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スタートアップは「採用の発明」をしているか?

起業してから、1,000人を超えるエンジニアを採用している経営者、CTO/開発チームのリーダー、人事にお会いする中で、伸びているスタートアップは採用の発明もしている、ということに気付きました

「採用も」というのは、

・プロダクトの発明
・マーケティングの発明
・採用の発明

の3つの発明をしているスタートアップという意味で「採用も」という表現を使っています。

最近だと、メルカリさんが常に新しいことを始めて、世の中の採用トレンドをつくり、育ててきました。

・採用広報
・自社のオウンドメディア活用
・自社イベントの開催
・ミートアップの開催
・GitHub採用
・外国人採用の積極化 

等、たくさんの新しい発明を行ってきました。特にカスタマーサポート職のミートアップは非常に新鮮でした。もちろん全てが一番最初ではないかもしれませんが、世の中のスタンダードにいくつもの施策を育て上げてきた部分も含めて大きな発明の数々だと思います。

直近のいわゆる「ザ・スタートアップ」(50人以下の企業群)ですと、当然ですが、新たな採用の発明をしていかないと採用競争は勝てませんし、新たな発明が始まりつつあります。

具体的には、

・フリーランス・副業など多様な働き方の人を巻き込む
・リモートを活用し、東京在住以外の人材を活かす
・オフィスそのものを無くすTwitter採用

等などです!

どれが正解かはまだ誰にも分かりませんが、この「採用の発明」競争(お金のない中で工夫をする競争)は常に繰り広げられていますし、昨今の人口減を踏まえると、「採用の発明」がもっとも重要なスタートアップのKSFになってきていると感じます。

※実際にVCのHR担当者が増えています。

ちなみにFindyでは以下のように副業やフリーランス等、多様な働き方の人に積極的に参画していただき、組織づくりをしています。

© yuichiro826

これは採用の発明、という意図も、もちろん大きいですが、何よりも普通に採用活動をやっていては優秀な人が採用できない、からです。この結果、大手メガベンチャーや大手製造業、元戦略コンサル等、多様なメンバーがフリーランス・副業・社会人インターンとして参画してくれています。

「週5で40時間、オフィスでバリバリ働く」

の次の「採用」「働き方」の発明はどこにくるのか、COMEMOでも議論してみたい話題ですね。