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転職が当たり前の時代だからこそ、スタートアップ1社で長く働いてみることの価値

エンジニア転職サービスFindyの山田です。私も、20代半ばから30代前半の約7年間を成長するスタートアップ・ベンチャー1社で過ごしました。

グッドパッチ土屋さんの以下の投稿に共感したのですが、転職が当たり前の時代だからこそ、逆に変化の激しい組織で長く働いた経験のある人の価値が上がっていると感じています。

特に、自分自身も成長期のスタートアップで7年間、浮き沈みある中で粘って働いたことが今では大きな経験とその後の自信につながっています。

急成長するスタートアップで5年以上働いている人は少ない

まずは、急成長するスタートアップで5年以上働く人が非常に少ないという点です。前職でもそれほど多くないですし、転職活動中の方のキャリアを見てもそうです。特に20人以下くらいのフェーズで入社して長くいる人は少ない傾向です。
(20人を超える頃には売上や大規模調達が行われているので会社のフェーズも変わってきており、スタートアップへのジョインのリスクも下がります。)

同世代もそれほど多くないので、20代半ばでスタートアップに入り、紆余曲折ありながら続けているメンバーでよく飲んだりもしていました。

組織の成長に個人がついていけない

売上や重要なKPIが急成長中の企業は組織も同時に急成長していきます。
従って、個人の成長が組織の成長に追いつけないフェーズが出てきます。

まとめるとこんなステップです。
・急成長期のスタートアップは同時に組織も急成長する
・個人が組織の急成長に3年以上、ついていくのは非常に難しい
・特に20人未満のスタートアップには経験値が低い人が入社するため難易度が上がる

個人としても25歳でスタートアップにジョインして、26歳でリーダーになり、パートタイム含めて20人くらいのチームを持っていたのですが、うまくマネジメントできず27歳で降格になりました。

その時の話はこちらです。

降格した際は正直何度も辞めようと思いましたw

個人の成長痛を乗り越えた人材の価値は高い

一方で、この成長痛を乗り越えた人材は非常に貴重な戦力になり、経営やそれに近いポジションまで短い期間でたどり着くことが多いです。また、他社に転職する際にも高い評価を受けるはずです。

個人としても30歳くらいでレアジョブで執行役員になっていました。一度降格してから、反省して眼の前のことにがむしゃらに取り組んできた結果かもしれません。

そして、個人としても、取締役会への参加や大規模な資本業務提携の陣頭指揮、人事制度の議論、幹部採用等、面白いテーマに向き合う機会をもらい、視座が上がった気がしております。

実際に起業前に自分の市場価値を確認する意味でヘッドハンターにも会ったのですが(その際の方、申し訳ございません…)、確実に自分の市場価値が上がっており、起業する自信にもつながりました。

なぜ市場価値が上がったのか、改めて書きたいと思います。

成長痛を乗り越えられる組織づくりをしたい

個人としては辛い時期もありましたが、成長痛を乗り越えたことで、世界の広がりというか、単純に自信につながりとてもいい経験になりました。

これをFindyのメンバーにも体験してほしいというのが強い思いです。せっかくこんな小さい会社に来てくれるのだから、この会社に入ってよかったと思える組織づくり、その結果のキャリア形成へコミットしたいと思っています。

そのためには、メンバーとしっかり話す機会を持つとともに、失敗して落ち込むのではなく、次に活かせる文化を作っていきたいですし、妥協せずにちゃんとフィードバックをしていけるようになりたいと思っています。

ぜひぜひFindyも積極採用中です。スタートアップで働いてみたい方はぜひお待ちしています。