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2023WBC日本優勝から感じた国内報道の気持ち悪さ

先日、WBCで日本が優勝した。
号外が配られ、新橋や道頓堀では、数百人の人が殺到したそうな。

私は野球があまり好きではなく、1次ラウンドから何一つ試合を観ていないため、何だかなー?と、疑問符が付く思いだ。

“そんなに興奮することか?”と。

“ワールド”という名が付いているとはいえ、本大会から1次ラウンドをやっと20か国に増やしたような大会であり、少なくとも前評判や実力から考えても実際に優勝する可能性がある国は、日本含め3~4国なのでは?と考えてしまう。
決勝の対戦相手のアメリカでさえ、アメリカ国内ではこの大会を冷ややかに見ている人も多い。メジャーリーグで活躍する超有名選手も球団との関係で一部しか出ていない実質2軍、3軍となると、いっそうである。

とはいえ、日本代表選手や関係者が成し遂げたことを否定する気はない。
“優勝する実力があった”と、実際に“優勝した”では、素人には分からない大きな壁があることと思う。

にしても、優勝した直後だからか、どこのTV番組をつけてもWBCに関する同じ内容、雑多な他愛もない内容を朝から晩まで永遠と放送している。

本当にそこまで時間を割いて放送するほど価値ある報道なのか?
それ以外にも報道する必要があるものはないのか?そう感じてしまう。
偏った情報であっても何の疑問にも思わず、享受してしまう、島国日本。
それじゃあダメだよね。と、そう思う。


私は英語の勉強のためにBBCやCNNを見ているが、めっきり日本の話題は出てこなくなってしまった。アジアの国々でヘッドラインを飾るのは中国やシンガポールといった国であり、日本の影は薄くなる一方である。

そんな中、最近、BBCでやっとやっと“JAPAN…”と聞こえてきたかと思い、一体何の話題かと思い耳を傾けると…。
“ジャニー氏の性虐待問題”の報道だった。
日本が世界的にみて遅れている人権問題。

しかし、この報道を国内で放送する、話題にするメディアはほとんどない。恥ずかしいことだ。BBCの報道では、そういった日本メディアの消極的な報道姿勢をも取り上げているにも関わらずである。

一体誰を、何を恐れているのだろう?自社の損益に関わるから?ジャーナリズムの精神はどこにいってしまったのだろう?(もともとなかったのか?)

あー気持ち悪い…。
この話題を政見放送で取り上げようとしている旧NHK党の方がまだ評価できると思ってしまうぐらいである。


われわれは日本国内での一辺倒な報道や常識に惑わされず、正しい知識や冷静な判断力を持たなければいけない。メディアリテラシーを身につけなければならない。
と、日本国内のメディアのレベル低下が余りにも激しく、気持ち悪いため、最近はよりそう思う。


最後に。
“世界で一番人気のスポーツは何?”
この問いを日本国内で行うと、未だに“野球”と答える人が多いように思う。

あなたはどう思いますか?

“野球”と答えた人に、いやいや、野球はオリンピック競技にも選ばれていませんよ!と言いたい。

大した内容でもないのに、スポーツ番組・スポーツニュースといえば、まず、野球が放送される日本。
毎シーズン、桜の季節になると訪れる、中身のないTV放送。
“〇〇選手がブルペン入りし、80球投げました。”

そんな情報報道しなくて良くないですか?


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