうと思います。

試合開始

試合前のアップ

わくわくしていると、アップしに選手が登場。レアル側には惜しみない拍手。ソシエダ側には容赦ないブーイングが飛びます。

試合前のアップ風景

この時点では、まだまだ観客は入っていません。
適当に満喫しているうちに音楽がなり、選手入場です。

選手入場

いやー!かっこよかったです。
基本的にタケ・クボを応援しに来たのですが、ベンゼマ、クロース、クルトワ、バルベルデ、などなど、世界のスーパースターが目の前にいるのです!子どもの頃、横浜マリノスのラモンディアスを見て興奮した時とは比べ物になりません。

そして、気づいたら、スタジアムは満員。
8万人となると迫力があります。

試合開始

練習時と同様に、ソシエダボールになると容赦ないブーイングが飛びます。
特にキーパーまでのバックパス時は凄かったです。となりに座っている小学生ほどの子どもが身を乗り出しながら野次を飛ばします。
親は注意もしません。これも文化。
サッカー初心者マークの妻は“ソシエダのGKかわいそう”と言っていました。

さて、試合。
やはりラ・リーガ。1人1人の強度が高く、スピード感があります。

スピード感があるラ・リーガ

試合展開も早く、Jリーグや日本代表のように、横へのパスやディフェンスラインでのパスのためのパスなどは少なく、意図のないプレーは一つとして無いように感じました。
常に前に進むという意思を持ち、常にどこから攻めようか、どこに穴があるか考えているようです。皆、ハンターの目つきというか、日本代表も見習わなければならないポイントの一つです。

ハーフタイム

ハーフタイム前にはトイレ休憩などのために、観客が移動し始めます。
最後まで観ない精神は凄いです…。私は写真撮影に励みます。
後ろに座っていたスペイン人の若者が“写真撮ってあげるよ!”と言ってくれました。優しい…。

試合終了

後半にはマブダチモドリッチやアセンシオも登場!流石のプレーを見せてくれました。全体的にはヴィニシオスの突破など、分かりやすいプレーには、多くの観客がどよめきます。

試合風景

私は学生時代DFだったので、カマビンガが左サイドバックをやっていたことにびっくり。また、バルベルデは、中盤のどこにでも顔を出し、身体はそんなに大きくないですが、当たり負けしない具合はとても凄かったです。

最終的な結果は0-0と、ゴールシーンが無く、少し寂しい結果でした。
せっかくスペインに来たので、ワンゴールでも見たかったですが、しょうがないです。

スタジアムを後に…

試合後にも名残惜しく、写真をパシャリ。

試合終了

やはり、試合を見慣れている観客は、人が混まないうちに試合終了前に帰り始めます。もったいない!

外に出ると流石に人がいっぱい。
事前に決めたように、ひと駅分歩きます。
しかし、皆考えることは同じで、Nuevos Ministerios駅方面に行く人も多かったです。皆、混まないように早く帰ろうと、スーパー早歩きで帰ります。
思えば、スタジアム内もあれだけいた観客もハケるのが早かったように思います。同伴の方とはぐれないよう、ご注意ください。

地下鉄内は、人は多いですが、東京のラッシュを経験している私にとっては楽なものです。

頑張れ!タケ・クボ!

本当はタケ・クボを応援しにいきましたが、スケジュールの都合上、ベルナベウでの試合となったため、私は静かに彼を応援しました。

頑張れ!タケ!

タケ・クボは、立派に戦っていました。
8万人のサポーターを相手に、そして世界のスーパースターの集まりであるチームを相手に。アジア人は1人しかいません。
スタジアムでは、もとレアルである彼のプレー一つ一つにも容赦なくブーイングが飛びます。こんなところで、毎試合戦っていると思うと、感動しました。涙が出ます。彼はまだ21歳です。

海外に出て生活してみると、この大変さが身に染みて分かりました。
これからも批判に晒されることもあるでしょう…。
でも、これからも応援します。頑張れ!タケ・クボ!


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