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26歳で新卒社員になった僕の新卒サバイバル術

こんにちは、yuichiroです。


はじめに

僕は一浪して大学に入り、プー太郎になった後大学院に行ったりしたので、新卒で社会人になったときは26歳でした。
ストレートに社会人になった人からは4年も遅れて社会人デビューしたのです。
先輩や上司にも年下の方がたくさんいました。
正直社会に出るまでは4年遅れのビハインドなど考えてもいなかったし、そんなものがあるとも思っていなかったです。
社会に出て、年下の方が成果をあげ活躍しているのを見たときにようやく現実を見て、焦りました。
このまま他の新卒と同じように過ごしたのでは、年下の先輩・上司には絶対に追いつけない、と。

そんな僕ですが、社会人10年を経験し36歳になった今、アートディレクターというポジションになり、年収もそこそこいただけるまでになりました。
当時の先輩や上司の方にもなんとか追いつけたと思っています。(もちろん僕よりさらに先に行った方もいますが)

そこで今回は僕が新卒時代に先輩方に追いつくために意識したこと、がんばったことなど書こうかと思います。

主にこれから社会に出る方や今新卒としてがんばっている方が同期や同級生よりちょっとでも抜きん出るための参考になれば幸いです。


生活編

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● 朝食は必ず食べる

仕事はかなり体力を使います。そして意外にランチまでの時間が長いです。
空腹ではやる気も出ないし、ランチのことばかり考えて集中力が途切れます。
朝ごはんはしっかり食べました。

● どんなに飲んでも遅刻しない

会社に慣れてくると飲んだ次の日遅刻する人が現れます。
上司によっては、しょうがねーなぁ、という感じで笑ってくれる人さえいるでしょう。
でもそれに甘えてしまっては同期に差はつけられません。
人がサボっているときこそ差をつけるチャンスです。

● 一駅前から歩いて出社する

30分前に出社はしていたのですが、会社にあんまり早く着きたくないという弱い気持ちもあり(笑)一駅前から歩いていました。でもこれが意外に体力向上に役立ち、風邪をひきにくい丈夫さを手に入れました。
また20分ほど歩くことで、考えをまとめる時間などにもなり、意外に良かったなと思っています。

● スケジュールは土日も含め1週間先は最低限埋めておく

特に新卒時代は土日は休みたくなるもの。休みくらいダラダラしたくなりますよね。でもそれだと同期に勝てません。
僕の場合はインプットのための時間と考え、美術館やデザインの展示会・セミナーの予定を積極的に入れました。また読書リストを作って読書の時間もあらかじめ確保しました。
(もちろん彼女とのデートの時間もちゃんと確保しましたよ 笑)

● 本物に触れるようにする

上記の美術館などもそうなのですが、なるべく本物のアートや体験に触れるように心がけていました。
ボーナスが出たら奮発して高級レストランやホテルに泊まる。高級車のディーラーやアパレルブランドに行ってみる。
そうすることでサービスやクオリティの上限を知ることができます。
僕の場合、自分のデザインが今どの程度のレベルなのか客観的に考える見る機会にもなります。
逆にトップのクオリティもこの程度でいいのかと思うこともあるでしょう。
体験を通して仕事の質を俯瞰して見れるようになることが大事だと思っています。


仕事編

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● 朝は始業開始の30分前に出社する

当時の上司がめちゃくちゃワーカホリックでいつも始業開始の1時間以上前には出社していました。最初はそれに合わせていたのですが、さすがにきつくなり最終的に30分前になりました😅
とはいえ、30分前に出社することで、メールチェックや、その日の業務の下準備などを始業開始前に終わらせることができ、始業と開始に本業務へフルコミットできました。集中力も高まっているので午前中に業務をたくさん進めることができ、納期がある中で精神的な余裕を作ることができました。

● 必ずメモ帳を持ち歩く

ポケットに入るサイズのメモ帳を必ず持ち歩いていました。
メモはPCでもできますが、PCがないときや突然呼ばれたときなどとっさにメモが欲しいときがあります。また、スマホでも可能ですが、アプリを開いたり、メモのページを作ったりと意外に初期準備に時間がかかります。
そんなときに紙のメモ帳は秒速で開けるし、すぐに書き込めることができます。
新卒時代には一度説明を受けたことは二度と聞き直さず、完璧にその業務を遂行することが重要です。新卒時代の業務は正直簡単なものが多い。だからこそこういったことが重要になるのです。
また、僕はメモ帳に付箋をつけて、項目をすぐに検索できるようにしていました。指示を受けたときにサッとページを開きすぐに対応できるようにするためです。
本当にこれだけでもかなりの信頼を得られますし、次第に重要な業務を任されるようになるので、ぜひ騙されたと思って実践してみてください。

● PCに付箋をつける

会社によっては付箋禁止のところもあるかもしれませんが、可能であればおすすめのタスク管理方法です。
アプリでも様々なtodoリストがありますし、僕も今はgoogleカレンダーのみで管理しています。
ですが新卒時は付箋で管理することをお勧めします。具体的には1タスク1付箋で記載します。それをPCのサイドに貼っていき、終了したら捨てていくのです。
物理的に目に見えることで、小さな達成感を重ねられますし、達成感を得られることでもっとタスクをこなしたいという気持ちが芽生え、スピードアップやスキルアップ、生産性の向上が可能です。
また、業務量や対応時間、現在のキャパシティなどがわかり、スケジュール管理やホウレンソウにも役立ちます。

● ホウレンソウ(報告・連絡・相談)は適度に行う

よくホウレンソウが大事と言います。こまめにホウレンソウをすることで上司が業務を把握し、緊急時の対応などもスムーズに行えるからです。
ですがあえてホウレンソウをしないことがあってもいいと思っています。
ホウレンソウをしないことで、自分で決断したり、危機を乗り越える対応力を身につけることができるからです。
もちろん重要なものや大きな仕事はホウレンソウをしてください。
ただ、小さな業務は自分の判断や決断で行うことで、仕事力が向上することもあるのです。
なるべく高い視座を意識し(社長になったような気持ちで)仕事をすることで仕事の精度は上がります。

● ランチ後は歯を磨く

子どものようですが、これは意外と大事だと思っています。
僕はデザイナーなので社外の人と会う機会は少ないのですが、社内のコミュニケーションは多いです。
そんなときに口臭が気になってしまうと思い切ったブレストなどができません。
いつもハキハキ話せるようにオーラルエチケットは気をつけましょう。

● 会社の飲み会に積極的に参加し、偉い人にお酌する

昭和的ですが、大事です。
誰だって自分に付き合ってくれたり、気を遣ってくれる後輩は可愛がりたくなります。
仕事とはいえみんな人間です。自分のお気に入りの後輩や部下にいい仕事を回したくなるのが人情です。
昔よりも会社の飲み会は少なくなっていると思いますが、だからこそ飲み会があるときは積極的に参加し、偉い人に可愛がられてください。
また、飲みに付き合ってくれるやつと認知されれば新卒の給料では行けないようなお店にも連れて行ってもらえます。
僕は本物に触れることが大事だと思っていますが、高いお金がかかるような体験はこのような機会を利用してしまいましょう 笑

● できる先輩の技を盗む

僕の場合はデザインが上手い先輩の制作データをもらって、どのように作っているのか研究するようにしていました。いいなと思った手法はどんどん真似をしました。同じ社内なのでその技を盗んでもいいのです。訴えられることはありません 笑
そして仕事をトレースしているうちに自分のオリジナリティが必ず出てきます。もちろんトレースしなくてもオリジナリティは出せるでしょうが、クオリティが違います。高いクオリティを真似れば、そこから生まれたオリジナリティも必然的にクオリティが高いのです。

● 仕事は70%の完成度で一度関係者に見せる

100%を目指すには時間がかかります。70%の完成度なら結構すぐできます。
100%にするのに100の時間がかかるとしたら、70%には30の時間で達成できる感覚です。
仕事というのはひっくり返るのが日常茶飯事です。スムーズに進む仕事なんて一割くらいなんじゃないでしょうか 笑
なのでなるべく早い段階で関係者に確認をとって出戻りが少ないようにするとストレスが少なくて済むし、関係者もフィードバックを返しやすいと思います。
その結果、最終的な成果物のクオリティが上がり、自分の評価にも繋がっていくのです。


息抜き編

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● ランチは必ず外に出る

ランチは息抜きと割り切って必ず外食をしていました。色々なお店を開拓し、ランチの一時間は仕事と切り離しプライベートな時間として楽しみました。
気分転換になり、午後の仕事に新鮮な気持ちで臨めます。
あまり食べすぎると眠くなるので注意が必要ですが 笑

● 貯金はしない

稼いだお金は全て趣味や自己投資、交友に使っていました。前述したように本物に触れたいという思いもありましたし、いちいちお金を気にして精神的なストレスを溜めたくなかったのです。
もちろん貯金や金融投資をすることでストレス発散になる方はそれでいいと思います。
ただ、新卒時代の年収が例えば400万円だとしたら、10年後800万円稼げるようになったときにすぐに400万円分の貯金などできるのです。(結婚や家族構成の変化などもあるので、ちょっと極端な言い方ですが)
あまりお金は気にせず生活を楽しみましょう。

● 適度にふざける

仕事とはいえ人生の大きな割合を占める時間です。
真面目なだけでは息が詰まってしまうし、どんな仕事が魅力的でも職場に対して疲れてしまうでしょう。
適度な雑談やチームメンバーの誕生日祝い、お土産の交換など、職場に友人を作る気持ちで適度に遊びましょう。
僕はよくお土産をメンバーのデスクのわかりにくい場所に置き(隠し)見つけたメンバーが驚くのを楽しみにしていたりします😅
やりすぎ感ありますが、デスクにおもちゃのカエルやヘビを隠して驚かしたりしたこともあります。(これは信頼感を築いてからでないとモラハラで訴えられる可能性がありますが。。)

● サボるときはサボる

僕が尊敬するある人が言っていました。
「風邪を引いたら必ず会社へ行く。同情してもらえるじゃん。逆に休むときは健康なときじゃないとせっかくの休みがもったいないよ。」と。
僕は風邪のときでも休んでしまいますが、なるべく健康時に有給を使うようにしています。
人生楽しみましょう。


以上、僕の新卒時代の過ごし方でした。
今でも実践していることもあるし、アップデートしたことや追加したものもあります。
でも新卒時代にやっていたことはこの程度です。
少なくともこれらを実践したことで評価は多少なりとも上がったし、今楽しく仕事ができるくらいにはなりました。

仕事は大変なこともあるし、辛いこともたくさんあります。
でも自分なりのルールやスタンスを決めることで過ごしやすくすることは可能です。
せっかくの人生、仕事も楽しくこなし思い通りの人生を生きられるようになったら最高だなと思います。

この記事がみなさんの参考になれば幸いです。

yuichiro


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