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入社したスタッフにTwitterでの発信やOSS活動を推奨する話

noteデビューです。

自社で運用しているブログメディアであるFindy Engineer Lab採用マーケティング研究所は事業と関連があることを書いているのですがnoteではスタートアップを立ち上げる中に普段感じていることやマネージメント面で意識していることなどを中心に、雑に適当に続けられるように書いていきたいと思います

まず一つ目入社したスタッフに Twitter や OSS 活動の推奨をしている話からです。

スタートアップに入社する時点で1社で人生を終える可能性は極めて低い

新卒で入った三菱重工なら勤続40年も珍しくないですが、自分が立ち上げているスタートアップ(Findyです)に入社した時点でその会社で仕事人生を最後まで終えるということはかなり少ない可能性が高いと思っています。

もちろん我々スタートアップ経営者もゴーイングコンサーンな、続く企業の立ち上げを目指して日々取り組んでいます。

ただ、大企業と異なり変化の大きさが取り柄のようなスタートアップで長く働き続けるというのはなかなか難易度の高いことです。

また、敢えてスタートアップにジョインしてくる方も、変化を求めてきていることが多く、当然一生安泰ではなく何らかのスキルや経験を得たい、挑戦したいと思っている飛び込んでみるのが正直なところではないでしょうか。

だからこそ、今の会社での、Findyでの価値だけではなく、せっかくこの小さな会社にジョインしてくれた以上は、将来の価値も高まるような仕事の場を提供できればと思っています。

これは僕自身もレアジョブというベンチャーに10人以下のスタートアップ時代にジョインして6〜7年働く中で、実際に自らの価値が高まってきたと感じているからです。

社内だけではなく社外に向けてアウトプットを発信していく

社内だけでなく社外に向けてもアウトプット、発信を心がけて言ってほしいなと思っています。

例えばエンジニアでOSS 活動や、あるいはイベントの LT で発表するなどは推奨しています。また、RubyKaigi などカンファレンスへの参加も会社から予算を出して行ってきてもらうようにしております。もちろん、社内への還元および学びの発信というところは意識していますが、個人の価値を常に向上させていくような機会を創っていきたいと思っています。

またその結果を、自分の中だけではなく社内外へのアウトプットをして行ってほしいなという常々思っています。

強い個人が集まる組織が本当に強くなる時代

なぜ、個人の価値あるいは個人の発信力という所にこだわっているかと言うとやはり強い個人の集まる組織が本当に強い組織になる時代になってきているからと考えているからです。

新卒で入社したハードウェアの世界では比較的トップダウンでたくさんの人が関わって、一種類のプロダクトを開発し大量に生産して売っていくことで利益を上げる構造でした。

従って、個人の力というよりは組織の力こそが競争力であり、当然個人として秀ですぎている人がたくさんいる組織ではなく、集まった人の総合力で勝負をしていました。

一方で、ソフトウェアの世界はオープンソースの発展を受けて個人でもプロダクトやサービスを生み出しやすくなってきています。例えば Facebook 自体も一人のエンジニアから生まれたサービスが世界に浸透していきました。

また、アルゴリズムの世界になると、更に個人のアルゴリズムを設計できる力が強くなると考えています。そんなビジネスの中心がソフトウェア、或いはアルゴリズムに移行する中で組織作りの基礎として、強い個人の集合体こそ競争優位性が高いという考えているからです。

個人として成長できる組織に、人は居続けたいと思う

前職時代にマネジメントとして意識していたのは常に新しい価値を身に付けられる場所であり続けることでした。そして、その結果が人を組織にリテンションしていく上で最も効果的であるということを前提に、個人が価値向上も実感できることを意識して個人目標や組織の設計していました。

矛盾しているようですが、人はいつでも転職できると思えば思うほど実はその組織に居続けても大丈夫と思うものです。だからこそ、ここにいればいつでも価値ある仕事ができる人間であり続けられる、そして会社も新たなことに挑戦できるそんな環境こそ、人が居続けたい組織になると思っています。

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